保育園が決まり育休復帰のめどが立ったとしても、子どもが小さいうちはさまざまな不安があるものです。そんなときにはまず、育休復帰後の懸案事項に一つ一つ向き合って、漠然とした不安をクリアにすることから始めましょう。この記事では、育休復帰の際によくある不安を取り除く方法にフォーカスし、詳しく解説していきます。

育休復帰で不安なことを整理してみよう

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育休復帰をする前にまず行いたいのが、自分の不安な気持ちを文字にして整理することです。不安点を書き出してみると、頭の中だけで思い悩むよりも整理がしやすくなり、課題がクリアになります。育児復帰で不安なことを整理すると、主に以下の5つに大別できます。


スケジュール管理ができるか
保育園の送迎というスケジュールが増えることで、朝晩がどのくらい慌ただしくなるかは未知数です。育休中に、通勤で使う駅の混雑具合や保育園までの所要時間をチェックをして、育休復帰後の時間のシミュレーションをしておきたいですね。


業務についていけるか
産休に続き育休を取ると、2年程度仕事を離れる場合もあります。遠ざかっている時間が長ければ長いほど、育休後の業務のキャッチアップに不安を抱くことも少なくありません。また、育休中はパソコンを触る余裕もなく、感覚が鈍っているものです。


子どもの体調不良リスク
多くの人が不安に思うのが、子どもの体調不良のこと。急な発熱やけがで保育園からお迎えを要請されたり、出勤前に子どもの発熱が判明したり、急に仕事ができない状況になることがあるかもしれません。


自分の心身の健康が保てるか
育休復帰前のさまざまなタスクをこなす中で、「忙しくて全部できないのでは」と、自分自身の体調や精神衛生を保つ自信がなくなってしまうこともあります。特に育休中は人とのコミュニケーションが薄れがち。一人で思い悩むと、悩みがどんどん膨らんでいきます。


子どもに習い事などをさせられるか
フルタイムの共働きだと、平日の習い事は送迎が難点。親自身がかつて習い事をしていた場合は「自分がやってもらったことをさせてあげられない」と心を痛めることも。

【育休復帰の不安1】「スケジュール管理ができるか」の解消法

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育休から復帰したら、家事や仕事、子どものことで忙しくなります。どんなにシミュレーションしても思った通りにいかないこともあります。スケジュールの不安を和らげるために、考えておきたいのは以下のポイントです。


・ひとりで全部やろうとしない
育休復帰直後にワーママが陥りがちなのが、仕事も育児も一人で全部やろうとすること。最初の意気込みが過ぎると、心身ともに疲れてしまいます。育児は一人ではできないものという前提で、他の人の手を借りることを考えていきましょう。多くの人と触れ合うことは子どもの成長にもつながります。


・パートナーと共有スケジュールを使う
パートナーは協力者ではなく子育ての共同責任者です。アプリなどを利用し、パートナーとスケジュールを共有することで、その意識が高まります。例えば休日のスケジュールをお互いが把握できると、子どもを交互に見るといった連携が可能です。またお互いの忙しさを理解でき、交互にリフレッシュの時間を確保しようと、思いやりも生まれます。


・家事代行を頼むことも考える
共働きだと、休日にまとめて自宅の掃除や片づけをすることになります。そうなると休日であっても休息をとることができません。また子どもと向き合う時間も短くなってしまいます。家族の時間を確保するために、家事サポートを頼むのも一つの手です。

【育休復帰の不安2】「業務についていけるか」の解消法



世の中の変化が急激に進んでいる中で、業務もどんどんアップデートされています。仕事のキャッチアップや知識のアップデートをしておくことで、漠然とした「ついていけないかも」という不安を解消していきましょう。


・所属する部署の人と連絡を取る
育休中の職場とのやり取りは、保育園の申請や保険、給与などの人事労務系の連絡が多いかもしれません。
復帰後に仕事についていけるよう、復帰予定日が近づいたら、所属する部署のメンバーに業務状況を共有してもらいましょう。

育休前と仕事の進め方が変わっている部分や現状の業務課題を理解しておくことで、漠然とした不安を和らげることができます。


・業務に役立つ本や記事を読んでみる
育休後も仕事についていけるよう、すき間時間を活用して、業務に役に立つ本を読むことをオススメします。読み進めていくうちに、仕事の勘が戻ってくるはずです。ほかにも新聞やWebで業務関連の記事を読むという習慣をつけておくと、業界の動きが把握できます。


・仕事で役立ちそうな資格を目指してみる
育休中は子どもの世話で一日が終わりがちですが、お昼寝タイムなどすき間時間もあります。そんな時間を活用して、資格取得を目指すのも手です。
資格の取得を目指して勉強をすることで自分に自信がつき、仕事への意欲も高まります。


最近は「ビジネス法務検定」など自宅のパソコンで受験できる資格も増えています。業務に役に立ちそうな資格を探して、スキルアップしてみてはいかがでしょうか。

【育休復帰の不安3】「子どもの体調不良リスク」の解消法

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子どもが発熱して保育園からお迎えの要請があったり、出社前に子どもが体調を崩すというケースはよくあります。体調不良になったらどうするかを夫と相談しておけば、慌てずに対処することができます。夫婦どちらも対応できない場合は、以下のようなフローを考えておきます。


・近辺の病児保育施設をチェックする、見学に行く
夫婦や祖父母などが看られない場合を想定して、自宅や職場の近隣で病児保育を行っているところを探しておきましょう。自治体のホームページで詳細情報が掲載されているので、受け入れ体制と時間帯を確認しておきます。小児科やクリニックでも病児を受け入れる保育施設を設けていることもあります。可能なら見学に行っておくと、より安心できます。


・病児保育が可能なベビーシッターと面談しておく
ベビーシッターの中には、病児保育に対応できる人もいます。そのような人を探して、まずは子どもが健康な状態で一度保育をお願いしてみましょう。病気のときには子どもはいつも以上に心細いもの。相性がよく日ごろから懐いているシッターなら、緊急事態も任せられます。


・自治体の病児向けファミリーサポート情報をチェックする
自治体によっては、病児向けのファミリーサポートを行っている場合があります。住んでいる自治体で、病児向けのファミリーサポートを行っているか、確認しておくとよいでしょう。


例えば東京都中野区では、ファミリー・サポート事業(※有料で年会費が必要)として、保育所などから呼び出しを受けた際、緊急時の病気の子どものお迎えと、その後の短時間預かりを行っています。


東京都中野区 ファミリー・サポート事業(病児保育も実施)

【育休復帰の不安4】「自分の心身の健康が保てるか」の解消法



スケジュール管理や子どもの体調不良の対処法がわかったとしても、それが「実現できるかどうか」という不安を解消するのはなかなか難しいものです。実際に育休から復帰してやってみるしかないですが、そのためには効率的でポジティブな発想がポイントになります。


・自分の休日をすべて子どもに使う必要はない
休日にはできる限り子どもに時間を割きたいと考えているワーママも多いかもしれません。ただ、あまりにも自分自身を後回しにしてしまうと、精神面でも健康面でもバランスを崩す可能性があります。休日であってもときには子どもを預けて、美容院やショッピングを楽しむなど自分の時間を確保するようにしましょう。


・休日にシッターや家事代行を利用して、余裕のある生活を
休日に家事サポートを依頼して子どもとの時間を作ったり、ベビーシッターを頼んでその間に自分のリフレッシュをするなど、時間の使い方に工夫をしましょう。そうすることで心の余裕が生まれ、「また頑張れる」という思いになれるはずです。

【育休復帰の不安5】「子どもの習い事」の解消法



子どもに平日の習い事をさせてあげられないことをデメリットとして考えているかもしれませんが、共働きの生活スタイルに合わせた習い事は増えています。習い事への情報収集をすることで、漠然とした不安を解消していきましょう。


・送迎サービス付きの習い事を探しておく
最近では、送迎サービス付きの習い事も増えてきています。送迎を行っている習い事やスクールが近隣にあるか、情報収集しておきましょう。送迎サービスについては、月謝込みもあれば、オプションになっていることもあります。その点も忘れずに確認しましょう。


・子どもが通う保育園に習い事がついているか確認しておく
一部の保育園では、教育関連企業と連携して学習系やスポーツ系、音楽系の習い事を行っているところもあります(※年少以上の学年が対象)。保育時間内に園内で習い事ができるため、親の送迎は必要ありません。育休期間中に、保育園で行える習い事もチェックしてみてはいかがでしょうか。


・送迎サービスができるシッターと面談しておく
仕事のある日に、子どもの習い事を入れたいという方は、送迎までに仕事が終わるかどうか不安かもしれません。そんなときに検討したいのが、送迎ができるベビーシッターの依頼です。送迎をお願いする場合は、事前面談で送迎の経路などを一緒に確認しておくと安心です。

まとめ

今回は、育休復帰の不安を取り除くポイントにフォーカスしました。ワーママが一人で仕事や育児の全てを抱えることは、自身にとっても家族や子どもにとっても好ましくありません。家族や実家、自治体、そしてベビーシッター家事サポートの力も借りながら、笑顔の多い時間を親子で過ごしてくださいね。


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