全国で24時間スマホで呼べるベビーシッター・家事代行サービス「キッズライン」を運営する株式会社キッズラインでは、すべての皆様が安心安全にご利用いただくために、様々な取り組みを行なっております。
保育の現場では、これまで「当たり前」とされてきたことや、「良かれと思って」行われてきた対応であっても、社会の価値観の変化とともに見直しが求められる場面が増えています。
このたびキッズラインでは、保育者として特に配慮すべき事項として、【身体的接触】および【写真撮影】に関する留意点について、サポーターへ改めて周知を行いました。
以下にそのご案内内容をご報告いたします。
━━━━━━━━━━━━━
1. 身体的接触について
━━━━━━━━━━━━━
ご家庭内では許容されているような行動であっても、サポーターは保育者としての立場において、身体的接触について十分に配慮する必要があります。
【1】キスや体の密着など、保育上不要な接触について
キスをしたり、不必要に身体を密着させたりするような接触は、保育上必要のない行為とされ、場合によっては児童虐待や性的加害と捉えられる可能性もあります。
保育者として子どもと関わる以上、常に社会的責任を意識し、適切な距離を保った関わりを行う必要があります。
【2】感情に基づく接触について
「泣いているから頬を撫でた」「かわいくて頭をなでた」「甘えてきたので抱き寄せた」といった行動は、保育者にとっては親しみや愛情の表れでも、保護者の皆さまからは「やりすぎではないか」「そこまで触れてほしくない」と受け止められることがあります。
このため、手をつなぐ、抱っこをするなど、保育上必要な範囲にとどめ、
頬を撫でる、髪に触れる、頭をなでる、体を包み込むように抱き寄せる等の行為については最小限に留めるよう指導を行っております。
また、お子様の表情や反応にも十分配慮し、「触れられたくない」というサインが見られた場合には、速やかに距離を取るよう周知しております。
━━━━━━━━━━━━━
2. 写真撮影について
━━━━━━━━━━━━━
サポート中の写真撮影についても、明確なルールを設けております。
キッズラインでは、着替え中・おむつ交換中・衣服を着ていない状態での撮影は禁止としており、プライバシーの観点から、日常の保育の中で不用意な撮影が行われないよう、サポーターに対し繰り返し注意喚起を行っています。
写真撮影は、お子様が安心できる服装・場面に限定し、保育記録や保護者との連携を目的とした必要最小限の範囲で行うように指導しています。
撮影後は、誤送信がないかを必ず確認のうえ、送信が完了したら速やかに自身のデバイスから削除するよう徹底を図っております。
━━━━━━━━━━━━━
3.社会的な背景と私たちの取り組み
━━━━━━━━━━━━━
現在、社会全体として「子どもの権利」や「保護者との信頼関係」を重視する傾向が強まっており、以前は当たり前とされていた行為でも、現在では不適切とされる場合があります。
私たちは、こうした変化をふまえ、保育における関わり方も今の社会的な基準や価値観に沿ったものに見直すことが重要であると考えています。
お子様一人ひとりの気持ちや、ご家庭ごとの大切にされている価値観に寄り添ったサポートの提供に向けて、今後もサポーターとともに真摯に取り組んでまいります。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
キッズラインでは引き続き、安心安全に努めてまいります。
■本件に関するお問い合わせ
https://kidsline.me/service/inquiry
本ページ内のデータについては、特に記載のないものについては記事執筆時点で最新のものになります。