小学校高学年に入って、いわゆる「ギャングエイジ」に突入すると、幼少期に比べ男の子の子育てが難しいと感じる方も多いようです。また、行動範囲も広がり、大人のいないところでは何をしているかわからない、注意しても言うことを聞かない、などといったプチ反抗期でもあるのです。そこで、ギャングエイジ男子の子育て経験のある編集者が、この時期の男の子の子育てで大事なポイントをご紹介します!

ギャングエイジとはどんな時期?

ギャングエイジという言葉を初めて聞いた、ギャングエイジという言葉は聞いたことあるけれど具体的な意味を知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。まずは、ギャングエイジはどんな時期のことを指すのか、そしてどのような意味を持つのかということについてご紹介します。


ギャングエイジは小学校3~4年生の時期
そもそもギャングエイジのギャングとは集団、仲間という意味を持ち、エイジは年齢を表す言葉です。小学生高学年に差し掛かる時期は、子どもは急速に仲間意識が芽生え、大人から干渉されない自分たちだけの集団を持ちたがります。この時期が、大体小学校3~4年生にあたり、その状態をギャングエイジと呼ぶのです。


ギャングエイジは、時に課題となる行動はあるものの、青少年の正常な成長過程の一環である(※)とされています。男女の性差はなく、男の子でも女の子でもギャングエイジは経験するものともされています。全ての子どもがそうではありませんが、男の子の方がどちらかというとギャングエイジの特徴が目立つようです。


※) 文部科学省 参考資料2 各発達段階における子どもの成育をめぐる課題等について(参考メモ)[改訂]



【ギャングエイジの特徴】
① 友達同士で、共有している価値観を重視します。グループを作ってこの価値観を大切にして行動を共にするようになっていきます。
② グループメンバーは5~6名で構成されることが多いようです。仲間同士の結束力が強く、秘密を持つようになります。グループ以外の友人や家族に対して対立的になり、グループ間で密に関わるようになっていきます。
③ 子どもたち自身で世界を成立させていきますが、青年期への準備期間の役割を持ちます。


成長の上でギャングエイジは必要?!
ギャングエイジは健全な成長過程の一環として捉えられていますが、近年ではギャングエイジを経験せずに大人になってしまう子どもも増えていると言われています(※)。理由としては、大人の言うことをよく聞く、聞き分けの良い子が増えていること、学校外の時間が習い事などで忙しいために個別行動が増え、1人で過ごす子どもが増えるということ、さらには他の子ども同士で作り上げたギャングエイジの輪に馴染めないということが考えられます。


そうなると、ギャングエイジを経験しなかったことで、同年代との関わり方や集団行動を学ぶ機会が得られないまま大人になってしまいます。それらは決して悪いことではありませんが、子どもにはギャングエイジの経験もあった方が良いとされています。


※) 文部科学省 参考資料2 各発達段階における子どもの成育をめぐる課題等について(参考メモ)[改訂]

なぜギャングエイジの男の子の子育ては難しくなるの?

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男の子でも女の子でもギャングエイジは経験しますが、特に男の子の場合、ギャングエイジになると聞き分けが悪くなり、集団になることでより反抗的にもなってくるため、子育てが難しいと感じる人も多いようです。では、どのようなことに直面しやすいか、例を出してみていきましょう。


ゲームやスマホに固執するようになる


男の子は、特にゲームに夢中になる傾向があります。特に最近は、お友達とオンライン上で冒険に出かけたり戦ったり、仲間と助け合いながら課題をクリアしていくなど、ギャングエイジにとっては魅力的なゲームがたくさんあるからです。


また、この時期は自分のスマートフォンを所有する子どももいるため、動画配信サイトでゲームの解説を見て友達と研究しながらゲームに没頭する子どももいます。親がスマホやゲーム時間の管理をしても、いつの間にかロックを外して約束時間をはるかに超えてゲームをする、就寝時間間際に友達とオンライン対戦の約束をする、対戦ゲームによって気性が荒く言葉使いも悪くなる、などといったことが起こります。


ゲームをやめさせようとゲーム機を隠したら、怒って暴れ出した、友達の家に行ってゲームをしていて余計に執着した、という場合もあります。ゲームを辞めさせるための行動が、かえって子どもの反感を買い、親子の信頼関係だけでなく、子どもの行動がわからなくなった、ということにもなり兼ねません。そのため、子どもにゲームやスマホとの距離感をどう取らせるべきか、頭を抱える家庭も少なくありません。


家のルールを破るようになる


お友達とのルールや約束を優先するために、家のルールを破る子どもも出てきます。
例えば、決められた通学路とは別ルートで帰ってくる、門限を過ぎて帰宅する、習い事を無断で休んでお友達と遊ぶなどが考えられます。中には、友達と作ったルールで遊んだ結果、誤って他人の車やバイクを傷つけてしまった、赤信号の状態で信号を渡ってみた、などと危険を伴う行動をする子どもも稀にいます。


ルールを破ったことについて叱ったり話し合ったりしても、どうしても友達とのルールを優先してしまい、家のルールを破ったり、ママやパパの話に反抗的な態度を示す子どももいて、ママやパパも頭を悩ませてしまいます。ですが、ママやパパの話には反抗的でも、外で危険な遊びをして近所の大人に叱られる、習い事を無断で休んで先生に叱られるといった場合に、自分のしたことが良くなかったと気づいて、ハメを外すような行動を慎むようになる子どももいます。


言葉遣いが悪くなり話を聞かなくなる


「てめえ」「うるせえ」「ババア」など今までだったら絶対に使わなかったであろう言葉づかいをし始めるのがこの時期。特に男の子は女の子よりも、こういった強い口調がかっこいいと思ってしまうため、少し言葉遣いが悪くなりがち。「あんなに可愛かったあの子が、汚い言葉を使うなんて」とショックを受けてしまうママも多いでしょう。


また、言葉遣いが悪くなるだけでなく、親の言うことを聞かなくなってくるのもこの時期。「うるせえ」「分かっている」「あっちいけ」など、親が話し合いの場を作ろうとしても聞かず、そんな態度に腹が立ったママやパパと口げんかに発展してしまうことも十分ありえます。強い口調に加え、話も聞かなくなってくるので、どのように状況を理解させるのか、伝え方に難しさを感じてしまうのです。

ギャングエイジの男の子の子育てポイント3つ

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ギャングエイジに突入した男の子との関わり方が難しい、悩ましいと感じてしまう方も多いと思いますが、3つのポイントを押さえておくだけで、気持ちが楽になります。どのようなポイントかみていきましょう。


●「健全な成長をしている」と見守る
ギャングエイジは小学校高学年の子どもにとって重要な成長過程です。ギャングエイジを経験することで、集団行動やルールといった社会性を学んでいきます。そのため、少々手を煩わせることもありますが、「健全な成長をしているんだ」と捉えて見守っていきましょう。今まではあれこれ口を出すべきか試行錯誤された方もいらっしゃると思いますが、子どもの考えを尊重して関わってみましょう。


ただし、全ての行動を見守るだけでは、子どもも調子に乗ってますます友達との結束力を高めてしまうかもしれません。また、この時期の子供の提案が親として許可すべきか悩むこともあります。全てに否定的だと「どうせうちの親はダメだから黙って行動してしまおう」などと、隠れて行動するようになります。


そうならないためにも、否定的な態度をとる前に、「なぜそのような行動を取りたいのか」「何を大事に思っているのか」ということを聞いてみましょう。そして、程よい距離感を保ちつつ、必要な時は感情的にならずに冷静にコミュニケーションをとっていきましょう。


●ギャングエイジ=ゴールデンエイジ!別の集団を作れる環境を用意!
実はギャングエイジといわれるこの時期はゴールデンエイジともいわれます。特にスポーツにおいては絶好の時期で、スポーツを始めるのに適したタイミングと言われています。一流選手の中には「ゴールデンエイジからスポーツを初めて一気に伸びた」「ゴールデンエイジに入ってから今までやっていた努力が報われた」という人もいます。


もしも、我が子がいる集団が危険な行動ばかりする、ゲームばかりしていて気になるという場合は、スポーツなど習い事に挑戦し、新しい集団に子どもの身を置いてみるのも良いでしょう。


●何かあった時は必ず助けるという姿勢を見せる
ギャングエイジの時期に入り、態度や口調が大人びてきたとはいえ、まだ10歳前後の子どもです。どんなことが危険なのか、ということを十分理解できていないこともあります。友達とのグループ行動が楽しくてハメを外した結果、ケガをしたり事件に巻き込まれたりする可能性もあります。


何かあってからでは遅いということ、困った時は必ず味方であるということを日頃から伝えていきましょう。子どもも親から信頼され、見守られているという安心感から危険な行動を一歩踏みとどまることでしょう。

ギャングエイジ男子の子育てに疲れたらママも息抜き!



日々ギャングエイジの男の子と関わることで、驚くような言動もあり、困惑してしまうママもいらっしゃるでしょう。そんな時に1人で抱えていては、一層ストレスが溜まってしまいますよね。そこで、ギャングエイジの男の子の子育てで息抜きするためにも、時にはリフレッシュしていきましょう!


●ママの時間を作って息抜き!
まずは自分の時間を作って、好きなことをたくさんして思いっきりリフレッシュしましょう。また、同じ年頃の子どもをもつママ友と、情報交換することで、子供との関わり方のヒントをもらえるかもしれません!ギャングエイジの子どもは、ひとりでお留守番ができるようにはなっていますが、「親のいない間に大勢の友人を家に呼んで騒いでいないか」「習い事の時間になったらサボらずにちゃんと行っているか」など、まだまだ不安がつきもの。さらには、出かけた後も夕食の準備や洗濯物ものの片付けなどの家事があることを考えると、中々ひとり時間をゆっくり過ごせないですよね。


そんな時は、家事代行サービスを活用してみましょう。ママのリフレッシュ時間に夕飯の支度や掃除、洗濯物の片付けなどをしてもらえば、帰宅後の家事時間を気にすることもありませんよね。そして、いつもの家事時間を子どもとのコミュニケーション時間にすれば、時間の有効活用にもなります。


ベビーシッターの関わり方から再発見する
ベビーシッターと聞くと、赤ちゃんや未就学児しか頼めないと思われるかもしれません。ですが、キッズラインではベビーシッターに依頼できる対象年齢は15歳まで。リフレッシュのためのひとり時間に依頼するのも良いですが、もう1つの活用法が、ベビーシッターを通して自分の子どもを客観的に捉えることができるということ。


ベビーシッターとの関わりを通して、普段見せない意外な一面を見ることができたり、我が子への接し方に新たな発見があるかもしれません。さらに、子育ての経験が豊富な方や、ギャングエイジ期の子供の保育・教育経験があるシッターなら、子育てについて相談することもできます。


●子どもと一緒に楽しめるものを探して思い切り遊ぶ
ギャングエイジになると、子どもとの距離ができてしまい寂しくなってしまうかもしれません。でも、そうはいってもまだ子ども。親と過ごすのを恥ずかしがったりもしますが、反面一緒に過ごしてみると可愛らしい一面もたくさんあります。


そこで、子どもと一緒に楽しめる共通の趣味を探して一緒に思い切り遊んでみるのはいかがでしょうか?一緒にスポーツクラブに入る、アクティブな趣味を持つ、など共通の趣味を持って一緒に遊ぶことで、子どもとの距離も縮まる上、リフレッシュすることもできますよ。

まとめ

ギャングエイジに突入した子どもとの関わり方について、どうコミュニケーションを取れば良いか分からず、不安に思ってしまう方も多いことでしょう。まだ小学生の子どもですし、心配はつきませんよね。ギャングエイジも成長過程にはなくてはならない時期です。この時期の子どもの特性を知って、見守りながら関わっていきましょう!


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