家族が幸せに暮らすためにも、家族設計はとても大事。そのなかで「子どもを何人育てるか」と考えるご夫婦も多いのではないでしょうか。そしてその選択肢の一つが、「一人っ子」。世間では、あえて一人っ子世帯にする方や、一人っ子であることに悩みを感じている家庭も少なくはありません。そこで今回は、家族計画を考えるきっかけになるべく、一人っ子の特徴と子育てに伴うメリット・デメリットをご紹介します。

【一人っ子の性格的特徴】ワガママって、本当?

「一人っ子だからワガママなのね」などといった偏見に悩まされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。確かに一人っ子の場合、兄弟とおもちゃやおやつを取り合ったり、ゲームやスポーツで競い合ったりすることがなく「譲り合う」「支え合う」「競い合う」といった社会性を学ぶ機会は少ないかもしれません。


しかし、兄弟がいたとしても我慢や譲り合いを教わらなければ、ワガママに育つこともあるでしょう。つまり「一人っ子だから」という決めつけはナンセンス。子どもの性格は個性です。一人っ子、兄弟がいるに関わらず、その子ども個人の性格を見つめてあげることが望ましいでしょう。また一人っ子に足りない社会性を身に付ける機会は、大人が意識して増やしてあげることで解決できることでしょう。


●一人っ子が社会性を身につけるきっかけ
では、一人っ子が社会性を身に付けるためにはどのような機会が必要なのでしょうか。それは「集団」に入ること。同世代の集団で過ごす機会は、家庭(兄弟)だけに限りません。幼稚園や保育園、学校生活から社会性を身に付けることも多くあるでしょう。


それに加えて、社会性を身に付ける機会を増やしたい場合には「習い事」による集団体験がオススメです。特にサッカーや野球のような集団で行うスポーツの場合、チームワークが何より大切になります。チームという集団の絆から「譲り合う」「支え合う」「競い合う」といった兄弟と同様、もしくはそれ以上の社会性を身に付けることができるのではないでしょうか。

【子どもから見る】一人っ子のメリット

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性格ではなく、子育てや環境について一人っ子にはどのような点があるのでしょうか。まずは子どもの目線で、そのメリットを確認していきましょう。


【その1】愛情を独り占め
一人っ子である最大のメリットは、なんといっても「愛情」ではないでしょうか。兄弟がいる場合、どんなに平等を意識しても完璧にはなかなか難しいもの。


その点一人っ子は、有限であるママパパの時間と愛情を独り占めすることができます。こうして愛情を一心に受けた子どもは、自分を認める「自己肯定感」が強くなることが期待されます。これは、社会に出た際の自信にもつながることでしょう。


【その2】じっくりと寄り添ってもらえる
一人っ子は、ママパパと子どもが一対一でじっくりと向き合う機会が多くなります。例えば、一緒に遊んだり、勉強をサポートしてもらったりと、ママパパに寄り添ってもらう時間を独り占めできるというのは、子どもにとって大きなメリットとなることでしょう。


さらに日常から一対一で向き合っていることで、気持ちや体調の変化にも気付いてもらいやすいという利点もあります。こうした日々によって、子どもは心身共に安心を感じられるのではないでしょうか。


【その3】プライバシーを守れる環境
兄弟がいると、子ども部屋が一緒であったり、日中の多くの時間を共にしたりと「1人の時間・場所」を確保するのはなかなか難しいことも珍しくはありません。一方で一人っ子は、自分のペースを守りながら、遊び、勉強を進める環境に恵まれていることが多いでしょう。


また集中している最中に、プライバシーを守れるというのも一人っ子の特権。これによって、集中力の向上や自分のペースで物事を進める力が身に付くことが期待できます。

【子どもから見る】一人っ子のデメリット

子ども目線で考えると、一見優れたメリットが多いように見える一人っ子ですが、良いことばかりではありません。一体どんなデメリットがあるのかみていきましょう。


【その1】過保護に悩まされる
愛情が1人に集中するということは、親の目線が1人に集中するということにもつながります。これによって、一人っ子を育てるママパパが、子どもの些細な出来事にも口を出しすぎるケースも少なくありません。もちろん幼少期はそれを「愛情」ととらえるかもしれませんが、行き過ぎた注意や干渉は、成長につれて苦痛となることも考えられます。


【その2】大人に合わせようとする
大人からの目線がダイレクトな一人っ子は、大人にもっと愛情を注いでもらうため、または褒められるために大人に合わせようと考える子どもも少なくありません。それは家庭だけではなく幼稚園や学校の先生など、家庭外で関わる大人にも合わせる傾向にある子どももいます。そのため、一人っ子育児では、大人目線ではなく、子どもが子どもらしく伸び伸びとした発想を持てるよう心がけてあげましょう。


【その3】寂しさを感じることもある
一人っ子は兄弟がいない分、プライバシーは確保できますが、兄弟がいる子どもへの憧れを感じる子どもも少なくはないようです。例えば、公園や旅行先でも大人のなかで過ごすよりも、同じ目線で楽しめる兄弟がいないことで寂しさを感じることも。だからこそ一人っ子のママパパは、「子ども心」を忘れずに子どもと一緒に楽しむ日々を過ごしていきたいものですね。

【ママパパから見る】一人っ子のメリット

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では次に、ママパパの目線で一人っ子育児のメリットをみていきましょう。


【その1】経済的余裕
子ども1人の出産~大学卒業までにかかる養育費と教育費は、2,000万円を超えると言われています。もちろん、すべての費用が一度にかかるわけではないですが、兄弟の人数だけその負担は増えることになります。その点一人っ子は1人分の費用のみなので、兄弟育児に比べて経済的にも子育て費用が抑えられます。


【その2】キャリアへの負担が少ない
多くの共働き家庭では、出産前後に半年~2年程度の「産休」「育休」の制度を活用することでしょう。これだけでも「今あるポジションを奪われないか」「同僚に迷惑をかけないか」など、キャリア面での不安を感じますよね。そして子どもが2人以上いる場合、幾度かに分けて長期間の産休・育休を取ることになります。すると、キャリアへの不安や負担も積み重なっていくことでしょう。


また子育て世帯を長年悩ます「待機児童問題」を考えると、仕事復帰に向けた保活の負担も子どもの数だけあります。こういった背景から、キャリア志向の家庭の場合、一人っ子が望ましいという意見も少なくはありません。


【その3】家族のスケジュール管理がスムーズ
兄弟の場合、学校行事や習い事などあらゆるシーンで家族のスケジュールを調整しなくてはなりません。例えば、上の子どもと下の子どもの行事日程が重なってしまい、どちらに参加するべきか悩まされるケースもあるでしょう。しかし一人っ子だと、学校行事や習い事も1人分。ママパパの限られた時間のなかで、スケジュールを管理がしやすいのです。

【ママパパから見る】一人っ子のデメリット

家族がコンパクトで過ごしやすいように見える一人っ子世帯ですが、一人っ子がゆえの苦労があるようです。ではどんな苦労がデメリットとなるのかみていきましょう。


【その1】休日も自由になる時間が少ない
愛情を1人の子どもに注げる一人っ子世帯ではありますが、兄弟がいないため遊び相手はママパパになります。休日には溜まった家事や自分のために時間を過ごしたくても、子どもから「一緒に遊ぼう」と求められればその計画は中断しなくてはならないでしょう。


ただし、ピンチはチャンス。兄弟によって「我慢」を身に付ける機会が少ない一人っ子に、我慢を教えるのはまさにその時です。大人が忙しく「我慢しなければいけない時もある」ということを伝えましょう。この際、突き放すのではなく1人でできる遊びや時間の過ごし方を提案することも大切です。

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【その2】「一人っ子だから」という偏見に心が痛む
「一人っ子だからワガママで大変ね」「一人っ子だから子育ても楽でしょう」など、一人っ子を理由に理不尽なことを言われることもあるかもしれません。しかし、実際には一人っ子であっても子育ての大変さは変わりません。一人っ子かどうかではなく、家族のあり方は家庭によってそれぞれです。


「そんなことはない」とはっきり言い返すケースもありますが、人間関係性に傷跡を残さないためにも受け流すのがベター。同じような一人っ子の偏見に悩んでいる人も多くいるということを励みに、気にしないようにしましょう。


【その3】「兄弟がいなくてかわいそう」という声がプレッシャー
一人っ子世帯のなかには経済面やキャリア面など、あらゆる要素を考慮した上で「あえて一人っ子」を選んでいる方も多くいらっしゃることでしょう。それにも関わらず、親戚や友人から言われる「2人目はいつ?」「一人っ子は寂しくてかわいそう」という声にプレッシャーを感じることもあるようです。


これも一人っ子への偏見の1つですよね。特に、何度も同じ話題を出してくる人がいる場合、プレッシャーやわずらわしさを感じてしまうこともあるでしょう。だからこそ関係が浅い人からの意見は受け流し、関係が深い人には一人っ子を選ぶ想いをしっかりと伝えることもオススメです。

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まとめ

「一人っ子だから」という偏見に悩まされることも多い一人っ子育児ですが、子育てが楽しくなるメリットもたくさんあります。それは、愛情をたくさん注げること。一対一で向き合えること。こういった子育ての日常を楽しいと思えれば、一人っ子の子育ての大変さは大きな問題とはならないことでしょう。そして何より、一人っ子であっても兄弟育児であっても子育ては大変。それぞれの苦労もあれば楽しさもあります。家族で話し合った結果、経済面、キャリア面などあらゆる状況のなかで一人っ子が望ましいと考えるのであれば、その状況を楽しむことが最も幸せとなる近道なのではないでしょうか。


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