ー福利厚生としてキッズラインのベビーシッターサービスを導入したグローバル・スタッフ高橋社長にこれからのママ人材ニーズについて、お話を伺いました。

当初は「罪悪感の塊」だった会社経営

経沢:今回はクラウドファンディングでキッズラインを応援してくださり、またベビーシッター制度も導入(社員の皆様や登録者の方がキッズラインを利用する場合利用料の一部を補助する制度)していただき、ありがとうございました。

高橋:私自身が出産後の仕事復帰をする際、シッターさんに頼る機会が何度かあったんです。でも、シッター料金がすごく高かったり、いい人が来てくれるかわからなかったり、毎回賭けのような気持ちで頼んでいて。将来的に女性が社会で活躍するために、シッターサービスが今のままでは厳しいと感じていたんです。そんな中で、経沢さんがキッズラインを立ち上げることを知り、もともと私の中で、働く女性のロールモデルが経沢さんだったこともあり、応援しようと決めました。

経沢:ありがとうございます。ところでお子さんはいま、何歳ですか?

高橋:4歳と7歳です。保育園のお迎えは、基本的に私が担当です(笑)。

経沢:育児をしながら会社経営する上で工夫されていることはありますか?

高橋:当初は、罪悪感の塊だったんです。社員に「ごめんね」ばかり言っていて。経沢さんが本で書かれていた「どんな人にも感謝する」ことが最初は出来ていなかったように思います。

経沢:罪悪感は誰にもいい影響を与えないですよね。罪悪感をふりかざすと周囲の人は気を遣い始めてしまいます。それよりも感謝の気持ちを伝えた方がみんな幸せですよね。

高橋:まさにその通りで。毎年ビジョンマップを作っているんですけど、数年前までは物欲に満たされた内容だったんです。それがどんどん変わって来て、今年は「もっと周りの人を幸せにして、それを見て私も幸せになる」というビジョンに変化しました。

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社内は「時短のママ人材」が活躍中

経沢:社内は、どのようなスタッフが働いているんですか?

高橋:最初は「男性がいい」という固定概念で男性社員をたくさん採用しました。でも実際に働き始めると、男性の方が仕事が出来る、という考えはなくなって。むしろ時短で採用したママ人材の生産性が高いことに気付いたんです。残業するよりも、終わり時間が決まっている方がそれに向かって集中して頑張るのだなと。いまでは、時短で働くママを積極採用しています。

経沢:適材適所を見ながら配置しているんですね。未だに「女性は育児をするもの」と考える男性経営者は多いですけど、そういう人にアドバイスをするとしたら?

高橋:社長自身がロールモデルにならないといけないということですかね。社長自らがイクメンにならないと。

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社会復帰をする上でママに必要な準備は?

経沢:御社はいま「女性活躍のための未来」をビジョンとしていますが、何か積極的に取り組んでいることはありますか?

高橋:私の育児の実体験を踏まえながら、「ママ」として「女性」としての強みをどう活かせるかを考えながらサポートしています。例えば子育て中のママさんについて、キッズラインのようなベビーシッターサービスの補助を受けられる派遣会社は、東海地方で他にないと思いますし。主婦が働く上で、他ではもらえない情報がたくさんもらえるはずです。また、これまでの能力を新しい分野で活かせるチャンスとして、営業・WEB人材の教育研修に力を入れています。

経沢:確かに福利厚生としてベビーシッターがある派遣会社は、名古屋どころか全国の中でも初めてかもしれないですね。これから社会復帰したいママは、具体的にどんな準備をしたら良いですか?

高橋:社会復帰の前にキッズラインさんみたいなサービスを利用してみることは、すごくいいことだと思います。あとはイメージトレーニングが大切ですね。復帰する際は、多くのママは「私でいいのか、大丈夫か」と視野が狭くなって、不安になるものです。まずは子供を連れて職場に行ってみて、どんな風に仕事をしていきたいのか、同じように子持ちで仕事をしている人と会話をするなど、イメージをつけながら復帰することが大切と思います。

経沢:復帰後のことが不安だから、なかなか子供を産まないんですよね。私は会社のメンバーにいつも、「余計なことは考えないでいいよ」と言っています。シッターさん、保育園などのインフラを作って、オペレーションをしっかりすることがポイントだよ、と。常に余裕がある状態にしておけば、何かある時に対応できますからね。子どもが生まれると、今まで以上に仕事にもパワーが出ますし。

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東京と違う、名古屋の子育て事情

高橋:東京と名古屋は少し違うところがあって、名古屋は近くにいる祖父母に子どものお世話をお願いする人が多いんです。まずはキッズラインをもっと社員に使ってもらって、安心で良いサービスであることが伝わって欲しいなと思います。

経沢:シッティングというより、お稽古などで使ってもらうのも良いのかもしれないですね。名古屋には、ピアノレッスンが出来るサポーターもいますし。

高橋:それはいいですね。キッズラインについて「興味はある」と言う人はたくさんいるので、今後は使い方をもっと派遣さん向けに発信していきたいです。

経沢:はい、ぜひ。今日は、名古屋からお越しいただき、ありがとうございました。

高橋:こちらこそ、ありがとうございました。

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