小学生の保護者のなかには、仕事やプライベートの事情で「子どもを置いて夜に出かけなければならない」という方もいらっしゃることでしょう。そんな時、自宅に子どもを一人置いていくのは心配、誰か代わりに見ていてほしい、と思ったことはありませんか?


実際、小学生の子どもを夜間に一人にしておくのにはさまざまなリスクがあり、事件や事故を防ぐためには、子どもを夜間預かってくれる施設やサービスを利用するのが最も安全です。そこで今回は、「小学生の夜間預かりの選択肢」について詳しくご紹介していきます。



小学生を夜一人にするのはリスクがある


小学生の留守番

そもそも、小学生を夜一人にした場合のリスクにはどのようなものがあるのでしょうか?考えられるリスクには、以下のようなものが挙げられます。



・火器の使用によるヤケド、火事
・浴槽での水の事故
・頭をぶつける、転ぶなどのケガ
・突発的な熱や、体調不良、熱中症
・窃盗やわいせつ目的による侵入者の犯罪
・地震、洪水、台風などの災害
・薬、たばこなどの誤飲、いたずらによる事故
・ベランダからの転落
・夜間外出による交通事故や連れ去り
・スマホやゲームの課金によるトラブル


特に夜となると、浴槽などでの水の事故、食事を用意しようとした際の火器によるヤケドや家事なども考えられます。


その上小学生でも低年齢の子どもは、危険を認識しづらく、事故や事故に巻き込まれる確率が比較的高いと言われています。なかには、保護者不在時の熱中症による死亡事故や、火事・水死などによる事故なども発生しており、小学生であっても保護者が子どもから長時間目を離すことには危険が伴います。



小学生を夜間に預かってくれるサービスにはどのようなものがある?


子ども睡眠

小学生を夜間に一人にするリスクは十分わかっているつもりでも、「急な仕事が入ってしまって留守番させざるを得なかった」「夜間の仕事にあたって預け先が無く、仕方なく留守番させてしまった」というケースは少なくないでしょう。


そんな時に、頼れるサービスとしては



・行政による夜間預かり
・民間学童
・ベビーシッターサービス


の主に3つが挙げられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。



・行政による夜間預かり


行政による夜間預かりとは、保護者が仕事や急な用事などによって帰宅時間が遅くなる場合に、小学生の子どもを預かってくれるサービスのことです。3時間程度の短時間預かりから、24時間365日対応している「24時間型緊急一時保育」まで、さまざまな形態が存在しています。預かる施設は、幼稚園や保育園、乳児院、児童養護施設などが一般的です。預かり内容としては、生活指導や身の回りのお世話がメインであり、受け入れる人数や対象年齢、利用時間などは自治体によって異なります。


たとえば東京都世田谷区の場合では、以下のような募集条件となっています。



【東京都世田谷区の場合】

・サポート名:夕焼けサポート事業
・預かり施設:幼稚園
・対象;世田谷在住の小学生、1日10名程度
・利用時間:平日(月~金曜)の午後5時から午後8時 ※1時間単位で最長3時間まで
・利用料金:1時間800円~
・利用手続き:事前に会員登録必要。利用の場合には希望日の前日までに電話申し込みをする。(やむを得ない場合には当日の午前中まで)


・民間学童


民間学童は、NPO法人や企業が運営する学童保育のことで、平日は小学校が終わってから19時頃まで子どもを預かってくれます。休日や夏休みの場合には、7時半~19時くらいまで預かってくれる場合が多いようです。施設によっては、延長保育が利用できたり、夕食の提供があったりするところもあります。


学童の終了時間は、働き方の多様化や共働き世帯の増加などにより年々遅くなる傾向にありますが、保育園の終了時間よりも早く終わってしまう施設がほとんどで、夜遅くまで預かってもらうのは難しいでしょう。また、基本的には「就労している保護者の子ども」が対象のため、プライベートの用事などの際に気軽に利用できないのもネックです。



・ベビーシッターサービス


ベビーシッターサービスは、0歳〜15歳くらいまでの子どもを対象とした保育サービスです。利用時間が明確に定められている自治体の施設や学童とは異なり、利用者のニーズに合わせた利用ができるのが最大の魅力となっています。たとえば、早朝や夜間の保育も可能ですし、シッターの都合が良ければ当日でも利用ができます。


インターネットやアプリから24時間予約ができるベビーシッターサービスもあり、忙しい保護者の方には特におすすめです。夜間保育の場合には、自宅でシッティングをすることがほとんどのため、親が持ち物を事前に準備するといった負担も少なく、子どもも自宅で安心して夜を過ごせるのがメリットと言えるでしょう。



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夜間預かりに小学生を行かせる際に必要な持ち物や注意点


自治体の夜間預かりサービスや学童保育などに小学生を行かせる場合に必要となる持ち物は


・健康保険証
・利用申込書
・かばん
・着替え
・タオル
・上履き
・水筒
・ハンカチ、ティッシュ

といったものになります。


低学年の子どもが長時間の夜間預かりをする際、おねしょの心配がある場合は、オムツやおねしょシーツを持参してもよいか、スタッフに確認しておくと安心です。それ以外にも、アレルギーや持病などの心配事がある場合には、必ず施設のスタッフに情報を共有しておくようにしましょう。


さらに最近では、感染症防止対策のため、入室前に熱や体調のチェックがあるケースも少なくありません。元気があってもせきや鼻水などがひどい場合には預けられないこともありますので、あらかじめ体調不良時の対応についてもチェックしておくことをおすすめします。



一方で、ベビーシッターサービスを利用する場合には、自宅で保育することが多いため、保護者が持ち物を用意することはありません。もし「用意した夕食を取ってほしい」「着替えにはこの服を着てほしい」といった要望がある場合には、事前にシッターと情報共有をしたり、当日わかるようなメモを用意したりすると、意思疎通がしやすいでしょう。



急ぎの依頼ならベビーシッターサービスを利用しよう


ベビーシッター

今回は、小学生の夜間預かりの選択肢について、詳しく解説していきました。


小学生とはいっても、まだまだ危険が理解できないことや、分からないことも多く、夜間に子どもを一人で留守番させることには多くのリスクがあります。事件や事故に巻き込まれてしまった、ということが無いように、夜間預かりができるサービスは積極的に利用したいところ。しかし、自治体や民間の預かり施設は、利用時間が決まっていたり、利用人数に限りがあったりして、すぐに利用できないケースも少なくありません。


そんな時には、利用者のニーズに柔軟に応えてくれるベビーシッターを活用するのが最適です。ベビーシッターであれば、夜間や早朝にも利用できるほか、空きがあれば即日対応してもらうこともできます。単に子どもを預かってもらうだけでなく、宿題を見てもらったり、夕食・入浴・寝かしつけまできめ細かく面倒を見てもらったりと、親も子どもも不安なく過ごせるのは大きなメリットです。


ベビーシッターのマッチングプラットフォームであるキッズラインでは、仕事・プライベートのどちらでも依頼する理由に制限なく、オンラインの顔合わせでマッチングできれば、シッティングが依頼できます。アプリから24時間予約ができるため、気軽に依頼できるのも見逃せないポイントです。「急な仕事が入ってしまった際に、いつも子どもの預け先がなくて困っている」「子どもを預けて、夜でも安心して働きたい」といったニーズをお持ちの方は、ベビーシッターサービスに登録してみてはいかがでしょうか。



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