キッズラインでは、発生した事案を共有することで、利用者皆様の安全意識の向上を目的としヒヤリハット事案を配信しております。
細心の注意を払ってサポートしていても、お子様の行動とほんの少しの不注意により予期せぬ事故が発生することもあります。
コロナ禍でも密を避けられるため、公園や広場での外遊びのご依頼が多いと思います。
しかし、遊び慣れた公園でも「いつも遊んでいるから大丈夫」と、大けがに繋がるケースもあります。改めてブランコ他遊具を用いた遊び方について注意しましょう。
以下を必ずご確認ください。
■ブランコ遊びに潜む危険・事例
※「医療機関ネットワーク事業」と「事故情報データバンク」に寄せられた事故情報をもとに作成され、消費者庁から共有されている事故事例を以下に紹介します。
ブランコの構造上、落下事故が多く報告されています。
また、落下した所に戻ってきたブランコの座面とお子様とが衝突する事例もあるようです。
さらに、ブランコの周囲で遊んでいたり、走っている時に勢いのついたブランコにぶつかってけがをすることもあるなど、落下するのみでは済まされず、多様な事故の発生原因となっています。
【事例1】ブランコからの飛び降り
年齢・性別 :1歳 女児
症状 :眼窩底骨折
経過 :ブランコから飛び降りた時、バランスを崩して顔面から前に倒れてしまい、眼窩底骨折と診断されて手術を受けたが、視力障害が残った。
【事例 2】手離し運転で転落
年齢・性別:4歳 女児
症状:顔面打撲
経過:ブランコを漕いでいた時、手が離れてしまって勢いよく落ち、ブランコの柵に顔を強打してけがをした。
■公園遊びで発生しやすい事故
平成 28年2月10日の消費者庁による調査によると、公園内での事故につながる要因として多いブランコ以外の遊具として、以下が挙げられております。
・滑り台(アスレチックなどの複合遊具を含む)
・鉄棒
・ジャングルジム
・雲てい
■公園内の事故防止のために
普段遊び慣れている公園だからといって、事故が起きないとは限りません。
またお子様は行き慣れていていたとしてもサポーターにとっては初めての公園という場合もあります。安心安全なサポートのために以下の内容をご確認いただきますようお願いいたします。
(1)施設や遊具の対象年齢を守る
施設や遊具には対象年齢があるものがあります。
小さな子供を年齢に見合わない高さの遊具で遊ばせることは、事故を引き起こす原因になります。
※近年では遊具に対象年齢を記載したマークが表示されています。
遊ぶ前に対象年齢か確認しましょう。
(2)6歳以下のお子様にはサポーターが付き添う
消費者庁に寄せられた事故情報では、6歳以下の事故が7割を超え、大人が一緒にいても、目を離した隙に事故が起きていることもあります。
特に、転落による事故が多く発生しているため、高さがある遊具を使う場合は、目を 離さないように気を付けましょう。
(3)お子様の服装や持ち物に注意!
消費者庁に寄せられた事故情報では、遊具に服の一部や持ち物が引っ掛かったり、絡まったりして、死亡に至った事故もありました。
ひもやフードの付いた子供服や、肩に掛けるかばんやリュックサックのベルト等は、遊具に引っ掛かかって思わぬ事故に繋がる可能性があります。
特に、首は身体の中でも弱い部位で、首を締め付ける事故は命に関わるため要注意です。
(4)遊具ごとの使い方を守らせる
滑り台で反対側から登る、柵を乗り越えるなど、本来の使い方でない遊び方をして、大きなけがを負った事例もありました。
子供にとって本来の遊び方と違う使い方で遊ぶことも楽しいことですが、正しい使い方を伝え事故を防ぎましょう。
(5)遊具を使う順番待ちでは、ふざけて周りの人を押したり突き飛ばしたりしないように伝える
大きくなると、子供たちだけで遊ぶ機会が増えますが、不用意に飛び降りたり、ふざけたりしないよう、日頃から伝えていきましょう。
(6)天候にも配慮する
屋外に設置してある遊具では、雨に濡れて滑りやすくなるものもあります。公園やアスレチック場などの屋外の遊具で遊ばせるときには、天候にも注意しましょう。
(7)遊具の不具合や破損を見付けたら、利用を控え、管理者に連絡
遊具の部品の一部が緩んでいる、腐食が見られるなどの不具合や壊れている箇所を見掛けたら、利用を控え、管理者に連絡してください。
【※参考文献】
消費者庁
Vol.398 公園の遊具での事故に注意!
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20180419/
スポーツ庁
ブランコでの事故事例と防止対策
https://www.mext.go.jp/sports/content/1397128_5-3.pdf
