【2028年開始予定】「出産費用」が無償化へ。薬代アップや国保の減額など、子育て世帯が知っておきたい変更点




毎日のお仕事や家事・育児、本当にお疲れ様です。最近、ニュースなどで「医療保険制度改革」という言葉を耳にした方も多いのではないでしょうか。
先日、この医療保険制度改革に向けた改正案が衆議院を通過しました。「なんだか難しそう」と感じるかもしれませんが、実はこの中には、私たち子育て世帯の家計に直結する「嬉しいニュース(負担減)」と「少し痛いニュース(負担増)」の両方が含まれています。
これからの家計管理や、いざというときの育児の乗り切り方を考える上で、ぜひ知っておきたい変更点と賢い備え方をご紹介します。

まずは、今後数年で私たちの生活にどのような変化が起きるのか、スケジュールとポイントを表で確認してみましょう。
| 変更時期(予定) | 制度の変更内容 | 子育て世帯への影響 |
|---|---|---|
| 2028年6月ごろ | 正常分娩の保険適用(実質無償化) | 出産費用の手出しへの不安が減る |
| 2027年4月 | 国民健康保険の「子ども減額」対象拡大 | フリーランス・自営業の家計負担が減る |
| 2027年3月 | 「OTC類似薬」の窓口負担アップ | いつもの薬代(処方薬)が25%値上がり |
| 2030年度以降 | 75歳以上の医療費負担に金融所得を反映 | (将来的な)シニア世代の負担増 |

今回の法案で最も注目されているのが、正常分娩の保険適用です。政府は少子化対策の一環として、準備ができた医療機関から順次移行し、2028年6月ごろまでに全国一律の制度として開始することを目指しています。
■ 手出し費用の不安が軽減
現在は正常分娩に保険が適用されないため、医療機関が自由に価格を設定しています。そのため「出産育児一時金(50万円)」を受け取っても、病院によっては数十万円の手出しが発生することがありました。新制度では全国一律の単価が設けられ、全額が公的医療保険で賄われる仕組みが新設されます。
■ 対象外となる費用に注意
「豪華なお祝い膳」などのオプションは引き続き自己負担です。また、帝王切開の場合は従来通り保険適用(原則3割負担)となりますが、すべての妊婦に現金を定額給付する仕組みが法案に盛り込まれており、持ち出し額が増えないよう配慮される予定です。
自営業やフリーランスの方など、「国民健康保険(国保)」に加入しているご家庭にとっての朗報です。
■ 高校生まで保険料が半額に
会社員の社会保険とは違い、国保は「子どもの人数が増えるほど保険料(均等割)が高くなる」仕組みです。現在、未就学児のみを対象にこの保険料を5割軽減する措置がとられていますが、2027年4月からは「高校生年代」まで拡大される予定です。長期間にわたって家計の負担が和らぐ嬉しいニュースと言えそうです。

出産無償化などの財源確保を背景に、私たちにとって「痛手」となるルール変更も同時に盛り込まれました。それが、2027年3月の開始を目指す「薬代の負担増」です。
■ いつもの薬が値上がりするかも
ドラッグストアなどで買える市販薬と同じ成分や効能を持つ処方薬を「OTC類似薬」と呼びます。今後は、このOTC類似薬を病院で処方してもらう場合、薬剤費に25%が上乗せされることになります。
■ 共働き世帯の「病院通い」に影響も
対象には、解熱鎮痛剤でおなじみの「ロキソニン錠」や保湿剤、抗アレルギー薬など、日常的にお世話になる薬(約1100品目)が含まれる予定です。これまで「念のため病院に行って、多めに薬を処方してもらう方が安い」と考えていた方も、負担増によりそのメリットが薄れます。「待ち時間をかけて病院へ行くか」「手軽に市販薬を買うか」の判断基準が少し変わってくるでしょう。
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こうした制度の変化を前に、私たち子育て世帯はどのように生活を防衛し、アップデートしていけば良いのでしょうか。キッズラインが提案する「新しい備え方」は2つです。

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