外資系金融のサラリーマンをされながら、国内外59局でネット配信している「DJ Nobby’s TOKYO LIVE !!」のメインDJ、Voicyでは経済関連のニュースを毎日放送され、4万人以上のフォロワーの方から支持されているDJ Nobbyさん。マルチにご活躍するDJ Nobbyさんのお仕事や家事・育児との向き合い方、アウトソースすることで見えてくるこれからの社会についてお話しを伺いました。

見守りながら背中を押していく

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ーー DJ Nobbyさんはマルチにお仕事をされていますが、お仕事が子育てに活かされたことはありますか?

僕が放送しているラジオ番組は子育てと似ているところがあると感じています。僕は「ライブハウスで活動するアーティストを電波にのせて応援する」という番組を放送しているんですが、アーティストたちが成功していく時は、自分の力で巣立っていくんですよね。

関わったアーティストは全員活躍して欲しいので、こちらが先回りしてアドバイスしたくなるんですが、そういう時ほどうまくいかなくて。何も言わずにただ見守っている時の方が、自分で進む道や一緒に歩む人を見つけて立派に巣立っていくんです。まさに親と子の関係に似てませんか?

例えば「勉強が好きじゃない」という子供に、いくら「やりなさい」と言っても親の言うことを聞かないですよね。「なぜ勉強するのか」という答えを子供が見つけないと、行動しないと思うんです。

子供の場合、ある程度指標を示す必要があると思いますが「将来何になりたいの?」と聞いてみるなど「なぜ勉強が必要なのか」ということを子供自身で答えを見つけられるようにしてあげる。そうすれば、勉強することへの理由を理解し、やる気になるんじゃないでしょうか。

お互いが得意なことで役割分担

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ーー DJ Nobbyさんのご家庭では、育児や家事をどのように分担されていますか?

僕は子供と遊ぶのがあまり得意な方ではないので、平日保育園や学校から子供達が帰ってきてからは妻に子供のお世話をお願いし、僕は料理と皿洗いを担当しています。家族の夕飯に間に合う日は買い物をして料理をしますし、収録などで夜不在の日は、妻の負担が減るように温めるだけの料理を準備しておくなど、「作り置き」もしています。

ーー 「できる時にどちらかがやる」のではなく、完全分担されているんですね。

週末だけ料理をするなど、ランダムに担当すると色々と非効率が発生すると思うんです。というのも、食材を一から揃えなければならないことや、慣れないキッチンに立つというのがやりにくいんです。毎日キッチンに立っていれば、自分がやりたいようにキッチンをカスタマイズできますし、何の食材が冷蔵庫に入っているかもわかりますから。

それでも、下の子が生まれた時は「離乳食も作るのは面倒だなー」って思いました。ご飯炊きながらおかゆも作ってる、みたいな。今は成長と共に比較的楽になってきましたけれど。

料理を担当するようになったきっかけはもう1つあって、以前は営業職をしていた関係で、突然の飲み会が時々ありまして。夕飯のドタキャンするたびに妻に「ごめん」てメールするのがかなり苦痛でした。そんな罪悪感をもたないためにも、料理は僕がやろうと思うようになりました


いざお願いしたらとっても助かった

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ーー DJ Nobbyさんのご家庭は共働きで子育てをされていますよね。

父親は外で働き、母親は家庭を守るといった家庭環境で僕は育ったんですが、妻には仕事を続けて欲しいと思っています。だから、妻が働く分、僕も積極的に家庭のことを手伝いたいと思っています。

妻ばかりに負担がいかないように、今は平日の週2〜3回は家族と夕飯を共にしています。また、週末もできる限り仕事を入れないようにして家族と過ごしています。


ーー ご主人が協力的なのはとても心強いですね!

もともと妻は退職して子供の面倒をみたいと言ってくれていたんですが、僕は妻にキャリアを止めて欲しくなくて。だから、協力できる時はできるだけ協力しますが、僕の不在時に妻が子供のことに手が回らない時は、家族以外の人にお願いすることも選択肢の1つだと考えるようになりました


ーー DJ Nobbyさんのご家庭ではキッズラインのサポーターさんへお願いされていると伺いましたが、どのように依頼をされていますか?

僕は出張もあるので、その時にはベビーシッターさんに来てもらうことがあります。また、子供が保育園に入園する前、すでに妻は自宅で仕事をしていたので、同室で子供をみてもらったこともあります。やっぱりお願いできる人がいるというのは、ありがたいですね。我が家では、親の不在時にお任せするというよりは、むしろ在宅の時に子供のサポートをお願いしています


ーー 家族以外の方に家庭運営を助けてもらうことに多少の抵抗感を覚える方もいらっしゃるかと思いますが、DJ Nobbyさんのご家庭ではいかがでしたか?

僕も抵抗感が全くなかったというわけではありません。けれど、仕事の関係でお願いしないと回らない状況になり、いざお願いしてみたらとっても助かったし、子供が親以外の大人とコミュニケーションをとることも大事なんじゃないかな、と思えるようになりました。

また、決まった時間でみてもらえるので仕事に集中できますし、精神的にも楽になりました。親というのは完全に解放される時間がないですよね、特に生まれた直後などは。ベビーシッターさんに来てもらうことは本当に貴重な時間です。このような体験をしてきたので、今は家族以外の人にお願いすることへの抵抗はなくなりました。


スタート地点が大事

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ーー 日本社会における家事や育児のアウトソースの捉え方について、どのようにお考えですか?

1年ほどアメリカに留学をしていたんですが、アメリカではベビーシッターを頼むのは珍しいことではありません。古くからの知人や友人から紹介してもらうことが多いんですが、今の日本にはあまり馴染みがないですよね。

特に都心などは核家族も多くなり、隣近所の文化がなくなってきていると思います。だからこそ、キッズラインのようなサービスが助けになると思うんですが、「本当に信頼して良いか」というのはお願いする側の僕たちがきちんと見極める必要があると思います。

そのため、大事なのはファーストステップで、「1度頼んでみたら良かった」ということを身をもって体験することです。親の目の届くところで一緒に子育てをする、お互いが「この人なら大丈夫」という関係まで築く。そこではじめてスタートラインに立ったと考えた方が良いと思います。


ーー ベビーシッターや家事代行サービスをお願いすることで得られるものは何だと思われますか?

一度キャリアが途切れてしまうと、そこに戻るのって大変なことだと思います。僕は女性にキャリアを諦めて欲しくないという気持ちがあるので、ベビーシッターや家事代行サービスをお願いしてキャリアを継続し、夫婦で協力しあっていくことも必要だと思っています。

在宅勤務が浸透してきたことで、家事・育児と両立しながら働けるようになった方もいて、社会も変わってきました。変動する世の中でも働いていくのは親なので、親のキャリアに継続性を持たせることが必要だと思っています。

誰もがキャリアを築きながら、みんなで協力し合って子育てをしていく。そんな社会が一日も早くやってくると良いですね。


ーー 貴重なお話しありがとうございました。家事や育児だけでなく、仕事においても継続性が大切だということを改めて考させられるお話しでした。より多くの方がキャリアを続けながら働きやすい社会にしていくためにも、私たちも精一杯も努力してかなければならないと思います。今回は本当にありがとうございました!