「タリーと私の秘密の時間」を夫婦一緒に見るべき理由を感想・レビューを交えて徹底解説します!王様のブランチでLiLiCoさんが紹介していた映画「タリーと私の秘密の時間」は「仕事・家事・育児 自分の時間のない現代女性」に贈る感動ストーリー。
オスカー女優のシャーリーズ・セロンが出演しています。3人の子どもを持つママとベビーシッターの不思議な関係に注目です。今回は一足先に映画を、1児父母のマツダ夫婦がチェック!
ラブコメ好きの妻、ジブリマニアの夫は、正直なところ期待薄でこの映画を見ました。でも見終わって顔を見合わせて「夫婦で見るべき最高傑作だね!」と夫婦揃って大満足!心からおすすめできる映画です。
ストーリー
(公式サイトより抜粋)
家事に育児に追われるマーロは、3人目の出産を機に心が折れてしまいます。疲弊するマーロのもとに、タリーという夜間のベビーシッターがやって来ます。タリーはイマドキ女子だけど、仕事ぶりは完璧!彼女のおかげでマーロは元気を取り戻し、2人は打ち解けていきます。でもタリーは自分について語りません。タリーは日中何をしているのか気になるマーロ。タリーは一体何者なのでしょうか?
この映画は、女性脚本家の実体験をもとに作られています。女性脚本家は第三子を出産してから、自分のケアはおろか、子どもを可愛がる余裕がない状態に危機感を覚え、夜10時から翌朝までの夜間ベビーシッターを雇ったそうです。シッターに救われた気持ちを伝えたい、そんな想いを映画化されたこともあり、子育てのシーンは実にリアルです!
タリーのアドバイスと優しい言葉が胸に響く!
ベビーシッターのタリーがふとした瞬間に名言を言うのですが、私が元気づけられた名言を紹介します。
その1.
私を頼って。人生の全てをケアするわ。
家事に育児に我慢の限界を迎えたマーロに、タリ―がかけてくれた言葉です。今まで人に頼ることができなかったマーロですが、タリーの出会いを機に、元気と笑顔を取り戻していきます。
子守り以外にも相談に乗ってくれて、手伝ってくれる存在がいるのは心強いものです。こんな言葉を忙しい時にかけてもらえたら、余裕を持つことができ、そしてこの一言で疲れが和らぐなと思いました。
その2.
夢を叶えたでしょ? あなたも結婚も家も、ありきたりなのが最高なのよ。それこそ大きな夢よ。
日に日に仲が深まるマーロとタリー。「若い時は楽しかった」と言い出すマーロに、タリーは励ましの言葉をかけます。
この言葉に私はハッとさせられました。24時間待ったなしの育児。子どもに泣かれたり、言うことを聞いてもらえなかったり、大声で怒りたくなることもあるけれど、でも数年前の自分は「ママになりたい」という夢を抱いていたんだと思うと、今の自分は夢を叶えた自分なんだなと今の生活をありがたく思うようになりました。
映画を見ていくうちに、家族が望むのはママの幸せな笑顔であって、完璧な理想のママ像は、自分で作り上げているだけなのではないか、そんな風に感じる場面が多くありました。あれこれ頑張らなきゃ!と思うママ達に"自分らしい育児"を楽しもう!そんな風に背中を押してくれるシーンの数々に、元気をもらえます。
「タリーと私の秘密の時間」はパートナーと見る映画です
期待薄で映画を見た私たち夫婦ですが、映画の途中で私は「分かる分かる!」と子育ての辛い時期を思い出して胸が苦しくなりました。また、見終わってから夫が「これは本当に良い映画だね。子どもが産まれる前にも見ておきたかったし、これからも見直したい」と言ってきたのにはとても驚き!
私たち夫婦が「パートナーと見るべき!」と強く強く勧める理由と、「もっと早くこの映画に出会いたかった。また見直したい」と思った理由を3つにまとめてお伝えします。
パートナーと見るべき3つの理由
その1.自分達の子育てを思い出して仲が深まる
見終わってから「あの頃はこうだったね」と、子育ての色々なシーンを思い出しました。
「生後3ヶ月までは寝れなくて本当辛かったよね」「でもあのふにゃふにゃした泣き声、今ならちっとも気にならないよね」「でもでも夜通し寝れないのは、やっぱり嫌だな」と、辛かった時期の思い出が笑い話になったり、子どもの可愛さについて親バカぶりを思う存分発揮したり、夫婦って、家族っていいなと改めて思いました。
その2.夫婦の今までとこれからを考えるきっかけになる
この映画は家族について考えるきっかけを与えてくれ、夫婦の絆を深めてくれます。
例えば我が家の場合、映画を見終わってから夫に「毎日料理するのってしんどい?」と聞かれて驚きました。「しんどいし、できればあまり料理をしたくない」と伝えたところ「料理が苦にならないのかなと思ってた。もっと手抜きしなよ」と夫が言ってくれたのです。
私は割と我慢せずに思ったことを伝えてきたつもりでしたが、思い直してみれば「料理をしなきゃ!」というのも全て自分の思い込みで、自分で自分を追い込んでいたのです。
この映画を見た夫に「今まで頑張ってくれてありがとう。もっと楽する方法を一緒に考えよう!」と言ってもらい、絆がぐっと深まった気がしました。この人と家族になれて良かったなという思いにまで至りました。
また時間を置いて夫とこの映画を見て、改めて家族について、夫婦について考えたいよねと話し合いました。
その3.幸せに、そしてストレスフリーな毎日を過ごすコツを知れる
思った以上に辛いことがある子育てですが、この映画を見ると子育てコツが学べます。
例えば夜泣き対策に夜間のベビーシッターを検討してみる。利用するしないはその時考えるとして、いざという時の駆け込み寺があるのとないのでは心の負担がだいぶ違うはずです。実は私たち夫婦も産前から、産後ドゥーラさんと面談を済ませていました。実際は里帰りが長引いたのでお世話にならなかったものの、何かあったら頼りにできる人がいるという安心感が常にありました。
そしてタリーが教えてくれた「理想のママを勝手に作らないで」というメッセージ。マーロファミリーを見ていても、子どももパパも完璧なママではなく、笑顔でハッピーなママを求めているんだということが分かります。あれもこれも頑張らなくていい、誰かに頼ろうと思うことがストレスフリーな毎日への第一歩です。
いかがでしたでしょうか?
子育て中のパパママは、考えさせられることがたくさんある映画だと思います。「あの時こうだったな」「もっとこうしておけばよかったな」と懐かしくなったり、ちょっと後悔してしまったり。そんな懐かしさや愛しさを思い出しながら、是非パートナーと劇場へ足を運んでみて下さい。
また「タリーのようにママや子育て家族をサポートしたい!」そんな方は是非、無料の登録説明会にお越しください。