子どものお世話は1人でも大変なこと。最も大変な乳児期が落ち着いて一息付けると思っていた矢先に、2人目が生まれるのが年子育児です。「年子育児の大変なこととは?」「大変なことだけでなく楽しいことも知りたい!」「うまく乗り切るコツが知りたい!」など、今回は年子育児のメリット・デメリット、大変な時期や乗り越えるコツをご紹介します!

年子の定義は「1歳差」だけではない?

実は意外と知られていないのが年子の定義。年子とは「同じ母親から1歳違いで生まれた子ども」のことを表します。上の子どもが2歳の誕生日を迎える前に下の子どもが生まれれば「年子」と言えます。


そのため、同じ年子でも「一学年違いの年子」と「二学年違いの年子」が存在するのです。上の子どもが早生まれで、下の子どもが翌年に生まれた場合、二学年違いの年子になります。仮にほぼ2歳差でも、上の子どもが1歳代で下の子どもが生まれれば、年子の定義に当てはまるのです。

年子育児のメリット・デメリット

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0歳から2歳の時期に年子となると、猫の手も借りたいほどの大変なイメージがつきますが、具体的にはどのようなことが起きているのでしょうか?ここでは、年子育児のメリット・デメリットについてみていきましょう。


【年子育児のメリット】


年子育児のメリットは、なんといっても上の子どもと下の子どものタイミングを合わせやすいということです。具体的なメリットは4つです。


① 離乳食や夜泣き対応を同時に済ませられる
兄弟が2歳差以上離れてしまうと、一からやり直すことが多くなり「この間経験したばかりなのにやり方を思い出せなくて一苦労」なんてことも。


一方、年子ならこれまで上の子どもに対して行ってきたことを引き続き下の子どもにも行えばよいので、タイムラグが少なく、覚えていることが多いもの。
ベビー用品や離乳食の調理器具などをすぐにお下がりとして使えるのもメリットです。


② 予防接種のスケジュールを立てるのが楽
低月齢のうちは予防接種のラッシュです。年子なら上の子どもも予防接種に通う機会が多く、一緒に済ませられます。嫌がる子どもを連れて小児科を受診することは、気力も体力も必要です。この疲労を一度で済ませられるのは年子ならではといえるでしょう。


③ 上の子どもが赤ちゃん返りしない
2歳差以上の兄弟の場合、上の子どもは自立してできることが増えていきます。ママパパが下の子どものお世話に時間を割くため、上の子どもから目を離してしまいがちです。上の子どもは下の子どもにヤキモチを妬いたり、赤ちゃん返りしてしまうこともあるでしょう。


一方、年子の場合は上の子どももまだ手のかかる時期です。ママパパは二人同時に手をかけなくてはならず大変ですが、上の子どもの気持ちを満たすことができます。そのため、上の子どもに「赤ちゃんにママパパをとられた」という感覚がありません。むしろ、下の子どもに興味津々で、ママパパの真似をして下の子どものお世話をしようとする姿もみられるでしょう。下の子どもの月齢がある程度進んでくると、年齢が近い上の子どもと仲よく遊べるようになります。


④ 行事を一緒に済ませられる
年子の場合、七五三や園の運動会などの行事が同じタイミングでやってくるので、同時に済ませられます。特に七五三は写真スタジオの費用やアルバム購入費、お祝い返しなど出費がかさむイベント。年子なら同時に終わらせてしまえば出費も一度で済みます。なんといっても、イベントで可愛い姿を2人同時に見られるのは親心として嬉しいものです。


【年子育児のデメリット】


年子の場合、ほぼ同時に済ませられるものが大半ですが、実は微妙にタイミングがずれて対応に困ることもあります。そこで、ここでは年子育児のデメリットを3つご紹介します。


① 生活リズムが違う
上の子どもと下の子どものお昼寝やお腹の空く時間帯が異なることがあります。上の子どもと下の子どものどちらに生活の軸を合わせればよいのか分からず、困惑してしまうママパパも少なくありません。


② 上の子どもより下の子どもが優先になってしまう
二人同時に同じ要求をしても、やはり下の子どもを優先させてしまう場面が多いのが年子育児です。「本来なら上の子どももいっぱい甘えたい時期なのに」とわかっていてもできずに悩んでしまう方もいらっしゃることでしょう。


③ 授乳期とイヤイヤ期がかぶってしんどい
上の子どものイヤイヤ期と、下の子どもの授乳期がかぶってしまい、ママが心身ともに大きなダメージを受けてしまうこともあります。イヤイヤ期は1歳半〜2歳にかけて、自我の芽生えに伴い起きる強い自己主張のことです。これまで聞き分けよくニコニコ笑っていた我が子が、何をしても「イヤ!」となってしまい、育児がし辛いと感じてしまう方も多いことでしょう。


昼間は上の子どもの癇癪やイヤイヤスイッチに翻弄され、ゆっくり休む間もなく夜間は授乳をしなければならないともなれば、ママは常に睡眠不足で疲弊してしまいます。

年子育児のお悩みあるある

育児は悩みがつきものです。しかし、年子育児特有のお悩みもあります。そこで、年子育児でよくあるお悩み5つをご紹介します。


① お風呂にゆっくり入れない
上の子どもも下の子どもも手がかかりきりの状態でのお風呂は、常に気を張っていなければならず、ゆっくり入れない日が続きます。日々の疲れがたまっている上にお風呂でものんびりできないのは、時にストレスと感じてしまう日もあることでしょう。


② 食事がバタバタ
上の子どもがある程度自分でご飯を食べられるようになっても、食べこぼしなどがあると食後の後片付けも一苦労です。下の子どもの授乳や離乳食を食べさせながら、上の子どもの様子も見つつ、自分のご飯を食べるのは至難の業。ママがゆっくりご飯を食べられるタイミングが中々ありません。


③ 消耗品の出費が多い
洋服やベビー用品はお下がりで使えますが、おむつなどの消耗品は買わなければならないので、出費が一気に増えます。


④ 寝かしつけのタイミングに困る
上の子どもは体力がありあまっているけれど、下の子どもは眠くてぐずってしまうということはよくあることです。できれば「上の子どもも下の子どもと一緒に早い時間に寝てほしい」というのがママパパの本音ですよね。実際は、やっと上の子どもが寝てくれたタイミングで、今度は下の子どもが授乳で起きてしまうなんて場合もよくあることです。


⑤ 育児にかかりきりで自分の時間が取れない
年子育児だと、上の子の出産から2年以上子どもにかかりきりの時期が続きます。出産前から体調不良で自宅療養や入院をしていたママなら、それ以上に自由な時間が取れなかったことでしょう。子どもたちは可愛いけれど、自分の時間が一切ないとなると息が詰まってしまいますよね。

年子育児で一番大変な時期はいつ?楽になる時期は?

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育児をしていると「この大変さはいつまで続くんだろう」と途方に暮れてしまう時もあるかもしれません。しかし、今は大変でも、楽になる時期がやってきます。年子育児が楽になるターニングポイントの時期は次の通りです。


●下の子どもが生後3ヶ月を迎えるころ
生後3ヶ月は新生児期が終わり、昼夜の違いが分かってくる時期です。睡眠パターンができてくるので、まとまって寝てくれるようになります。一回の授乳量も増え、授乳回数も落ち着いていきます。慣れない年子育児と赤ちゃんのお世話で疲れきってしまう、一番大変な時期を抜け出せる目安です。


●下の子が生後6カ月を迎えるころ
離乳食が始まるとママは少し忙しくなりますが、下の子どものお世話は楽になってきます。寝返りやお座りができるようになる子どもも増え、体力を消耗することで、これまで以上にまとまって寝てくれるようになります。めざましい成長の様子を見られるので、ママのモチベーションも保たれやすいでしょう。


上の子どもと少しずつ一緒に遊ぶようになったり、一人遊びもしてくれるようになります。ママがかかりきりになる必要がなく、心身ともに少し一息つけるようになる時期です。


●下の子どもが1歳を迎えるころ
1歳になるとミルクを卒業する子どもも出てきます。自分で立ったり歩いたりできるので目が離せませんが、個人差はあるものの夜泣きや授乳からは解放される時期です。上の子どもとも一緒に遊んでくれるので、ママが気兼ねなく家事をこなせるなど、かなり自由度の高い生活が送れます。ママの身体はだいぶ楽になってくるでしょう。


●下の子どもが2歳を迎えるころ 
下の子どもが2歳になると、自分でできることがかなり増えます。ママやパパが手取り足取りお世話をする必要はありません。むしろ、自立を促すためにも、進んで自分から行えるように促すのが良い時期です。

●上の子どもが2~3歳を迎えるころ 
下の子どもの月齢・年齢も大事ですが、上の子どもが2〜3歳になるとだいぶ楽になります。食事や歯磨きだけでなく、服の着替えや簡単なお手伝いなどもしてくれるので、忙しいママにとって心強い味方になってくれることでしょう。

年子育児が辛くてイライラ!うまく乗り越えるコツ

年子育児では思い通りにいかないことも多く、気持ちを発散する場もない場合は育児に対してイライラしてしまうこともあるでしょう。育児への不安や心配な気持ちを解消するには、気持ちの切り替えが必要不可欠です。そこで、イライラしてしまう年子育児をうまく乗り越えるコツについてご紹介します。


●完璧な育児は目指さない
「きちんとやらなければ」と思うとママの負担が増えます。疲れているなら、掃除機をかけない日があってもいいし、洗い物だって少し休憩してからやっても大丈夫。肩の力を抜いて気楽に取り組みましょう。


●食事やお風呂などゆっくりできる時間をつくる
毎日ママ1人で頑張らなくても、たまにはパパや両親などの力を借りて、食事やお風呂をゆっくり楽しめる時間を設けましょう。毎日頑張っているママがリフレッシュするのも、家族にとっては大事なことです。


●自分の自由な時間をもつ
食事やお風呂の時間をゆっくりできたくらいでは、いまひとつスッキリしない方もいるでしょう。それもそのはずで、食事やお風呂はあくまで生活する上での最低ライン。自分の趣味や楽しみの時間でリフレッシュすることも必要です。「育児は今だけなのに遊ぶ時間が必要?」と自分を追い込んでしまわずに、日々の育児を楽しく過ごせるように息抜きするのも大切です。


●誰にも頼れないママは味方を増やそう
パートナーの仕事が忙しかったり、両親が遠方に住んでいるなど、周りに頼れる人がいない場合もあるでしょう。そんな時は、ベビーシッターがおススメです。特にキッズラインは保育士や看護師などの資格保有者や、ベテランのベビーシッターが在籍しています。子育てがひと段落した方などに、話を聞いてもらったり育児相談をするのも良いでしょう。1人で全部を抱えこまずベビーシッターにサポートしてもらうのも1つでしょう。

まとめ

年子育児は大変さも多いですが、それ以上に楽しみが多いもの。子どもの成長を楽しみながら、余裕をもって育児ができたら素敵ですよね。そのためにも、時にはベビーシッターなどへ頼れる部分はお願いして、気分転換をはかりながら笑顔で子育てしていきたいものですね。




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