「日本中どこにいても気軽に頼れる育児パートナーがいる」世界観を目指して始まった全国展開プロジェクト。25名の拠点長を含む総勢約200名の方のご協力をいただき3ヶ月実施いたしました。
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ー北海道から沖縄まで37都道府県へ拡大!

キッズラインのサービス利用可能エリアは当初21都府県でしたが、本プロジェクトを通して37都道府県まで拡大しました。プロジェクトメンバーが、ベビーシッターの登録活動のために、日々キッズラインを周りに広めたり、チラシを配ったり、自治体へ声をかけたり・・・多くの地道な活動のおかげです。ご協力いただいた皆さまありがとうございました。

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(37都道府県で活動するシッター一覧はこちら)

今回は本プロジェクトMVPの徳島拠点長藤岡さん、準MVP山梨拠点長望月さんに「どうして拠点長に?」「地方での子育て環境の課題は?」など伺いました。

―どうしてキッズラインの地方拠点長に?


経沢:全国展開プロジェクトお疲れ様でした。両県ともにたくさんのベビーシッターさんが誕生しましたね。徳島拠点長の藤岡さん、山梨拠点長の望月さん、まずはお二人がなぜ拠点長になったのか、お聞かせいただけますか。

藤岡:私は、大学時代から子育て支援をしたいという想いがあって。大学卒業後、二人の子供を出産して徳島県で子育てを経験しました。里帰りもしなかったので頼れる人は義理の両親だけで、預けることに対して少し罪悪感があったんです。ちゃんとした理由がないと預けにくいな、という気持ちもありました。ママ友達とも、たとえ自分の両親でも預けることに対して少し罪悪感があるよね、って話したり・・・。

実際、子供が小さい時本当に苦労しました。ですが、低年齢の子を預かってくれるところが少ないと感じていました。行政以外で子供をもっと気軽に預けられるようなサービスができないかなと考えていたとき、キッズラインに出会いました。

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(徳島拠点長 藤岡さん)

創業への想いも私が常々感じているところと共感する部分があって・・・すごく感動したんです。しかも、「キッズラインは全国展開する予定あるのですか?」といったメールを送ったすぐ後のタイミングで全国展開プロジェクトのリリースがあったんです!

経沢:全国展開プロジェクトのリリースとほぼ一緒とは、すごいタイミングですね!

藤岡:そうなんです、本当に鳥肌が立ちました。まさに、ご縁があると確信しました。絶対に地方でも必要なことだと思っていたので、やりたいと思って立候補しました。

経沢:望月さんはなぜ拠点長に?

望月:私はもともと何年か前まで都内に住んでいて、キッズラインの立ち上げ時に、何度か利用させていただいてました。ネットで簡単に検索できて、今日来てくれる人が見つかるという仕組みが画期的で。当時、他社のベビーシッターを利用していたのですが、キッズラインと仕組みの違いに驚きました。
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(写真右:山梨拠点長 望月さん)

その後、山梨へ引っ越すことにになり。下の娘が生後3ヶ月の時の引っ越しで、上の子の入学式など、どうしよう・・・と途方に暮れた経験がありました。すぐにベビーシッターサービスを探しましたが見当たらず、山梨でもベビーシッターが使えるようになったら嬉しいな、と思っていた時に全国展開プロジェクトのリリースを見て「これは私がやらなければ」とすぐに応募しました。

―キッズライン、なんで今までなかったの?というお声が


藤岡: 正直キッズライン自体を知らない人が大半でした。ですが、広報する中で、「本当にいいサービスだね」「なんで今までなかったの?」という声をたくさんいただきました。サポーターになりたい人、利用したい人両方から喜んでもらえるサービスですね、と言っていただくことも。預けられる子供自身も充実した時間が過ごせるし、お父さんやお母さんはとっても助かるし、サポーターさんにとっても自分の強みを生かして働くことができる、みんなにとって良いサービスだな、と改めて実感しました。

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経沢:逆に活動の中で、困ったことはありましたか?

藤岡:強いて言うなら、一部の方にはベビーシッターへのイメージが「敷居が高い」「ベビーシッターを利用している人なんて聞いたことがない」と…。

経沢:神田うのくらいしか聞いたことがない、みたいな感じでしょうか(笑)

藤岡:そうそう、そうなんです!

経沢:もともと、キッズラインを始めたときにその壁にぶつかりました。やっぱり当時はもっと「ベビーシッター」という存在は値段が高い上に馴染みがないという印象でした。だからこそ、まずはテクノロジーの力をフル活用し、価格面で1時間1000円で使っていただけるようなサービスを作ることに注力しました。また、キッズラインのベビーシッターはお子様の保育以外にも、バイリンガルシッターが英語を教えてくれる、とかピアノレッスンとか、受験対策ができるとか高い付加価値を持った多彩な方が多くて。その結果「習い事」として興味を持ってくれる人がでてきて、そこから、どうもキッズラインというのがあるらしい、というところから、困っている人が徐々にキッズラインを知って使ってくれるようになってきてとても嬉しいですね。

望月:山梨県は親と同居していたり、実家の近くに住んでいる方が多いのですが、話を聞いてみると預け先に困っている人たちがたくさんいることがわかりました。子供を預ける不安や少しの罪悪感みたいなものを払拭する1つにもなると思うので、子供を預けながら、習い事も同時にできるという利用方法も浸透させていきたいなと思っています。

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―お住まいの地域での子育ての課題は?


藤岡:他の県でも同じ状況だと思うのですが、徳島県でも子供の預け先不足は深刻化しています。保育施設の数を増やそうとしているけど、更にそこで働きたいという保育士が少なくて。これまで子供を預かるための、保育サービスを増やすためには保育施設を増やすしかない、という発想しかなかったんだなと思います。

経沢:となると、ちょっとだけでいいから預けたい、という思いを受け止めてくれるサービスまではなかなか行きつかないですよね。

藤岡:本当にそう思います。預けたくても預け先がそもそもないから・・・みんな我慢していて、表面張力で育児が支えられているような気がします。保育園という箱ものを増やすだけでなはなく、 キッズラインというサービスがあって、登録すればすぐに利用できるっていうのを知ってもらいたいですね。

望月:サポーター登録増加のために普及活動をしていたら「保育士の取り合いですね」と言われたことがあったんです。保育士を取り合うということではなく、子供を預かる保育施設として保育園や託児所、ベビーシッターサービスなどが協力して、子供を安心して預けられる環境が広がっていければと思います。

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―潜在保育士の皆さんが保育業界に戻るきっかけに


経沢: 潜在保育士が少しでも保育現場に関わるためのファーストステップとして、キッズラインを使ってもらえたらと考えています。自分の空いた時間に好きなペースで働けるので、いきなり保育の現場に戻るその前に、少しずつ進めるよう背中を押してあげたいですね。

望月:保育士不足もよくニュースで話題になりますが、保育現場を離れた理由が人間関係とか、給料の安さなどが原因ならば、キッズラインをきっかけに働いてもらえたらいいのにな、って本当に思います。

藤岡:私自身、保育士として現場で働いたことがあるのですが、収入面での不安や長時間労働など保育士が不満を持ちながら働いている姿を見てきました。だからこそ、潜在保育士が多いのがわかる気がします。子供が好きで、保育に関わりたいと思って資格をとった人たちだから、保育の現場から完全に離れてしまうのはもったいないと感じています。フルタイムで現場で働くだけではなく、キッズラインでベビーシッター登録し子供と関わるという選択肢があるということを伝えたいと強く思います。
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―今後も全国でのサポーター登録増加の活動を進めていきたい


藤岡:活動を通じて、利用者ニーズがあることが身にしみてわかりました。見た目は頼り先もあって、問題ないように見えたとしても、「助けてほしい」「手を貸してほしい」って言えなかったんだ、我慢していたんだ、って。本当は頼れる人たちが周りにいてほしい人にキッズラインが手を差し伸べるようになりたいです。

望月: キッズラインの理念を伝えて、共感しないママはいない!というのが大発見でした。子育てしたことがある方なら、困った時にスポットで子供を預かってくれることのありがたさやキッズラインの仕組みの便利さに必ず共感してくれるので、これからも認知から実際の利用につなげていけるよう広めていきたいと思います。また、この活動を通じて、同志のように思える友達が増えました。応援サポーターさんがものすごく力になってくれて心強かったですし、山梨県に県外から来て、ママとしてもひとりの女性としても活躍されている人や、もっと子育てしやすい環境をつくろうと頑張っている人たちにたくさん出会えてよかったです。

経沢:全国の拠点長のみなさまのおかげで、キッズラインは全国37都道府県で使っていただけるサービスとなりました。引き続き、キッズラインを全国に広め、たくさんのママ・パパの強い味方になるべく頑張っていきましょう!
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ー全国でベビーシッターを募集中!

キッズラインでは引き続き「日本中どこにいても気軽に頼れる育児パートナーがいる」世界観を目指し、全国でベビーシッターを募集中です。興味のある方は一度ベビーシッター登録説明会へご参加くださいね。

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