キッズラインでは、保育以外の職業から転身された方も、ご自身の経験・特色を活かして働けるのが魅力です。今回は助産師として働いてきた経験を活かしながら、夢だった働き方を実現された阿部直子さんへのインタビューをお届けします。親御様と共に赤ちゃんの成長を長く見守っていける「低年齢からのベビーシッター」のやりがい、お仕事への向き合い方などを伺いました。

助産師として17年勤めた病院を辞めた理由


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ー阿部さんの自己紹介をお願いします。

阿部直子です。東京都内を拠点として、ベビーシッターとして働いています。この仕事を始めたのは2年前で、それ以前は17年間、助産師として病院に勤めていました。

ーキッズラインに登録したきっかけを教えてください。

勤めていた病院が多忙で、やらなければいけない業務が多く、自分の時間を作れなかったことから働き方を見つめなおすようになりました。大きな組織ですから、一個人のやりたいことを優先することはできません。「これからは自分の時間の使い方は自分で決めたいな」そんなふうに思って、病院を辞めることを決意しました。

そんなとき、同じタイミングで病院を辞める助産師の同僚がキッズラインを紹介してくれたんです。「自分でスケジュールを決められる」というのはまさに私が望んでいた働き方。それを聞いて、退職後にベビーシッターを始めることにしました。

ー知人に勧められたことがきっかけだったんですね。

自分自身よりも、他人のほうがときに私のことを分かっているような気がします。特に私の場合、周囲の勧めで始めたほうが自分にしっくりくる選択となったことのほうが多いと感じていたので、「友人が勧めてくれるなら合ってるのかも」と思い、ベビーシッターに挑戦することにしたんです。

助産師とは違う保育という仕事の魅力


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ーベビーシッターとなると、面倒を見るお子様の年齢が助産師の時に比べて幅があると思いますが、その点の不安はありませんでしたか?

やっぱり最初は不安がありました。助産師として子どもたちにたくさん触れ合ってきたものの、保育となると経験がなかったので…。
最初は、なるべく出産直後のお子様からの依頼を受けられるようにプロフィールに書いていました。
それと並行して、キッズライン大学を利用し、子どもとの接し方、遊び方など改めて保育のことも学びました。
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そのかいもあってか、2年目となる現在は定期のお客様でスケジュールが埋まっています。
シッティング回数を重ねるごとに、ご家庭やお子様たちそれぞれの特性も分かって、柔軟に対応ができるようになりました。
保育園へお迎えに行くと、マスクをしていても私のことが分かって駆け寄ってきてくれるんですよね…。保育の仕事って素敵だなあ、と噛みしめています。

ーご自身の経験を活かしながら、できることを増やしていったんですね。

実は、病院を辞めた大きな理由がもう一つありました。勤めていたのが大きな病院で患者さんがたくさんいらしたので、継続的に向き合うというよりも、たくさんの方たちを代わるがわる看ていました。それが病院助産師のお仕事なんですが…私はもっと、お一人お一人と長く、先も見据えたお付き合いができる働き方がしたかったんです。

キッズラインでは2年目を迎えてから有難いことに定期依頼を複数いただき、「また来週ね」と言って子どもたちとバイバイすることができています。
赤ちゃんだった子たちが、言葉を覚えたり、一生懸命歩き出そうとしたり…そういった成長をお母さまと見守れる。病院を辞めると決めたときに、ぼんやりと思い描いていた夢が、いま叶っていると実感しています。

サポーターとして働く

得意を活かせることが、キッズラインのメリット


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ーキッズラインを通して、阿部さんの理想の働き方が実現できたんですね。キッズラインを利用してのメリットは、ほかにどのような点がありますか?

「得意を活かせる」ことですね。サポーターが自分自身でプロフィールを書き、やりたいことや得意なことなどをアピールし、それを見て親御様が依頼するか決める…そのような流れなので、双方のニーズのマッチングがしやすいと思います。

人それぞれやりたいことも得意も異なります。病院に勤めていたとき、母親学級の先生も、助産師としては大事な仕事でした。
しかし、助産師の中には、お母様や赤ちゃんとは関わりたいけれど、人前に立って話をするのは苦手という方もいます。

その点、キッズラインのようなマッチング型のサービスであれば、自分の得意なことを仕事にできる。やはり、得意なことを得意な人が行った方が、相手にとっても良い影響を与えられます。

サポーターとして働く

日を追うごとに高まる助産師シッターのニーズ


ー阿部さん自身も、プロフィールでベビーマッサージのレクチャーや抱っこ紐のお試しなど、できることを提案されていますね。

そのおかげで、私がやりたいことを必要としてくれる親御様に出会えています。特に、今の時期は、感染症への不安でなかなか人に会うこともはばかられますから、相談できる相手というのを必要としている人が多いのではないでしょうか。

そういった点で助産師がベビーシッターとして活躍をすることへのニーズの高さを感じています。当初は時給を1600円に設定していましたが、3年目を迎えようとしている今は2000円です(2024年時点では2500円)。キッズラインは自分で時給をあげられる点も嬉しいですね。この時給でも継続してご依頼いただいていますので、その分の価値は提供できていると思いますし、需要もあるのだと感じています。

サポーターとして働く

気持ちを大切に、産後ケアなどの知識も増やしていきたい


ー阿部さんがお子様と接するとき、大事にしていることはありますか?

もちろん、知識や経験も仕事の支えとなりますが、なによりも気持ちですね。「私は喜んであなたの保育をしているんだよ」という気持ちをもってシッティングしています。幼いお子様とは、うまく言葉でコミュニケーションをとることは難しいですが、それでも気持ちは伝わっていると思うんです。

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時には、双子のシッティングやイヤイヤ期のお子様のシッティングになると、私自身も気持ちに余裕が持てなくなくなることもあります。そんなときは、「ちょっとだけ深呼吸してもいいかな?」とお願いをして、2~3回深い呼吸を繰り返して、気持ちを落ち着かせています。

ー今後もキッズラインでベビーシッターを続けられていきますか?

はい!夢だった働き方ができていて、必要としてくれるご家庭があるので、続けていきたいです。また、もっとお受けするサービスの範囲も広げていきたいですね。
今は産後ケア、特にお母様のサポートの知識も増やしていきたいと思っています。家事代行サポーターとしての活動もしてみたいです。

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加えて、キッズラインに興味を持っている人にも、この働き方を伝えていきたいです。週1回からの活動でも始められるのが、キッズラインのいいところ。関心を持たれた方は気軽に挑戦してほしいですね。

ー今後も阿部さんが様々な形でご活躍される姿がイメージできました。本日はありがとうございました!

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キッズラインでベビーシッターとして活動しませんか?


キッズラインでは、0歳0ヶ月からのお子様をお世話できるベビーシッターを募集しています。核家族化や家族形態の変化を背景に、産院からご自宅へ戻られた後の新生児や産後のお母様へのケアニーズは日を追うごとに高まっています。助産師資格や新生児に関わったことがある看護師の方は、是非この機会に「低年齢からのベビーシッター」という働き方を検討してみませんか?

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