「保育園のお迎えに間に合わない!どうしよう…」と慌てた経験はありませんか?仕事の目処がつかなかったり、突然の残業を言い渡されたりしたら、まず浮かぶのは保育園で待つ我が子の顔です。「子どもが第一だけど、仕事も手を抜けない」そう考えるママパパは少なくありません。子育てと仕事を両立させるためにはどのような対策がとれるのでしょうか。この記事では、保育園のお迎えに間に合わない時にとるべき行動と事前の対策を、現役保育士が解説します。保育園でお迎えを待つ子どものためにも、しっかり対策を練っておきましょう。



保育園のお迎え、間に合わないのはこんな時


お迎え
夕方になると、保育園の電話が鳴り「お迎えが遅くなりそうです」と保護者からの連絡が相次ぎます。お迎えが間に合わない理由は大きく分けて3つあります。

【理由1】仕事が長引いた


「仕事が終わらなくて、お迎えが予定より遅くなります」という連絡が1番多い理由です。定時ピッタリで帰れる仕事もあれば、帰りたくても帰れない仕事もありますよね。事情はそれぞれなので、致し方ありません。

【理由2】道路が混んでいた・電車が遅れた


次いで多いのが「道路が混んでいた・電車が遅れた」など交通状態によるものです。天候や事故などに影響を受けやすく、急ぎたくても身動きがとれない状況ですよね。そのような時は、とにかく復旧を待つしかありません。

【理由3】用事が終わらなかった


「用事が終わらなかった」という理由でお迎えが遅くなる方もいます。病院へ行ったけれど混んでいてなかなか自分の順番がこなかったり、買い物へ行ったけれど気づいたら予定時刻を過ぎていた、ということもあります。

保育園のお迎え時間は16時〜18時。間に合わない時は最長19時まで


保育園のお迎えに遅れそうでも、延長保育の時間までは通常の保育料のみで利用できます。18時を過ぎることが多い場合は、延長保育の利用も視野に入れておきましょう。
保育園のお迎え状況と延長保育について、著者の勤める園の事例とともにご紹介します。

保育園のお迎え時間


保育園は幼稚園と違い、お迎えに決まった時間はありません。利用可能な時間帯であればいつでもお迎えに行けます。
一般的な認可保育園では、短時間認定であれば16時30分まで、標準時間認定であれば18時まで通常の保育料のみで利用できます。その後の時間帯は、有料の延長保育を利用する事も可能です。
著者の勤める園の延長保育は19時までですが、園によってはさらに遅い時間まで延長保育を行っているところもあります。

お迎えのピークの時間


保育園のお迎えがピークになる時間帯はいつ頃かご存じでしょうか?
著者の勤める園では、まず16時15分〜16時30分に最初のピークがやってきます。育休中のママや仕事がお休みのママパパ、短時間認定の方が続々とお迎えに来るからです。
お迎えが最も多い時間帯は、17時45分〜18時です。
18時から始まる延長保育は別料金なので、その前にお迎えへ来られるよう調整している方が多いようです。延長保育が始まる前の時間帯は、お迎えに駆け込むママパパの姿がたくさんいます。

延長保育の金額や手続き


◎延長保育の手続き
延長保育を利用する際は保育園に申し込みをする必要があります。年度の途中からでも申し込み可能です。
園長もしくは主任保育士に声をかけ、延長保育申請書をもらって記入しましょう。申請書の内容をもとに面談を行う園もあります。

◎延長保育の金額
延長保育の料金形態は以下の2つです。
・月極
・利用した時間分の支払い
利用料金は自治体や保育園によって異なりますが、著者の勤める園は月3000円、第2子以降は半額の月1500円で延長保育を利用できます。保育料の階層区分によっては無料になる方もいます。
※いずれも保育園によって異なりますので、入園前に配られた説明書を見たり、直接問い合わせたりして確認して下さい。

お迎えに間に合わない時、保育園の先生はどうする?


保育園
保育園へのお迎えがいつもより遅れても、子どもは延長保育が始まるまではいつもの保育室で過ごしています。しかし延長保育の時間になると、個別の対応が必要になってきます。
延長保育までにお迎えが間に合わない場合、保育園では保育士が実際にどのような対応を行っているのか、ご紹介します。

【電話連絡有り】保育士の対応


保護者から「お迎えが遅れます」と電話連絡があった際、クラス担任にその旨を伝えます。担任は子どもの心情に配慮しながら、いつもよりお迎えの時間が遅くなることを伝えます。
延長保育に登録していない子の場合は、帰りの準備をして玄関近くの事務室へ連れて行き、保育士と一緒に絵本を読んだり、おもちゃで遊んだりしてお迎えを待ちます。
保育園によっては遅れた当日から、延長保育の登録を行う必要があることもあります。その場合は、延長保育を利用している子ども達と一緒におやつを食べたり、遊んだりしながらお迎えを待つことになります。

【電話連絡無し】保育士の対応


連絡もなくお迎えに来ない場合は、保護者に電話をします。保護者がお迎えに来られるなら何時頃に来れそうなのか確認し、保護者がお迎えに来られないのであれば、代わりに誰がお迎えに来るのかを確認します。
「閉園時間になっても誰もお迎えに来ない」という事態を避けるためにも、タイミングを見計らって保護者に連絡を入れています。

子どもが安心してお迎えを待てるよう配慮する


子どもは「そろそろママパパがお迎えにくる時間だ」ということをわかっています。いつも来るはずの時間に来ないと、子どもは不安を感じ始めるものです。
そのため、保育士は子どもが安心して待てるよう配慮します。電話連絡がきていれば「〇〇ちゃんのママ、今お迎えに向かってるって。ちょっと道路が渋滞しちゃってるみたい。でももうすぐ来るよ」と説明します。
ママパパがもうすぐ来るとわかれば、子どもも安心できます。お迎えにくるまで保育士は言葉をかけたり、一緒に遊んだりしながら、子どもが安心してママパパのお迎えを待てるようにしています。

保育園のお迎え時間に間に合わない時の対処法


保育園のお迎えに間に合わない時の対処法をあらかじめ考えておけば、急な残業や渋滞・遅延でも心配いりません。実際にどのような対処法があるのかご紹介します。

【方法1】祖父母や親戚に頼む


祖父母や親戚などが近くに住んでいる場合、忙しいママパパの代わりに送迎をお願いすることができます。子どももよく会うのであれば慣れていますし、ママパパもお願いしやすい相手ですね。
ただし親戚であっても未成年の子へ引き渡すことはできないので注意しましょう。
また、祖父母や親戚にお願いしたくても、遠く離れた場所に住んでいたり、仕事をしていたりすると頼めません。そのような場合は他の方法を考える必要があります。

【方法2】保育園のママ友に頼む


保育園のママ友に頼むという方法もあります。
送迎の時に顔を合わせるだけの仲ではなかなか頼みづらいですが、子ども同士仲がよくて、休日は一緒に遊びに行ったりするような仲であれば、お願いできるかもしれません。働くママ同士、大変な時は支え合える関係性を築いておけば、いざという時には一緒に子どもを連れて帰ってもらえるよう、お願いできるでしょう。

【方法3】ファミリーサポートに頼む


近くに頼める親戚もいないし、ママ友に頼むのも気が引ける…という方は、ファミリーサポートセンターの利用を検討してみましょう。
ファミリーサポートセンターは、自治体が運営する登録制の子育て支援事業です。「子どもを預かってほしい人」と「子どもを預かれる人(サポーター)」が事前に登録・面接を行い、必要な時に子どもを預かってもらうことができます。
もちろん保育園のお迎えを頼むことも可能ですが、その後は基本的にサポーターさんの自宅で預かってもらうようになります。

【方法4】ベビーシッターに頼む


保育のプロであるベビーシッターにお迎えをお願いするのも1つの方法です。
ベビーシッターはお迎えの後、基本的に利用者の自宅で保育を行います。もし帰りが深夜になってしまう場合でも、お迎えを気にせず、まっすぐ自宅へ帰ることができます。
自宅で過ごせるので、子どもも安心して夜の時間を過ごすことができるでしょう。

今すぐベビーシッターを依頼してみる

深夜まで預かり可能な園に転園する


「保育園以外に我が子を預けるのは不安がある…」という方は、深夜まで預けられる保育園に転園するという方法もあります。信頼できる保育園で子どもをみてもらえれば、ママパパも安心ですよね。
しかし夜中に子どもを連れて帰ることは、ママパパにとっても、子どもにとっても、負担が大きいものです。生活リズムを考慮し、無理のない送迎が行えるか、よく検討してみてくださいね。

お迎えを人に頼む時は保育園に連絡を

お迎えを人に頼む際は、保育園へ事前に連絡をいれておく必要があります。
いつもお迎えにくる人と違う場合、たとえ祖父母であったとしても、保育士は保護者の許可なく子どもを引き渡すことはしません。「子どもを預ける予定はなかったのに、勝手に連れていってしまった」というトラブルを避けるためです。
代わりにお迎えへ行ってもらったけど、子どもを引き渡してもらえなかった…ということがないよう、お迎えを他の人に頼む場合は保育園へ連絡をいれておきましょう。


保育園のお迎えを頼める人を確保しておこう


送迎
子どもを保育園へ預ける際は、万が一のことを想定して、代わりにお迎えへ行ってもらえる人を探しておきましょう。お願いできる人がいれば、突然の残業や緊急の用事にも慌てずに対応できます。
普段から祖父母やママ友、ベビーシッターに会ったり預けたりする経験を重ねておけば、子どもも安心してママパパの帰りを待てます。相手にも予定があるので、複数人お願いできる人をみつけておくことをオススメします。

「キッズライン」ならスマホでシッターを探せる


ベビーシッターのマッチングプラットフォームである「キッズライン」なら、パソコンやお手元のスマホでベビーシッターを見つけることが可能です。
「キッズライン」には、保育園のお迎えから夕食の介助、お風呂や寝かしつけまでを行ってくれるシッターも多く在籍しています。初めてお子様を預ける前には、必ず顔合わせ(オンライン)か事前面談(対面)を行うルールとなっているため、一度お試しで依頼してみるのがオススメです。
また、送迎で依頼する予定がある場合は、保育園の場所や荷物の説明、保育園の引き渡しのルールなどを事前にお伝えしておきましょう。
親が保育園に迎えに行けない事態が起こっても、帰宅から夜のお世話までを頼める体制があれば、家族全員が安心して毎日を過ごせるはずなので、ぜひご検討ください。

■保育士ライター 佐野希子
18年目の現役保育士。独学で認定試験に合格し、幼稚園教諭の資格も取得。他に社会福祉士の資格も保有。現在は副主任として保育現場の指導とサポートに努めている。


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