毎回好評を得ている【バブリーたまみのお悩み相談室】通称「たまみの部屋」第3回。SNSなどで人気を集めるバブリーたまみさんが、全力で子育て中のママパパのお悩みに向き合います!今回は「子どもの叱り方がわからない」と言うともっぺさんと、「母や義母の意見にイラっ」とするmooさんのお悩みです。バブリーたまみさんからの共感MAXなアドバイスとは?



【お悩み1】
子どもの叱り方が分からない……朝から晩まで、怒りと自己嫌悪の繰り返し


小1、年少、そして一歳になる子の、3人のママです。今は育休のため、平日は朝起きてから寝かすまでワンオペ育児をしています。

 

夏休みで子どもと過ごす時間が増えるとイライラが増し、いつも怒ってばかりです。はじめは優しい口調で言ってるのですが、ダラダラ過ごす子どもたちにどんどん口調がキツくなり、気付けば怒鳴っています。怒鳴ると「お母さん怖い」と言われ、周りに聞こえるとやばいくらいです。


怒りが収まったあとに冷静になり、「怒りすぎた、怖い思いをさせた、次はもっと優しく伝えよう」と思う、その繰り返しです。姉弟けんかは日常茶飯事で、テレビ番組争い、トイレの順番など、本当に些細なことで喧嘩しています。


子どもに対する自分のしつけ方、怒り方、どうすればよいのかわかりません。


(ともっぺさん/30代/育休中/6歳女の子、3歳男の子、1歳女の子の5人家族)

<たまみの部屋より>
まずは自分の怒りを認めてあげること。叱るときは【人格や存在否定をしないこと】が出来ればOK!


ごめんなさい。なんのアドバイスにもならないかもしれませんが…そんなもんじゃないでしょうか!!!!その状況を読む限り、怒りという感情が出てきてしまうのは本当にしょうがないかと思います。私でも同じ状況なら30秒くらいでイラついてそう!!普通に(笑)


兄弟喧嘩の仲裁ほど嫌いなものはないですね(笑)


そして私も、子供と夫にイライラしてしまう自分への自己否定がすごかったんです。今でもよくありますが、イライラも止められなくて……。


でも!怒りという感情は、とても大事な感情。


自分が傷ついていることを自分にも知らせてくれるために備わっている感情なんですね。なのでともっぺさんは傷ついてるんです。


一生懸命頑張って必死で子育てして、このイライラや怒りは『期待』から生まれるんじゃないでしょうか?


そりゃ一緒に過ごしてたら、相手が子供だったとしても『これまでにこれをしないといけないから○○してほしい』『近所に迷惑をかけたくないから喧嘩しないでほしい』という期待をしてしまいますよね。


子どもって、それをことごとく覆してくるんですよね(笑)むしろ天才的にその期待の真逆をやらかしてきますよね(笑)なので怒ってしまった自分を責めないでください。当然なんです。


「私、今めちゃくちゃ怒ってるな」って認めてあげてほしい。その状況は普通にイラつくから。もうね夏休みが悪いから!!全部、長期休暇が悪いから!!(笑)


そして自分自身に【大変だったね】【傷ついてるんだね】と、声に出して言ってあげてください。まずは怒りを認めてあげること。否定しない。怒りは、大事な感情です。



そして叱り方についてですが、ポイントは【人格や存在否定をしないこと】です。【お前なんていないほうがいい】【お前は馬鹿だ】など人格や存在に関する否定はできるだけやめましょう。伝えるとしたら【事実】の指摘をしていく。【叩かないよ】【ご飯食べる前に手を洗うよ!】というように事実を伝える。とにかく人格、性格、存在否定をしない。個人的にはこれで十分だと思ってます。



そして余裕があるなら…一方的な指示命令ではなく、『お願い、依頼、提案をするような声がけ』たとえば『こうしなさい!』ではなく『ママこうしてくれたら嬉しいんだけど、お願いしてもいい?』といったような感じです。


まぁ……まっじで余裕ないとできないので、とにかくまずは人格否定しないことを私は大事にしています!!



そして、どうやってしつけたらよいか、怒らないようにするにはどうしたらいいかという相談も本当によく頂きます。でもそれって結局自分自身への制限でもありますよね。本来思っていることじゃない言い方で伝えないといけないと『~じゃないといけない』ということ自体がストレス。



意識してほしいのが、叱らないことや、しつけることも大事かもしれないけれど、どうしても出来ない時だってあるんですよ。そんなときは愛情を伝えることにシフトチェンジしてもよいと思います。


怒ってしまった…自己否定してしまったら、その分、たくさん愛情を伝えていけばいい。


言い過ぎてしまったら、「ごめんね」と言って『大好きだよ』『愛しているよ』とハグして笑顔で抱きしめてあげればいい。自分に『こうしなきゃ』と制限をかけるばかりでなく惜しみなくたくさん愛情を伝えてあげればいいんです。


プラスマイナスLOVEみたいな(笑)


今はもう夏休みから解放されたと思います。もうね夏休みが悪い(笑)休めるときに本当にゆっくり休んで自分を労わってあげてね。相談ありがとう!



バブリーたまみさん1

【お悩み2】
母や義母が子育てに意見を言ってくる。イラッとする私は、大人げない?


2児の母です。実母や義母から子供について意見されるとイラッとします。


義母からは「子供は泣かさないで穏やかに育てなさい」「子供はママが大好きだから優しく接しなさい」「泣き声ひどいから通報されそう」などと言われ、実母からは「そんなんで母親になれない、昔は40℃の中でもあなた達を育てた」などと言われました。


子どもは外では良い子ですが、家に帰るとかんしゃくがひどく、気に入らないことがあるとずっと泣き続けます。義母や実母にイラつく私は大人げないでしょうか?


(mooさん/30代/主婦/夫と5歳男の子、4歳女の子、義父、義母の6人家族)

<たまみの部屋より>
イラつく、その感情が全て。自分の子は自分たちのやり方で育てていくと伝えて堂々と子育てを


イラついてしまうというのは、それがmooさんの本音なんですよ。イラついていることが大人げないから悪いとか、良いとかそういう他者からの基準ではなく。自分が子育てのことで他者に言われることで『イラついている』というその感情が全てです。大人げないとかそんな格付けしなくて大丈夫です。


嫌なものを嫌じゃないと思わないといけないなんて無理(笑)嫌なものは嫌なんです。まずは自分が『子育てのことで言われるとイラつくのが私である』というのを受け入れましょう。誰だって嫌いも好きもあるように、mooさんにとって嫌なのであればそれが全てです。



大人げないとは全く思いません!ちなみに私もめっちゃ嫌です!


指摘をされて嬉しくなることはほとんどないです(笑)特に子育ての分野。子供のことで一番悩んで一番考えているのは親である私たち。自分の子供のことは、まずは夫婦で決めていくというスタンスでいます。これは人それぞれだと思いますが、私は完全に干渉をされたくないタイプの人間です(笑)



きっと義理のお母さんから「こうしなさい!」と指摘されると、自分自身が母親である自信をなくしてしまうんですよね。。。私もそうでした。あるときから私は良い嫁でいることをやめてみたんです!!


わがままと思われるかもしれませんが、自分の意見はしっかり伝え、自分の子のことは自分たちのやり方で育てていくと。まずは見守ってほしいと、ケンカごしではないけれど、「自分たちで決めるので」とはっきり伝えました。



良い嫁でいなくていいんです。自分らしくあるほうがいいんです。


「泣かさないで子供を育てなさい」なんて、限界があります。子供は泣くことで主張する生き物だから。


でも一世代前の人たちはそうやって育てられたのかもしれません。泣いたらダメだ!泣いたら弱い人間だ!という古い考えがあるんでしょう。


でも、子供が外ではいい子で、家に帰ってきて泣くのは、お家が安全な場所でどんな自分でも受け止めて貰える居場所だと子供が認識しているからです。それってすごくよいことなんですよね。


mooさんが言っても響かないなら、「専門家の○○さんがそう言ってた」と言えばいいんです。専門家の話は聞くかもしれません(笑)そして「昔は気温40度の中でも育てた」と言われても、「だから何?」って話なんです(笑)それってきっと「自分たちは大変だった」ということを認めてほしいんだと思います。時代は変わるんですよ。その時代その時代で大変さが変わるんです。

ただ申し訳ないですが、上の世代の方の考えや思考を私達がガラッと変えることなんて無理なんです。お母さまたちにとっては【あなたのため、孫のため】に正義で言っているので、どうやったって変わりません。なので、mooさん自身がイラついていることを受け止め、それを聞くか聞かないかはmooさん基準で決めればよいです。

世代が変われば、考え方も受けてきた教育も変わります。どっちが良いとか悪いとかではなく、どこまでも違うんです。だから頑張ってあわせないと!と思わずに、まずは「自分の考えを大事にしよう」と思うようになって私は楽になれました。

もちろん、義母には実際にしてくれたことや伝えてくれたことには、感謝を伝えています。

『堂々と自分の子育てをして、感謝も伝える』そうすることで一気に関係は良くなったと思います。

mooさんは、イラつく自分を責めないでください。それくらいmooさんが一生懸命子育て頑張っているということだと思います!!もっと、堂々としていいよ!ご相談ありがとうございました!


バブリーたまみさん2

【プロフィール】バブリーたまみ

ママ界のエンターテイナー。5歳1歳男の子のママ。SNS総フォロワー12万人。
8歳の時に母親が失踪、父子家庭で育つ。その経験を通し、「ママである自分自身を犠牲にしすぎる育児はやめよう」「ママである自分をまずは大事にしよう」というメッセージを、歌やパフォーマンス、SNSなどを通じて、日本中のママ達に伝える活動を行っている。『ママの笑顔がいちばん~スーパーポジティブソングス‼~』『ママ、いっしょに幸せになろうね〜爆笑サプリメントソングス!!~』を発売(キングレコード)。その他メディアにも多数出演。

オフィシャルブログ
バブリーたまみオフィシャルBLOGママ集合!「LOVE戦友♡LOVE自分♡」
インスタグラム
バブリーたまみ・ママ界のエンターテイナー(@bubblytamami)

サムネイル撮影:photo by もんちゃん https://familyphoto.tokyo/

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