雨の日でも楽しく!1歳・2歳児が夢中になる室内遊びアイデア20選【保育士監修】


雨の日が続くと外にも出られず、体力を持て余す子もたくさんいるのではないでしょうか。そんなとき、家の中でも生活リズムを乱すことなく、楽しく過ごしたいですよね。そこでこの記事では、1歳、2歳の子どもたちが夢中になる室内遊びを、現役保育士が紹介します。
しかし、まだ自分で危険を回避することが難しいので、落下や転倒に配慮した環境を整えることが大切です。家具の置き場所を変えたり、角を保護したりすることで、大きな怪我を防いでいきたいですね。
また、何でも口に入れたがる時期なので、玩具の大きさには留意し、誤飲の危険がない物を選びましょう。玩具以外の生活用具も、触ってほしくない物は子どもの手の届かないところに片付けるようにしたいですね。
玩具を定期的に洗ったり、点検したりすることで、安全に遊べる環境を準備しましょう。
中に入れている素材や振り方によって音の響きや大きさが変わることを楽しめます。誤飲を防ぐために、蓋が緩んでいないか定期的に確認をしましょう。また、子どもが投げたり、かじったりすると破損する可能性もあるため、その場合はすぐに交換します。
大人が2〜3個の積み木を積み上げ、子どもが手で押して崩すという遊びです。崩れる瞬間の音や動きに喜びを感じ、「もう一回」と要求することが多いです。
誤飲を防ぐために、積み木は口に入るサイズのものは避けます。また、この時期は悪気なく投げることもあるので、軽めの素材を選んだり、角のないものを使用するのもよいでしょう。
この時期には、絵本を通じて親子で一緒に言葉のリズムを楽しみましょう。「いないいないばあ」や「がたんごとん」など、リズミカルな言葉が繰り返されている絵本を選びたいですね。
イラストはシンプルで、色鮮やかな物がよいでしょう。食べ物や動物などの写真が載っている絵本もおすすめです。
また子どもが自由に触れるよう、角が丸い厚紙でできた絵本や、破れにくい素材の絵本を選びましょう。定期的に絵本の状態をチェックし、破損部分がないか確認することも大切です。
市販のたいこだけでなく、空き箱や洗面器の裏でも代用できます。手で叩いたり、バチを使って叩いたりしてもよいですね。
バチは先端が丸く、軽い素材のものを選び、振り回しても危険のないよう配慮します。たいこ本体も角のない丸い形状で、倒れたり投げたりしても怪我をしない物を選びましょう。
わらべうたにはさまざまな種類がありますが、「いっぽんばし こちょこちょ」や「だ〜るまさん だ〜るまさん にらめっこしましょ」などは知っている方も多いのではないでしょうか。
子どもと目を合わせ、心を通わせながら遊ぶ体験は、子どもの精神的安定だけでなく、社会性も育んでくれます。
ベビーシッターを探してみる
クレヨンは太めで握りやすいものを選び、発色のよい物を用意しましょう。紙とクレヨンはセットにしてカゴに入れておくことで、描きたいときにすぐ取り出せるようにしておきます。壁に子どもの作品を飾れば、「また描きたい」という意欲を引き出すことができます。
自由にシールを貼ることがスムーズになってきたら、キャンディーやてんとう虫、車のタイヤなど、所定の場所にシールを貼ることで完成するイラストを用意しましょう。想像力も刺激され、シール貼りへの意欲を高めることができます。
シールや台紙はバラバラにならないよう、カゴやファスナー付きのビニールケースに入れましょう。お絵かきセットと並べて置いておけば、組み合わせて遊ぶこともできます。
こねる、丸める、伸ばすといった基本的な造形から始め、型抜きやへらを使った遊びへと発展してもよいでしょう。テーブルの上にはビニールシートを敷くと汚れを防ぐことができます。
粘土や道具をセットにして専用かごに収納しておけば、「粘土で遊びたい」と思ったときにすぐに取り出すことができます。作品は写真に残しておけば、子どもも納得して片付けてくれることが多いです。
最初は大人が一緒に取り組み、遊び方の見本を見せます。基本ルールが身につけば、どんどん自分で挑戦するようになります。
パズルはバラバラになりやすいので、ファスナー付きのビニールケースに入れましょう。完成した状態のパズルを写真に撮り、ビニールケースに貼っておけば、ファスナーを開けることなくパズルを選びやすくなります。
部屋の一角にままごとコーナーを作り、人形や食べ物の玩具を子どもの手の届く高さに配置しておくと、イメージを膨らませながら遊び込むことができます。小さなテーブルやクッションなどを用意すると、さらに遊びの幅が広がっていくでしょう。
玩具を収納するカゴには、入れる物の写真を貼っておけば、片付けもしやすくなります。子どもが自分で出し入れしやすい空間を整えましょう。
マットの端を少し持ち上げて坂道を作れば、よじ登ったり、駆け降りたりできます。足腰が鍛えられるだけでなく、バランス感覚を養うこともできるでしょう。
マットの周りには十分なスペースを確保し、家具から離れた場所で行いましょう。必ず大人が側で見守り、子どもの動きに応じてサポートするようにします。
1歳児は大きめの柔らかいボールを両手で抱えたり、転がしたりして遊びましょう。2歳児はボールを投げたり、蹴ったりできるようになります。
室内では柔らかいボールを使用し、割れやすい物や家具から離れた広いスペースで遊びましょう。空気の入っているボールは、中の空気を少し抜くことで跳ねづらくなり、安全に遊ぶことができます。
1歳児は浮き輪の中に入ったり出たりするだけで、全身を使った運動になります。2歳児は浮き輪にまたがり、揺れる感覚を楽しむこともできます。
安全に遊ぶためには、浮き輪の空気量は8割くらいに調整しましょう。また、破損がないか事前にチェックすることも大切です。
ベビーシッターを依頼してみる
ひもを通す穴は、はじめは大きく、通しやすいものにしましょう。子どもの発達に応じて、穴の小さな物に変えていくと、子どもも意欲を持って挑戦することができます。
ひもの先端には、セロハンテープを巻いて硬くすると通しやすくなります。安全のため、ひもは30cm程度にし、首に巻きつかないよう注意しましょう。完成したら首飾りやブレスレットとして、身につけて遊ぶこともできます。
1歳から2歳にかけて「触りたい」「操作したい」という意欲が高まります。日常生活の中では触られると困る物も、ビジーボードに取り付けることで、子どもの欲求を満たすことができます。
取り付ける部品は角のないものを選び、小さなパーツは取れないようしっかり固定しましょう。子どもの興味に合わせて手軽にパーツを取り替えられることも、手作り玩具のよいところです。
1歳児では、面ファスナーを剥がす感覚を楽しみましょう。大人が再び貼り付ける姿を見て、子どもも真似するようになります。
例えば、台紙に動物を描き、フェルトで作った果物に面ファスナーを付ければ、「うさぎさんにリンゴをあげよう」など、イメージを広げて遊ぶことができます。
面ファスナーは子どもの爪に引っかからないよう、角を丸くカットしておきましょう。繰り返し遊んで面ファスナーが付きにくくなったら、新しいものと交換したいですね。
洗濯バサミを開く動作は、指先の力を養うのにピッタリです。鉛筆や箸を使う際に必要な力でもあるので、遊びを通して楽しく身につけましょう。
洗濯バサミで指を挟まないよう、安全には気を配りましょう。また、散らばっていると転倒に繋がるため、洗濯バサミを入れておくカゴも用意しておきたいですね。
1歳児なら15〜20分、2歳児なら20~30分程度を目安に、楽しみながら体を動かしましょう。この時間を作ることで、適度な疲労感が生まれ、お昼寝の寝つきがよくなることが期待できます。
絵本の読み聞かせやお絵かき、パズルなど、集中力を使う遊びは心地よい疲労感をもたらします。落ち着いた気持ちのまま、お昼寝に入りましょう。部屋を薄暗くし、穏やかな音楽を流したり、背中をさすったりすることで、安心して入眠できる状態を整えたいですね。
午前中の運動遊びができなかった日は、夕方に少し体を動かせば、夜はぐっすり眠れるでしょう。昼寝をしなかった日は、夜の就寝時間を少し早めに調整すれば問題ありません。
雨の日は外に出られず、大人も子どもも気分転換が難しいかもしれませんが、「今日は家でゆっくり過ごす日」と割り切って、無理のない範囲で一日を組み立てていきましょう。大切なのは、親子が笑顔で過ごせることです。
「1歳、2歳の子どもが楽しめる室内遊びは意外とたくさんある」ということがおわかりいただけたかと思います。ただ雨の日が続くと、室内遊びもマンネリしがちで「子どもがすぐ飽きてしまう」という声も聞かれるものです。子どものことが大好きなママパパでも、疲れを感じることもありますよね。
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