昨今混雑時のベビーカー利用について度々論争になっていますが、今回その実態を探るべく、キッズラインに登録するママ340名にベビーカーの利用に関するアンケートを実施し、当事者であるママたちのベビーカー利用実態について調査してみました。

|調査概要|
・調査期間:2017年1月14日~1月16日
・調査対象:子育て中の女性:340名
・調査方法:インターネット調査


ベビーカー利用時に嫌な思いをしたことがある人は、56.8%と半数以上!


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続いて、嫌な思いをした具体的な場所を聞いたところ、
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嫌な思いをした場所の1位は、「電車内」という回答で59.3%、続いて「駅構内」が50%と、ほとんどが公共交通機関での嫌な思いをしたという結果になりました。

電車内での冷たい視線、舌打ちや邪魔者扱い、ベビーカーを蹴られたという体験談も


嫌な思いをした方の体験談を具体的に聞いたところ、「エレベーターでベビーカーは乗せてもらえず邪魔者扱いされた」という方が21%、電車やバスなどの公共交通機関内で、「舌打ちされた」という方が18%にのぼり、約5人に1人がエレベーターもしくは電車内で嫌な経験をしたことがあると答えました。
その他には、「ベビーカーを蹴られた」というエピソードや、「バスの運転手に迷惑そうな言動をされることがよくある」という悲しい経験をした方もおり、ベビーカーで移動するママの肩身の狭さを感じる体験談が多く集まりました。

ベビーカー論争、ママの叫び「事情を理解し、優しく接してほしい」


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ベビーカー論争の渦中にいるママは、どう思っているのでしょうか?9.3%の人が「不快に思う」ときっぱり答えた一方で、「事情を理解し、優しく接してほしい」と答えた方が61.6%と過半数を占めました。

ベビーカー利用者に対して厳しい意見を投げかける人の中には、「そもそも混雑時には子連れで外出すべきでない」という意見も見受けられます。
しかし実際は持病(腰痛など)で抱っこ紐を利用できない場合や、仕事や空港・病院など子連れで行かなければならず、止むに止まれずベビーカーを利用しているという意見も集まり、「ママの事情も理解してもらって優しく接してほしい」というママの叫びが浮き彫りになりました。

一方、ママの中からも傲慢な態度を取る人に対して、「反対する人の気持ちも理解できる」という意見も寄せられ、ベビーカー利用者のマナーとモラルも求められています。
今後は日本でも、海外のように子どもや子ども連れママを温かく受け入れてくれる空気や風潮が広がることが求められるのではないでしょうか。

子どもを預けて出かけたいのは、1位「仕事」、2位「病院」、3位「自分のリフレッシュ時」


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子育て中のママに子どもを預けて外出したいシーンを聞いたところ、「仕事」や「病院」など必要に迫られた場面をあげる方が多くいました。
最近では企業内託児所の設置なども進んでいますが、通勤ラッシュ時に小さな子供を連れての移動は危険を伴い、ママにとっても周囲にとっても負担になる場合が多くあります。
混雑を避けた時間帯での通勤、安心して子どもを預けて仕事に行ける環境作りこそ、今働く親が一番求めているのではないかとキッズラインは考えます。
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