全国で24時間スマホで呼べるベビーシッター・家事代行サービス「キッズライン」を運営する株式会社キッズラインは、サービス利用における安全性の向上、注意喚起の見直しとして、見守りカメラやボイスレコーダー等の録画・録音機器のモニターテストを実施いたしました。
今回は400名以上のご利用者様にモニターテストにご協力いただき、うち280名の方に「カメラ・ボイスレコーダーに関するアンケート」へ回答いただきましたので、その結果をお知らせいたします。
・調査期間:2020年7月1日(水)〜8月9日(日)
・調査対象:見守りカメラやボイスレコーダー等の録画・録音機器のモニターテストに参加したキッズライン会員460名(回答数:280名)
・調査方法:インターネット調査
・キッズラインの利用経験:初めて利用11.6%、利用経験あり88.4%
・今回のサポーターへの依頼経験:初めて依頼37.5%、依頼経験あり62.5%
「カメラの設置により、お子様の安全性は高まったと感じられましたか?」という質問に対しては85.3%が、またボイスレコーダーの利用に対しては81%が安全性が高まったと回答しました。
カメラ設置により親御様がリアルタイムでサポートの様子を見ることができ、また万が一の際には録画された映像を確認できること、またカメラ設置によりサポーターに緊張感が生まれることが安全性向上につながっている(と感じる)、とのご意見が多く見られました。その他、サポーターとお子様との相性の確認にも利用できるというご意見もありました。
・カメラが設置してあることでサポーターが緊張感を持ってサポートしてくれていると感じる。
・カメラがあることでサポートする方の緊張感も高まり、また何かあった時に映像を見て、すぐに状況を把握し連絡を取ったりできる。
・カメラがある事によって犯罪抑止出来るし、サポーターとの相性が見られて今後リピートするかしないか判断出来る。
ボイスレコーダーも同様にサポート中に緊張感が生まれること、またカメラとは異なり常に身に着けておくことができるので、サポート中のやりとりが全て確認できることが安全性の向上につながっていると感じるようです。
・サポーター側が、緊張感をもって取り組めているような気がする。
・(ボイスレコーダーが)報告内容と本人の話以外に状況がわかるツールとなるため。
・子どもの返事も聞けて会話のやり取りが分かるため安心。
・TVモニターでは写っていないところでどうなっているかわからないが、ボイスレコーダーはずっと身に着けておいてほしいことを依頼しておくと、サポート中の出来事がすべてわかる。
「カメラの設置前後で安心感に変化はありましたか?」という質問では「カメラ設置後の方が安心して依頼できた」と回答した方が72.6%、また、「ボイスレコーダー利用前後で安心感に変化はありましたか?」という質問に対しては61.9%が「ボイスレコーダーありのサポートの方が安心できた」と回答しました。
カメラについては、どこにいてもいつでも子供の様子を確認できることが親御様の安心感に繋がっているとのご意見が多く見られました。
・子供の様子がリアルタイムで見れるので、とても安心できた。
・外出中もサポートの様子を随時確認出来て安心して任せることが出来た。常に録画していることで後で確認することも出来て良い。
・とても信頼しているサポーター様ではありますが、万が一でも親の見えないところで何か問題があるかもしれないという不安が解決できる。
また、ボイスレコーダーについては、お子様とのやり取りが聞ける事が安心感に繋がっているとの声が寄せられました。
・どのように声掛けしているかがとてもよく分かった。
・サポート中の様子が全くわからない状況から、音声だけでも聞くことができるのはよい。
・会話を聞けるのは良いが、20分程度のサポートだから全部聞けるものの、30分以上だと聞くのは難しい。犯罪抑止的な効果はあると思う。
「カメラ・ボイスレコーダーを使ったサポートを体験した率直な感想やお気づきの点があれば教えてください。」という質問をしたところ、お子様が楽しんでいる様子を見ることができて良かったとの声があった一方で、カメラやボイスレコーダーを利用することでサポーターが過度な緊張をしてサポートに影響しないか、また信用されていないと感じてしまわないかを不安視する意見も寄せられました。
(カメラモニターのご意見)
・可愛らしいやりとりがみられ、シッティングが楽しみになった。
・映像や音声はとてもスムーズで、サポート中の様子を見れたのはとてもよかった。仕事中だったが、子供の様子が見れて癒された。
・サポートをお願いする際の安心感は高まると思う。犯罪やトラブルの防止効果も一定程度あると思うが、別の部屋や死角に行ってしまった場合は確認できないので、やはりサポーターの選定などが必要なのではと思った。
・カメラがある事で、やりにくいと感じるサポーターさんは多いかもなと思った。自分が信頼されていないと感じる方もおられる気がする。
・親は安心できた。サポーター側が気を使いすぎて、今まで通り子供が喜ぶようなのびのびとした保育をしてくれるかな?と少し心配だった。
(ボイスレコーダーモニターのご意見)
・実際に長時間の音声を毎回確認するかと言われると、それをするだけの時間は取れません。サポーターに対して、常に音声を収録していると伝えることで犯罪抑止効果とすることが重要だと思う。
・子供の様子が全て聞けるので、とても良かった。楽しく聞かせてもらいました!しかし、サポーターさんとしては気持ちの良いものでは無いかもしれないことが懸念。
カメラ・ボイスレコーダーの利用において、「サポーターへ配慮したこと」の問いでは、サポーターが不快な気持ちにならないようご家庭での様々な工夫が見受けられました。
共通の回答では、カメラの設置・ボイスレコーダーの利用の旨を予約段階で伝えておく、利用の目的をしっかりと説明するとの声が多く挙がりました。またカメラに関しては、位置を伝えておく、どのように映るのかを一緒に確認する、できるだけカメラに映る範囲内でのサポートをお願いしたとの工夫も見られました。
(カメラモニターのご意見)
・設置していることを事前に伝えておく。映る範囲も。録画や声かけが出来ることも伝えておく。監視しているわけではないことをしっかり説明して納得していただく。
・キッズラインさんのリクエストにもあったので、事前に録画するので協力くださいと、お伝えした。あとSNS等で使うつもりもないことは伝えた。シッターさんのプライバシーや肖像権のこともあると思うので、そういう配慮、説明と合意は必要であると思う。
・カメラを設置する旨を予めお伝えした。また、なるべくカメラのある部屋でサポートしてもらうようにお願いした。
(ボイスレコーダーモニターのご意見)
・事前にボイスレコーダーの使用を伝え、過度に気を遣う必要はないことを話した。首からかけられる袋に入れ、サポーターの方が身に着けやすいようにした。
・いまから録音します、と声かけして録音開始した。
カメラやボイスレコーダーがあることでサポーターが必要以上に緊張してしまわないよう、設置の目的やサポーターへの信頼を示すといった、事前のコミュニケーションがより大切になっていくと考えられます。
「今後ベビーシッターを利用する際、カメラ・ボイスレコーダーの設置を継続しようと思いますか?」との問いに対しては、カメラは91.5%の方が、ボイスレコーダーは61.9%の方が継続の意向を示しています。メリット・デメリットはそれぞれあるものの、全体としては、安心安全にベビーシッターを利用するために引き続き活用していきたいとの評価となったようです。
・モニター実施期間:2020年7月1日(水)〜7月31日(金)
・モニター参加人数:460人
・モニター方法:ベビーシッター利用時にカメラまたはボイスレコーダーを使用後、カメラ・ボイスレコーダーの使用感およびサポートに関するアンケートの実施。
・使用機器(カメラ):
COOAU ネットワークカメラ(見守りカメラ)
TP-Link ネットワークWi-Fi(見守りカメラ)
ieGeek ネットワークカメラ
パナソニック ネットワークカメラ スマ@ホーム
※上記より、モニターが選択
・使用機器(ボイスレコーダー):
Daping DP16-Pro
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