※この記事は有料note2016年夏号に掲載されたものです。
大きな決断を前にしたとき、誰だって迷う。少なからず。
何かに挑戦するとき、失うものは事前によくわかるけれども、得るものがリアルにイメージできないから、人は挑戦しないんだ。そんなことをどっかの文章で読んでなるほどと思ったことがある。
起業したとき、結婚するとき、病気の子供を生む決断をしたとき、離婚するときめたとき、いつも、賛成する人と反対する人がいた。むしろ反対する人の方が多かった。
「絶対やめときな、悪いこと言わないから。」身近な人にそう言われるのも辛いけど、
「そんなことしたら、運気下がるよ」
そんな風に、みえない不幸が襲うかのように言われると不気味にすらなる。
「果たして、自分は正しいのだろうか?」
先日、知人が、ある「みえる」「スゴくあたる」と言われている占い師に相談に行ったら「あなた、そんなことしてたらいつか大失敗するわよ」「あなたのその傲慢な性格が見え隠れするのよね」しまいには「あなたいつまでも占い師に相談してお金使って、そんなお金の使い勝たしているとお金の運気まで下がるわよ」と、落ち込んだ上に訳が分からなくなったといたく悲しんでいた。
でも、私は彼女に言った。
「いいじゃん、失敗したって」
「他人に人生の決断の主導権、しかも一度しかあったことない占い師に握られなんておかしいよ。自分の人生の主導権は自分の手の中にあるから、人生は楽しいんでしょ」と。
確かに失敗は怖い。誰でもそうだと思う。
でも、自分の人生の責任を持つのも、自分の人生を最大限楽しむのも、自分の人生の未来を決めることが出来るのも、他でもない自分なのだ。そして、毎回毎回全部が成功する訳もなく、失敗から学ぶことは多い。
あなたの選択には、あなたらしさが出る。
自分らしく生きたければ、自分できめればいい。
そして、未来なんて、どんな占い師にだってわからない。生年月日や手相や、みえるみえないで、決めることなんて出来ない。
人生を決めることが出来るのは、一番覚悟がある人間だ。覚悟があれば未来は変わる。必ず良い方法に。
自分の心の在り方が、人生を変えるのだ。
自分の行動だけが、未来を変えるのだ。