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子どもが生まれると、家事や仕事に育児がプラスされ、毎日があっという間に過ぎていくと感じる方も多いのではないでしょうか。それらを1人でやらなくてはならないとなると、疲れはたまる一方です。1人で行う育児、通称「ワンオペ育児」は、どう乗り越えればよいのでしょうか。そこで今回は、小さなお子様がいらっしゃるご家庭のワンオペ育児の攻略法を紹介します!


ワンオペ育児、その意味とは?


「ワンオペ」とは「ワンオペレーション」の略で、一人で全てのことをこなすという意味があります。つまり「ワンオペ育児」とは、パートナーや家族の協力を得ずに1人で家事や育児をする状態のことを指します。完全に全てを1人でこなしている場合だけではなく、夫と妻のどちらかに大きな負担がかかっている状態のことも、「ワンオペ育児」と同様の扱いになります。

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シーン別・ワンオペ育児で大変な時とは?


洗濯
ワンオペ育児となると、月齢が小さければ小さいほど育児は大変で、それを担っているママやパパは、様々な苦労を重ねていることでしょう。では実際に、ワンオペ育児で起こる大変な状況とはどんな時でしょうか。


シーン①「朝の支度」

●睡眠不足でスタート
平日の朝は、時間に追われてせわしないですよね。これがワンオペ育児となるとなおさら。しかも、夜泣きの対応などで十分な睡眠が取れていない時期は、疲れが取れない状態で朝がスタートするので、体力的にも精神的にも辛いものです。


●朝ごはんを食べさせる
家族や自分の朝ごはんを準備し、1人で食べられない子どもには補助もします。まだ授乳中の赤ちゃんならばミルクの準備や授乳時間の確保をしなければいけません。なかなか思うように食べ進めてくれない子どももいるでしょう。出かける時間のタイムリミットがある中で対応をするのはとても大変です。


●子どもを見ながら家事をこなす
朝の時間にある程度の家事を済ませておく方もいらっしゃるでしょう。食べ終えた食器を片付け、洗濯をし、掃除機をかけるなどです。しかし、やらなければいけない家事がたくさんあっても、1人だと子どもから目を離すことができません。子どもの様子に気を配りながら家事をこなすには、家事のスピードも必要です。


●自分と子どもの身支度をする
自分の身支度を整えながら、子どもの身支度も行います。保育園の持ち物を準備したり、連絡ノートを記入したりします。いよいよ家を出発するタイムリミットが迫る中、子どもはそんなことはお構いなし。なかなか身支度が整わなかったり、家を出るのを嫌がったりすることもあるでしょう。身支度を手伝い、なんとかうまく声がけをしてようやく家を出る頃には、一仕事終えた程の疲労感です。


シーン②「帰宅後の食卓」


●集中して料理ができない
1人で子どもを見ながら夕飯の支度をするのは簡単なことではありません。ここでも子どもから目を離すわけにはいかないからです。キッチンに立って夕飯の支度をしていると、子どもがキッチンの方までやってきてなかなか集中することができないこともあります。泣いてママやパパを呼んだり、「こっちに来て!」とママやパパがキッチンに立っていることを嫌がったり、思うように支度が進まないことにストレスを感じてしまうことも出てくるでしょう。


●夕飯を食べさせる
ようやく夕飯の支度が整い食卓についても、ここからゆっくり食事をすることはできません。まだ1人で食べられない子どもには食べさせてあげたり、少しずつ1人で食べられるようになった子どもにも補助は欠かせないでしょう。イヤイヤ期の子どもなら、食べるのを嫌がり食事がなかなか進まないこともあります。食事中も誤嚥しないよう子どもから目を離せませんよね。


●食卓を片付ける
子どもが食べ終えた後の食卓は、テーブルやベビーチェア、床など想像以上の食べこぼしで汚れています。清潔に保ちたい場所なので、きれいに掃除をしなければいけません。子どもたちを見ながら食卓をきれいにし、ようやく夕飯が終わるのです。


シーン③「お風呂」


●お風呂に入る前の準備が必要
特に小さな赤ちゃんとのワンオペでお風呂の場合は、事前に準備をすることがいくつもあります。ママやパパ自身が体や髪を洗っている間に子どもが待っている場所の用意や、上がった後のバスタオル、オムツや着替え、保湿剤などの準備も欠かせません。赤ちゃんは体が冷えやすいため、お風呂を出たらできるだけ手早く着替えを済ませる必要があります。脱衣所が冷えやすい場合は電気ストーブなどで事前に温めておく必要もありますね。


●子どもを見ながらお風呂に入る
子どもを見ながらお風呂に入るため、ママやパパがゆっくりお風呂に浸かって長い時間を過ごすことはできません。子どもの体を洗い、子どもを見ながら急いで自分のお風呂を済ませます。お風呂を嫌がる子どもも多く、泣いたり騒いだりする子どもの対応をしながらのお風呂はより大変と言えるでしょう。


●着替えさせる
ようやくお風呂から上がっても、着替えさせるのも一苦労です。特に意志がはっきりしてくる1歳以上の子どもなら、おむつを履いたりパジャマに着替えたりするのを嫌がる子どももいます。自分の着替えは二の次で、子どもが風邪をひかないようになんとか着替えさせなくてはいけません。特にママは、本来ならお肌のお手入れに時間をかけたいものですが、そんな時間はないものと捉えましょう。そのため、保湿もままならない状態で子どもたちを追いかけなくてはなりません。


シーン④「寝かしつけ」


●なかなか寝てくれない子どもを寝かしつける
「寝かしつけ」はワンオペ育児の中でも特に大変なことの一つかもしれません。抱っこでしか寝てくれない子どもなら、寝るまで抱っこし続けなければいけませんし、ようやく寝てくれたと思っても、ベッドに置いた瞬間目を覚ましてしまい振り出しに戻ることも。「まだおもちゃで遊びたい」と言ってなかなか寝室に入らない、ベッドの上でも全然寝付く様子がない、とママやパパの疲れもピークに達している時の寝かしつけは大変です。


●寝かしつけてからも夜中の対応がある
無事寝かしつけが終わっても、夜中に授乳が必要な子どもなら夜中に起きて対応しなければいけません。夜泣きがある場合も同じです。しっかり寝てくれていても、布団をかけて寝ているか、または顔に布団などが覆いかぶさっていないか、ベッドから落ちそうではないか、など寝ている最中でも気にかけなければいけないことは常にあり、月齢が小さなうちはママやパパが何も気にせず朝までぐっすり眠れることはなかなかありませんよね。

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シーン別・ワンオペ育児を改善するコツ


子どもの食事
ワンオペ育児の大変さを少しでも改善できるのならそのコツが知りたいもの。ここではワンオペ育児が楽になるコツをご紹介します。


シーン①「朝の支度」


●朝ごはんをパターン化する
朝は特に時間がないので、すぐに朝ごはんの支度ができるように朝ごはんのメニューをパターン化させるのがオススメです。毎日同じだと飽きてしまいますが、3パターンほど用意していればそれをローテーションさせることができます。朝のぼんやりした頭でも、決まったパターンを用意するだけなら簡単です。メニューを考える必要がないので、時短にも繋がります。


●家事は便利家電に頼る
多少値段はしますが、便利な家電に頼るのも良い方法です。お掃除ロボットや食洗機、乾燥機付き洗濯機など、ワンオペ育児をしているママやパパの実際の負担を減らすよう、一つでも便利家電を活用するのがオススメです。


シーン②「帰宅後の食卓」


●宅配キットを活用する
宅配のお料理キットを活用するのも良いかもしれません。料理を時短できますし、夕飯のメニューを考える手間が省けます。


●作り置きする
なんでも多めに作って冷凍したり、タッパーに詰めて保管しておけば、毎度の夕飯作りが楽になります。1週間のうち、1日でも作り置きだけで夕飯を済ませられる日があれば少し楽になりますよね。毎日違ったメニューを!と頑張り過ぎると気持ちも体力も持たないので「メニューが同じ日があっても問題なし!」と割り切ることも、ワンオペ育児を乗り切るコツかもしれません。
また、作り置きを家事代行サービスにお願いするのも一つの手です。食材の買い出しからお願いでき、食事の支度が楽になるだけでなく、新しいレシピに出会うこともできます。


シーン③「お風呂」


●100円ショップのお風呂おもちゃを活用する
子どもがお風呂に入りたがらないのは、ワンオペ育児をするママやパパにストレスになってしまうでしょう。そこで子どもがお風呂にスムーズに入るためにも、百円ショップなどの手頃なおもちゃで気分を変えてみるのがオススメの方法です。「お風呂でしか遊べないおもちゃ」があると、子どももお風呂に入りたがるようになるかもしれません。


シーン④「寝かしつけ」


●ルールを決める
寝る前のルールを決めると寝る準備がしやすくなります。例えば、「まだおもちゃで遊びたいから寝たくない」という子どもには「ベッドにおもちゃを一つだけ持っていって一緒に寝てもいい」というルールを作って、寝る前に一緒に選びます。この方法なら、子どもの「まだおもちゃで遊びたい」という気持ちを否定せず、その気持ちに寄り添いながらも、寝室へと促して寝る準備に入ることができます
他にも「好きな絵本を3冊読んだら寝る」や、「ベッドに入って寝る前のおしゃべりタイムをする」などどんなことでも良いので、子どもの好きなものや好きなことに寄り添ったルールを作ると良いでしょう。

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できるだけ疲れずに乗り越える方法


ワンオペ育児をできるだけ疲れずに乗り越える方法は、やはり「周りに頼ること」です。上記でも少し触れたように、便利な家電に頼ることも一つの方法でしょう。それだけではありません。パートナーに頼ることも改めて考えてみましょう。パートナーが忙しく仕事をしていて、家事や育児に参加するのが難しい場合もあると思いますが、全く関わることができない状況なのでしょうか?


家事や育児をワンオペで行っているママやパパも、忙しく働いているパートナーと同じように、またはそれ以上にハードな生活を送っていることでしょう。本当にパートナーに頼ることが難しいのか、話し合いで少しでも負担を減らすことはできないか考えてみましょう。それでもなかなかパートナーに頼れないという方もいらっしゃると思います。そういう方は、身近にある様々なサービスを活用してみましょう。地域のファミリーサポート制度の他、「家事代行」「産後ドゥーラ」「ベビーシッター」といった存在に頼ることも良いでしょう。




●家事代行

家事代行サービスを依頼すれば、日頃の家事をお願いでき、ワンオペ育児をしているママやパパの助けになります。育児をしながら隅々まで家事をするのは大変なことです。また「家事は手抜きをすれば良い」と頭ではわかっていても、散らかった部屋や掃除が行き届いていないことを受け入れられず、結果手を抜くことができずにワンオペ育児がよりハードになっている場合もあるでしょう。


しかし、プロに家事をお願いできれば、家事負担が減るだけでなく、お部屋もきれいに整えてもらえます。体力的にも精神的にも楽になり、心に余裕が生まれて育児に専念できるようになります。




●産後ドゥーラ
産後ドゥーラにサポートしてもらうことで、産後の不安定な身体をいたわる時間を確保できたり、安心して育児に専念できる環境を整えることができます。特に初めて出産した方にとっては、初めて育児で赤ちゃんのことに不安はつきもの。そんな時に産後ドゥーラへ相談できるのは心強いですよね。産後からワンオペ育児をしている方は、ぜひ迷わずに産後ドゥーラという味方をみつけましょう。


●ベビーシッター

産後にかかわらず、子育てを一緒にしてくれる心強い存在がベビーシッターです。「子育ては親である自分がしなくてはならない、誰かに頼るなんて親として失格」ということはありません。全部1人で頑張りすぎてしまった結果、育児にストレスを感じてしまったり、子どもに優しくできずに自分を責めてしまうのは辛いことですよね。


また、昨今は児童館や公園でもあまり密になることができず、話す機会が減ってしまったという方もいらっしゃいます。そんな時に、育児のことを話せる相手がいるのはママやパパの心の平和を保つ1つの手段になるのではないでしょうか。ぜひ、困った時にはベビーシッターにサポートしてもらうことをオススメします。



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まとめ|人やサービスにうまく頼って


これだけ「ワンオペ育児」という言葉を耳にするようになったということは、まさにワンオペ育児をしているママやパパが多くいるということです。現代は共働きの家庭が多いにも関わらず、どちらかに家事や育児の負担が偏ってしまうのは辛い現実ともいえますね。少しずつでもワンオペ育児をする人が減り、頼れる物や人、サービスを活用してワンオペ育児を乗り越えていきましょう!

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