※この記事は有料note2016年3月~5月に掲載されたものです。
「いったい、何を考えると、そんなに幸せになるのだろうか?」
そう疑問に思ったメンが調べてみると、マシューの瞑想中の脳は他者への思いやりでいっぱいでした。つまり、苦しい状況にある人たちに対して思いやりを持つと、わたしたちの脳は幸せを感じるのです。(『疲れない脳をつくる生活習慣』より引用)
つまり「頭の中に、他人への思いやりがいっぱいある人ほど、幸せを感じる」ということ。
ほんと、ほんと、ほんとーに、そうだなーと腑に落ちた。
起業して、サービスを開始して、確かに大変なことは沢山ある。仕事は地道でコツコツコツコツコツコツ…。本当に忍耐力がいるような事が多い。しっかりした基盤をつくるために、丁寧に丁寧に積み上げている。短期的なことや、金銭的なことだけを考えれば、いわゆる「ビジネスモデル」っていう言葉を最優先するなら、短期的には困難な道を選んだかもしれない。でも、やっている私たちは、とんでもなく、楽しくて、会社には笑顔が溢れていて、幸せだ。
社員すら「社長、キッズラインをつくってくれてありがとうございます!」といってくれることがある。「いえいえ、こちらこそです。安定した仕事を捨てて、一緒に挑戦してくれてありがとう!」そう、頭が上がらないのに。
同じことは、8年間赤字を続けて上場を果たした弁護士ドットコム社や、10年以上苦労して、有機野菜の宅配システムを作ったオイシックス社の両社長も言っていた。こちらがあげようとしなくても社員のモチベーションは高く、採用においても、人柄の良いメンバーが自然と集まってくると。
そして、この本を読んでわかった、私たちの幸せな感覚、それは、「育児に困っている人を助けたいと」いう気持ちからくるのだと。「もっとこうしたら喜んでいただけるんじゃないか」「もっとああしたら、便利になるのかな」そんな妄想がとまらない、やりたいこと取り組みたいことだらけだからなのか。
それだけじゃない、いままで、保育園で重労働で十分報われなかった保育士さんたちが日本には沢山いる。大変過ぎて、せっかく資格をとったのに活かしきれていない潜在保育士さんは70万人もいる。そんな人たちが「キッズラインのおかげで、本来の理想の育児を追求できるばかりでなく、収入もふえて、本当に幸せです」といってくれる。まだまだ育児という仕事に携わる人の職業的地位をあげていきたいと思うので、こちらの観点からもやりたい事は尽きないからだろう。
日本の育児はピンチだ。だから、子どもとママと、みんながもっともっと幸せになるように、と社会の未来に想いをはせて、頭の中がいっぱいだからなのか。
自分のやっている仕事を通じて、困っている人がいれば少しでも役に立ちたいという取り組みが、こんなに幸せを感じることができるのか。というのは、この仕事に携わってからの大きな発見だった。だから、人生を賭けて成し遂げたいと強く想うのだろう。
そういえば、以前、メンタリストDAIGOさんの「男性の人生の満足度と結婚生活の満足度の関係を調べた研究の話」を読んで、
"男性の人生の満足度っていうのは、結婚生活の満足度が高ければ高いほど上がる。じゃあ男性の結婚生活の満足度っていうのはどうやって決まるのかっていうと、仕事だったりとか、家庭での立場とか一切関係なく、それは、奥さんが如何に幸せだったか。
実は奥さんが幸せになればなるほど、幸せにしてあげればあげるほど、奥さんは家庭、家族だったりとか旦那さんに返してあげようとする。
そうすると子育てだったりとか、旦那さんが家で心地よく過ごせるようになったりとかして、出世もしやすくなる。だから結婚生活の満足度は奥さんの幸せさによってだけ決まる。結婚生活の一番良い方法っていうのは、幸せにしたいって思える人を選ぶってこと。"
上記、「男性の結婚生活の幸福度を左右する唯一の要因とは」より引用。
それもまったく同じ理論だと深く心に刺さった。
パートナーはお互いが尽くし合っているときが一番幸せだろう。その人の幸せに自分がどこまで貢献できるか。そして、尽くせば尽くすほど喜んでくれる。なによりも、ともに生きるパートナーだから、尽くした相手が幸せに成功すれば、それがまた自分の幸せや未来につながっていくのだ。
そういえば、弊社のいつも笑顔が可愛くて、チャーミングな、2児の母、聖子ちゃんが、旦那さんを選んだ決め手についてこう言っていた。
「この人を幸せにしたいなーって思ったから、結婚しました。」
そう、本当に、彼女は、心から幸せそうです。