【医師監修】寝返りはいつからできる?遅くても問題ない?




寝返りは赤ちゃんが最初にできるようになる運動の一つです。新生児の頃は全身の筋肉がまだまだ未熟。もちろん寝返りはできません。しかし、赤ちゃんは生まれてから心身の発達をどんどん遂げていきます。そして、首や腰などの筋肉がしっかりしてくると寝返りを打てるようになります。そこで今回は、寝返りをマスターする時期の目安と注意点について医師が詳しく解説します。
まずは寝返りができるようになるために必要なことと、その時期にについて詳しくみていきましょう。
寝返りをするにはどんな動きが必要?
寝返りは「左右どちらからの方向にでも仰向けの状態からうつ伏せの状態になる」ことを指します。私たちは普段何気なく寝返りを行っていますが、寝返りをできるようになるには高度な身体の動きが必要です。
赤ちゃんは、まず腰を捻って勢いをつけて上半身を捻ることで寝返りを行います。そのためには、腰、背中、首の筋肉がしっかり発達していなければなりません。また、身体を自分が思ったように動かすための神経の働きも発達する必要があります。
寝返りはいつ頃できるようになるの?
寝返りができるようになる時期は一般的に4~6ヶ月頃とされることが多いですが、その時期には大きな個人差があります。厚生労働省による乳幼児身体発育調査(平成22年度)によれば、生後4~5ヶ月で約半数の子どもが寝返りをできるようになるとされています。しかし、生後5~6ヶ月でも寝返りができる子どもは86.6%。8~9ヶ月でもマスターできない子どももいます。一方で、早い子どもは生後2~3ヶ月で寝返りをしていることも報告されています。
寝返りは赤ちゃんの運動発達の指標の一つではありますが、できるようになる時期は赤ちゃんによってさまざま。中にはいつまでも寝返りをしたがらない子どももいます。首が座って、手足を活発に動かすなど運動能力が着実に発達している場合は、寝返りが遅くても大きな心配はないことがほとんどです(※)。
※ ) 厚生労働省の乳幼児身体発育調査(平成22年)
なかなか寝返りしない赤ちゃん…成長が心配
赤ちゃんが寝返りをできる時期には個人差があります。標準より遅くても問題ないですが、やはり周りの子どもより遅れていると心配になるママパパも多いでしょう。なかなか寝返りをしなくて心配…という場合は、赤ちゃんの環境を見直すことが大切です。実は、赤ちゃんには寝返りをする能力があるのに「できない」場合があります。
具体的には、柔らかすぎる寝具やマットの使用が挙げられます。上述した通り、赤ちゃんの寝返りは腰を捻ってその勢いで上半身をひっくり返します。体が沈み込むような柔らかいものの上にいると腰をしっかり捻ることができず、寝返りがしにくくなることも。
また、寝返りをする十分なスペースがないこと、締め付けが多く動きにくい服を着ていることなども寝返りができない原因となります。
寝返りは赤ちゃんの筋肉や神経が発達すれば自然にできるようになるものです。しかし、寝返りには高度な動きが必要であるため、コツが分からないという子どもが多いのも事実。寝返りを打とうとしているものの、あと少し勢いが足りない…という場合は捻りをサポートして練習をしてみましょう。オススメの対策法をご紹介します。
赤ちゃんの左右に興味があるものを置く
赤ちゃんが自分で横を向くことができるようになったら、少し離れた場所に興味があるおもちゃなどを置いてみましょう。赤ちゃんは手を伸ばして腰を捻ろうとします。うまく腰を捻ることができない場合は、そっと腰を横に捻ってあげると寝返りの第一歩を体感することができます。腰を捻ることはできるものの上半身の勢いが足りない場合は、肩を押して「上半身を回転させる」ことを体感させてあげましょう。
このようなサポートを繰り返していくうちに、赤ちゃん自身が腰と上半身の捻りの感覚を覚えて自然と寝返りを打つようになります。
筋力が足りない場合はうつぶせの練習を
寝返りのマスターは首、背中、腰の筋肉がしっかり発達することが前提となります。スムーズに寝返りができるようになるためには、うつぶせの練習がオススメです。また、うつ伏せをすると寝ている状態と目線が変わるため、色々なことに興味を持つようになります。
心身の発達を促すためにも首がしっかり座ってきたらうつぶせの練習をさせてあげましょう。ただし、まだ寝返りができない赤ちゃんがうつぶせの練習をする時は目を離さないよう注意が必要です。力が尽きてうつぶせの状態で倒れてしまうと窒息する危険があります。硬めのマットの上などで必ず大人の目が届く時に行うようにしましょう。
赤ちゃんと二人きりの生活になると、我が子のことばかりに目が行ってしまい「成長は順調だろうか?」「お座りできないと問題があるの?」などと心配になる方もいるでしょう。そんな時は一人で悩まず子育て経験が豊富なベビーシッターに相談してみてはいかがでしょうか?実際に自宅で保育をしてもらうことで、遊び方や寝かしつけなど、スムーズな方法をアドバイスしてもらうこともできます。赤ちゃんと二人きりの時間が多いママにとって、大人と話す時間はリフレッシュにつながることでしょう。
今すぐベビーシッターを依頼してみる
赤ちゃんの寝返りは発達段階の一つです。しかし、寝返りができる時期には個人差があり、なかには寝返りをしないままお座りやつかまり立ちをする子どももいます。なかなか寝返りをしなくても、順調に成長していれば大きな心配はいりません。
しかし、寝返りは赤ちゃんの活動範囲を拡げて好奇心を育むために必要な運動でもあります。寝返りにはコツがありますので、なかなかうまくできない子どもには今回ご紹介した方法で練習をしてみて下さい。また、赤ちゃんが寝返りしやすい環境を整えることも大切です。

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