■ベビーシッターを利用して手に入れる「受託証明書」とは?
受託証明書とは、認可保育園への入園申し込みの際に、既にベビーシッターや認可外の保育施設等※に預けていることを証明するもので、これにより調整指数として加点をもらえる地域が多いのをみなさんご存知でしょうか。調整指数の点数や基準は区によって様々ですが、「兄弟姉妹の在園」「単身赴任」「ひとり親世帯」などの状況がない場合、加点自体をもらうのがなかなか厳しいのが現状です。となれば、家庭環境や生活環境以外で、加点対象となりやすい受託証明書の有無が保活の大きな分かれ目となる場合もあるといっても過言ではないようです。今回は受託証明書を活用して保育園に入園した方のインタビュー、そして23区の加点状況についてまとめていますので、保活中の方は必見です。

※東京23区すべてにおいて受託証明書はありますが、受託証明の対象となる施設・有効となる条件等は区によって異なります。詳しくは、各自治体にお問い合わせください。

【例:港区の受託証明書】

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■受託証明書を活用した保活最前線! インタビュー
実際にベビーシッターを利用して受託証明書での加点をもらい、この春希望の認可園への入園を決めた方にインタビューしました。

・品川区33歳 メーカー勤務女性
状況:2015年12月第1子出産、2016年10月にベビーシッターを利用して復職。この春第一希望の認可保育園に1歳児クラスで入園内定

激戦と言われている品川区に在住しています。この春1歳児クラスへの入園を希望していましたが、育休明け4月復職ではまず無理と思っていた方がいいと周りから聞いていたので、昨年中に復職することを決めました。とはいえ、妊娠中から認可外保育園への保活はしていたものの、年度途中では認証保育所などへの入園も難しく、早く復職したくても預け先がなくて本当に困りました。そんな中、ベビーシッターサービスの存在を知り、ベビーシッターを利用して昨年10月に復職しました。この春まで育休を取得していた友人の多くは認可園への入園が叶わなかったと聞いているので、受託証明書での加点が入園の決め手になったのだと思います。あのとき決断して本当に良かったと思っています。


■東京23区 各自治体の現状(2017年3月現在)
以下受託証明書の基本となる、認可外保育やベビーシッター利用が「調整指数」としてどの程度もらえるか調査しました。

23区 受託証明書加点 条件 詳細リンク
千代田区 1~2点 ・月極での受託実績・1日4時間以上かつ週3日以上 URL
中央区 3点 ・月極での受託実績・週3日以上・1日4時間以上・2ヶ月以上 URL
港区 1点 ・月極での受託実績 URL
新宿区 2点 ・月極での受託実績 URL
文京区 1点 ・6か月以上の受託実績 URL
台東区 8点 ・週3日、昼間4時間以上の受託実績 URL
墨田区 2点 ・月極での受託実績・月 48 時間以 URL
江東区 2点 ・月極での受託実績・⽉16⽇以上で1⽇4時間以上 URL
品川区 3点(2万未満1点、認証2点) ・月極での受託実績・申込締切日の月初に就労・月額20,000円以上 URL
目黒区 2点 ・週3日以上かつ1日4時間以上の受託実績 URL
大田区 2点(2万円未満 1点) ・月極での受託実績 URL
世田谷区 5~6点 ・有償での受託実績 URL
渋谷区 2点 ・有償での受託実績 URL
中野区 6か月以上2点,3ヶ月以上1点 ・月極での受託実績・月48時間以上 URL
杉並区 6か月以上2点,1年以上3点,1年半以上4点 ・月極での受託実績・1日4時間以上、かつ1か月12日以上・6か月以上 URL
豊島区 1点 ・3か月以上の受託実績 URL
北区 ・3か月以上の受託実績 URL
荒川区 ・有償での受託実績 URL
板橋区 1点 ・1か月以上の受託実績・1日4時間以上、かつ1か月12日以上 URL
練馬区 2点 ・有償での受託実績・一定時間以上 URL
足立区 2点 ・月極での受託実績・2カ月以上の受託実績 URL
葛飾区 2点 ・2か月以上の受託実績・週4日、6時間以上 URL
江戸川区 1点 ・保育ママへの受託実績(ベビーシッター対象外) URL

△:加点はないが、同一保育指数となった場合に利用調整として有効
※上記資料は、区によって平成28年度の情報と平成29年度の情報があります。最新情報など詳しくは各自治体にお問い合わせください。

上記の通り、江戸川区の保育ママへの受託実績を除いては、どの区も加点対象もしくは同一保育指数になった場合に有利になるということがわかりました。特に台東区では、兄弟で認可保育園を希望する(4点)やひとり親世帯(5点)に比べてもベビーシッターに有償で預けることにより8点を加点されたり、杉並区でも、兄弟加点(1点)に比べて一定期間シッターに預けることで2点〜4点の調整加点をもらうことができたりと、激しい保活を制するためには一定期間シッターを利用することも、認可保育園入園の近道と言っても過言ではないようです。現在の保育園に入れない現状を踏まえて戦略的にベビーシッターを利用して、無事認可保育園に入園できたという方もいます。たかが1点、されど1点。その1点が足りなくて、復職が1年遅くなるかもしれないと思うと、賢くベビーシッターは利用したいものですね。

キッズラインでは利用実績に応じて、各区の受託証明書の記載が可能です。
詳しくはこちらをご覧ください。

なお、受託証明書への記載内容は、受託期間・保育時間・保育日・保育料・契約形態(月ぎめ等)など各自治体によって異なり、同時に両親が就労等をしている状態を申込締切日において確認できることが必要です。(育児休業中、産休中、求職中は適用不可となる場合が多いようです。)詳しくは各自治体にお問い合わせください。


■認可保育園に入れなかった方へ!

キッズラインでは、ベビーシッターに自宅保育をしてもらう「キッズライン保育園」を開校中です。キッズラインに登録する保育士などの資格を持つベビーシッター700名の中から、先生(シッター)を自分で選ぶことができ、自宅を保育場所とする便利で安全なサービスです。保育内容も個別にオーダーでき、入園時期はお子様の生まれ月に関係なく「預けたい」時にいつでもだれでも入園することが可能です。もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
https://kidsline.me/magazine/article/75