スマホを使った育児は、今や当たり前の世の中になりました。 しかし「スマホを渡して子どもが大人しくしてくれるのはありがたいけれど、少し後ろめたい」と感じる方も多いようです。そこで今回は、スマホ育児のメリット・デメリットや、有効活用法について紹介します!
スマホ育児とは?
スマホ育児とは、スマートフォンやタブレットを使って育児をすることです。スマホやタブレットがかなり優秀な便利アイテムであることは大人も十分に承知していますが、子どももその魅力にハマってしまうケースも少なくありません。
スマホやタブレットを子どもに渡すことで「泣いていた子どもがすんなり泣き止んでくれた」「家事の合間に大人しくしてくれて助かる」「夢中になってくれるので自分の息抜きの時間ができる」などとスマホやタブレットに育児時間を任せている方もいらっしゃることでしょう。
【スマホ育児のメリット】
ママパパ世代は思春期のころから携帯電話があって当たり前の時代でしたよね。 当時の携帯電話は、連絡の取り合いがメインの機能でしたが、携帯電話はここ10年ほどで急激に普及し、進化しています。
写真や動画が美しく撮れるなど大人向けの機能だけでなく、子どもに人気の動画や学習のアプリも多数存在します。操作も簡単で扱いやすいことから、スマホが現代育児にマッチするのも納得です。そこでスマホ育児の3つのメリットについてみていきましょう。
① おもちゃと違って飽きない
外出時に子どもが飽きないようにとおもちゃを用意しても、思いのほかかさばって荷物になる上、せっかく持ってきてもすぐに飽きてしまったりするものです。 特に人が多いレストランや電車などの公共機関では、走ったり騒いだりすると迷惑になるため、静かに過ごさなければと気を揉んでしまいがちです。 そんな時スマホやタブレットがあれば、あらかじめ複数の知育や動画アプリを活用することで、長時間大人しく待ってもらうことができます。子連れでも気兼ねなく外出できることはとっても助かりますよね。
② 学習教材として使える
最近では知育アプリの種類も多数あり、年齢に合わせてひらがなや英語、計算などを楽しく学べます。また、家庭で教えるには難しいネイティブな英語の学習や、手遊び、童謡なども楽しむことができます。 無料のものも多いので、高額な教育費がかからずに学べるのはかなりお得ですよね。遊びを通じて、自然と知識を吸収してくれるのはありがたいことです。
③ ママパパの息抜きの時間が作りやすい
育児に休みはありません。常に子ども中心の生活をしていては息が詰まってしまいます。 時にはのんびりとお茶を飲んだり、テレビを観たい日もあるでしょう。しかし、子どもがいつものおもちゃや絵本に飽きてしまっていて、ちっとも集中して遊んでくれない場合、息抜き時間をゆっくり過ごすことが叶わない場合もありますよね。 そんな時、子どもがスマホやタブレットに夢中になって過ごしてくれたら、短時間でも自由な時間が取れてリフレッシュすることができます。
【スマホ育児のデメリット 】
スマホ育児が悪いわけではありませんが、メリットがある反面デメリットもあるのでご紹介しておきましょう。スマホ育児のデメリットは以下の5つです。
① 視覚に影響
スマホやタブレットは紫外線の次に強いエネルギー「ブルーライト」を発しているのをご存知の方も多いでしょう。このブルーライトの影響は、目の痛みや疲れ、乾きを感じ、視力の低下などに影響すると言われています。 大人にも子どもにも使用する人にとって少なからず影響を受けてしまうので、スマホやタブレットにはブルーライトを遮るシートを貼るなどの対応をしてあげましょう。
② スマホ首になる
スマホ首とは、スマホを見る時の姿勢から起こるもので、本来あるべき姿勢を崩す原因になると言われています。その影響から 肩こりや頭痛、めまいなどの症状を起こす場合があるので、長時間の使用にならないよう気をつけてあげましょう。
③ 運動不足になる
スマホやタブレットの長時間の使用により、外遊びの時間が少なくなり、運動不足になってしまいます。子どもの頃は元気に外を走り回って遊んでもらいたいもの。活動量が少ないと寝つきも悪くなるので、積極的 に外遊びができる環境作りも必要です。
④ 睡眠の質が低下
スマホやタブレットを寝る直前まで見ていると、寝つきが悪くなるだけでなく睡眠にも影響を及ぼすと言われています。睡眠は子供の成長に欠かせない大事なもの。子どもの睡眠の妨げにならないように、寝る直前のスマホやタブレットの使用は控えた方が良いでしょう。
⑤ 受動的になる
感受性が豊かで楽しいものが大好きな子どもにとって、あらゆる情報を届けてくれるスマホやタブレットのゲームや動画は、とても刺激的で病みつきにもなるもの。その感情は大人も経験があればわかるものですが、子どものうちから常に情報を受け取るばかりで、自ら生み出す力を発揮できないのはもったいないですよね。同じストーリーでも本を読んで想像を膨らませたり、絵を描いて世界観を表現するなども取り入れていきましょう!
⑥ 親子のコミュニケーションの時間が減る
スマホやタブレットを使っていれば、当然口数は少なくなるものです。その時間に大人が家事や他の用事をしていれば一層のこと。 親子のコミュニケーションが減らないようにするためにも、時には一緒に見ながら遊んだりしてコミュニケーションをとる工夫をしてみましょう。我が子がどんな場面に興味を示すのかを発見できるかもしれません!
スマホを有効活用するコツ3つ
スマホやタブレットは正しい使い方を心得ておけば、とても心強いアイテムです。そこで、スマホを有効活用するコツを3つご紹介します。
●タブレット操作に慣れておく
小学校の授業では、パソコンだけでなくタブレットを使用するところも増えてきました。小学校によっては長期休暇の際にタブレットを貸し出し、家庭学習で活用できるようにサポートしてくれるところもあります。 授業で突然使うようになると子どもは戸惑ったり、捜査の遅れによって授業についていけなくなることもあるでしょう。そのため、小学校の入学準備として、最低限のタブレット操作ができるようになることは、事前準備としてスマホを有効活用していると言えます。
●知育アプリを使用する
スマホやタブレットには、ひらがなや英語、算数の計算などができる知育アプリがたくさんあります。楽しみながら学べる機会があるのは、子どもにとって継続学習を身に着ける絶好のチャンス。 子どもにスマホやタブレットを渡してそのままにするのではなく、ママパパが付き添いながら一緒に学習することで、見守ってもらえているという安心感から子供の自己肯定感に繋がるでしょう。さらに時間管理アプリを導入すれば、長時間の使用を避けることができます。
●スマホ育児は1日2時間以内
スマホやタブレット、ゲームやテレビなどに関しては「1日2時間以内」と推奨されています。睡眠や食事、外遊びの時間など、基本的な生活を行ったうえで作れる自由時間は、多くても2時間程度という見解からです(※)。 もちろん、前述した通り睡眠への影響を考えると、スマホやタブレットの使用は寝る2時間前は控えた方が良いでしょう。
保育園や幼稚園、小学校、習い事がある日はスマホやタブレットで遊べる時間は少ないかもしれませんが、時間に余裕のある休日は気を付けなければなりません。
どうしても使いたい場合は、長時間の使用は避け、ルールを守る理由を子どもに説明して理解してもらいましょう。
※) 日本小児科医学会
スマホ育児時間を減らしたいと思ったら?
スマホ時間をできるだけ減らしたいと思っても、現実的に難しい場合もありますよね。「スマホはできるだけ使いたくないけど、時間に余裕がない」「泣かれてしまうのが嫌でつい渡してしまう」 などといったこともあるでしょう。
そんな時にママやパパ以外でスマホに頼ることなく育児サポートをしてくれるのがベビーシッターや保けいこです。 保けいことは「保育」と「おけいこ」を掛け合わせたもので、ご自宅でベビーシッターが保育をしながら習い事をしてくれます。そこで、ここでは保けいこのメリットをご紹介します。
●多方面で才能を伸ばすことができる
キッズラインの保けいこは、ダンスや英語、ピアノや工作といった得意なことを活かしてサポートしてくれるベビーシッターが多数在籍しています。習い事として自宅から通えずに諦めていた習い事も、保けいこなら叶うチャンスがあるかもしれません。子どもの可能性を広げてあげられることは親として何より嬉しいものですよね。
●マンツーマンなので子どもに合ったペースで習得
保けいこは集団の習い事と違ってマンツーマンで教えてもらうことができます。 グループで受講する習い事は少人数制であっても、マンツーマンほど個別性は高くありません。苦手分野を残したまま次に進んでしまうこともあるでしょう。しかし、保けいこならマンツーマンかつオンリーワンなスタイル。苦手分野は時間をかけて伸ばしてあげられますし、得意分野はもっと得意になることでしょう。
●送迎なしの自由時間が得られる
習い事であっても、外出するのはエネルギーが必要です。身支度を整え、他の子どものママパパにも挨拶をしなくてはなりませんし、雨の日などの送迎を負担に感じてしまう日もあるでしょう。 しかし、保けいこなら自宅で人目を気にする必要がありません。座ってのんびり子どもの様子を見ていても良いですし、家事をすることもできます。
このように、ベビーシッターや保けいこに育児のサポートを任せることで、スマホ育児に頼る時間が減るだけでなく、子どもの学習や好きを伸ばすことにもつながります。
今すぐベビーシッターを依頼してみる
まとめ |メリットデメリットを理解して上手に利用を
スマホ育児は便利な上、ママパパのストレスを軽減してくれるのは確かです。 しかし、メリットもたくさんある反面、長時間の利用の常態化や「何かあったらすぐにスマホやタブレット」では、子どもの本来の可能性を狭めてしまうことも理解しなくてはなりません。スマホやタブレットに育児を任せきりになってしまうことに後ろめたさを感じる場合は、時にはベビーシッターや保けいこなどのサポートを活用して、能動的な遊びや学びを経験するのも1つの方法としてオススメです!ぜひ検討してみてくださいね。
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