リクルートで2000人以上の転職に携わり、営業として累計売上歴代トップを記録、現在は株式会社morichの代表取締役社長でありAll Rounder Agentとして『困ったときのもりち』を体現。プライベートでは2児の母である森本千賀子さんにインタビュー。シッターや家事代行サポーターと家族のような関係性を築いている森本さんが考えるオフェンシブなアウトソース活用術や、結婚にかかわらずキャリアを構築していくための極意を伺いました。

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▼第二子妊娠をきっかけに「第三の家族」を作った

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今、我が家は日常的に家事代行を利用しているのですが、第一子が生まれた時は自分の意思で仕事との両立の道を選んで復職をするのだから自分が育児をするのが当たり前だという、責任感からくる呪縛のようなものがありました。
「子供に可哀想な思いをさせたくない、全部自分でやらなければならない」という思い込みがあって、気持ちにも時間にも余裕がなく、毎日ギリギリの生活でした。

それが第二子の妊娠をきっかけに、自分がやりくりすることではどうにもならなくなってきて。そこで「自分一人でやろう」という考えから「シッターさんや家事サポーターさんといった『第三の家族』に頼ろう」という価値観に、意識的にガラッと変えました。ここが今の生活のスタート地点です。

育児や家事をアウトソースしたことで、自分の心持ちも変わりましたし、子供たちとの関係性も変わりました。仕事においても「残業してでもやりたい」「このプロジェクトは次のキャリアパスに繋がるから担当したい」といったものに手をあげられるようになったことで、チャンスを掴むことができ、結果として自分のキャリアアップに繋がり、良い循環が回り出したことを実感しました。

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▼妥協ではなく質が良いからお願いする

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まず、任せると決めたからには「私じゃなきゃできないもの」「私がやりたいもの」は何かを徹底的に洗い出しました。
「私がやりたいもの」は、例えば夜寝る時に一緒にお布団に入ること、朝ごはんを一緒に食べること、授業参観などここぞというイベントは必ず参加することなど、明確にルール化して他は完全にアウトソースしていきました。

本音を言うと「アウトソース」という言葉は実はあまり好きではないんです。というのも「時には私と関わるよりもシッターさんと関わった方が子どもにとって良い影響がある。家事代行でやってもらった方が自分がやるよりも完璧に仕上がる。」と心から思っているんです。妥協するのではなくて、より良い環境にしたいという気持ちで「チームもりち」体制を作っています。なので、シッターさん、家事サポーターさん、家庭教師の方には自分の仕事や生活におけるミッションやビジョン、バリューを伝えて、それを感じてもらいながら家事や育児、教育をお願いしています。

▼「家族外家族」という新しい関係性

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私にとって家事や育児のアウトソースは、守りじゃなくて攻めの施策です。病児保育のように守り目的での利用もありますが、基本的にはみんながwin-winになるようなオフェンシブな使い方です。

親子だからこそ言えないことや甘えがでてきてしまうのに対して、第三者だからこその良い意味での緊張感が生まれています。また、一人の方に長くお願いしていると、自分の見過ごしそうな成長をたくさん教えてくれたり、親子だと見えなかったりする変化が見えるのが大きな価値ですね。

シッターさんには「基本的には自分の身内だと思って接してください」と伝えていて、時には厳しく、でも基本的にはいつも愛情深く、孫のような気持ちを持って接してくださっているなと感じます。「家族外家族」と言っているんですが、他人なんだけれども家族のようで、家族なんだけど他人のような関係性です。

うちは意識的にこのような関係性を作っています。というのも、自分の幼少期も両親が共働き&兼業農家で忙しかったので、地域やご近所で育ったという感覚があり、自分の子ども達にも両親だけじゃなく、いろんな大人の背中を見て価値観に触れて欲しいなと思っているんです。おかげで子供たちは大人がたくさんいる中でも全く物怖じしないですね。

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▼未来の自分のために意味のある投資をする

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家事代行を利用しない理由としては、他人が家に入ることの抵抗感というよりも、本来の自分の役割を放棄している罪悪感で一歩を踏み出せないという人が多いように思います。ですが、アウトソースすることで自分だけの時間が持て、心の余裕ができて、メンタリティのバランスもとれ、結果として子供たちと良い関係性を築くことに繋がるので、十分に意味がある使い方だと思うんです。わたしも子供たちと一緒にいる時間が少ないがゆえにその時間は彼らを第一優先にして大事にしようという心持ちになります。

子どもは手離れする時が必ずやってきます。物理的・精神的に大変な時期はありますが、いつかは巣立っていく。その時に慌てて「自分の人生どうしよう」と途方に暮れるのではなく、今から自分のキャリアのための投資をして意味のある時間を過ごしてほしいです。罪悪感を捨てて勇気をもって家事育児をアウトソースすることで得られるものは大きいと思います。

また、他人を家に入れる不安はあると思いますが、見ず知らずの全く知らない人が入るのがリスクなのであって、プロの事業者のセキュリティを信頼すべきだと思います。ユーザーは事業者のチェック体制、トレーニングや安全管理の方法をしっかり自分の目で確認した上でジャッジすべきです。

アウトソースすることについては「自分がやったほうがいい」のか「他の人にやってもらった方が良い」のか公正にジャッジしたほうが良いと考えています。判断する時に大事なのは自分でやりたいものかどうかで、実はそれに対してすごくストレスがある場合は検討すべきです。
また、何が利用のハードルになっているのか考えて整備していくことも必要です。経済的なことが問題なのであれば、例えば1年を通してみたときに自分のキャリアにおいてこれだけチャンスが広がり、結果として収入が増える、というシミュレーションやケーススタディができると良いのではと思います。

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▼自分がご機嫌でいられる選択をする

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今は以前よりワークスタイルが柔軟になっており、基本的にはどのようにも選択ができます。正社員を続けないと不利になる、首都圏じゃないと良い就職ができないという時代は過去のものになってきています。雇用形態も、派遣や契約社員やフリーランスなど柔軟にいろいろなキャリアを認める会社が増えてきています。場所に関してもリモートワークや在宅勤務ができるインフラが整い、会社に行かないとできない仕事はなくなりつつあります。つまり、働き方の選択肢が増え、自分がやりたいことへの制約は少なくなっているんです。

しかしながら、未だに結婚や子育てが制約ととらえる女性は多くいます。そのときに育児家事を助けてくれる応援団をそばに作ることによって、自分が勇気づけられ一歩踏み出そうと思うことができるんです。未来に向けて不安を持たずに、いろんな選択肢の中で自分がよりハッピーになれるよう、ポジティブでアグレッシブな選択をしていってほしいです。

また、「こうしたい」という意思やWillがあるのなら、家庭内でタイムリーに素直に共有しておくことが大切です。結婚はお互いが幸せになるためにするもので、相手が幸せな状態を応援してあげたいという想いがお互いあるはずですから。「自分自身がご機嫌でいること」は家庭内関係においてとても重要です。なので、例えば料理をすることがリラックスになるという方はぜひ続けてほしいですが、仮にそれがストレスでネガティブな気持ちになるのであればアウトソースをするなど、自分がご機嫌でいるために生活を見直しても良いと思います。

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▼「当たり前」に動けるプロだから任せられる

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今来ていただいている家事代行サポーターさんが「もりちさんの家族のことを思いながら、ここがこういうふうになっていると便利なんじゃないか、こうすればふとした瞬間にリラックスできるんじゃないか」と想像しながら仕事をしている、とおっしゃっていたんです。

実際に、花束をもらった時に飾る時間がなくそのまま置きっぱなしにしておいたら花瓶に綺麗に生けてあったり、夫がボタンが取れたシャツを椅子に掛けたまま出かけたら、帰ってきた時につけてあった、ということがありました。
また、いつもお願いしているシッターさんが毎朝午前中にスイミングプールで泳いでいるそうなのですが、その理由が「自分が風邪ひいて、森本さんが必要な時に行けなくなったら困るから」と。シッターさんが突然行けません、となると、我が家の生活のリズムが壊れてしまうことをシッターさん自身がよく知っていて、自分自身のコンディションを常に整えているんです。

ホスピタリティビジネスの醍醐味はこれだなと。私は、喜んでもらうことが好き、や相手の役に立てて嬉しい、というのが家事の本質だと思っています。そして仕事においてはインセンティブがなくても当たり前にやれる人がプロ。シッターさんや家事代行サポーターさんは、褒められるからやるのではなく「自然にやれちゃう」「やるのが当たり前」というプロのマインドセットを持った人たちなんです。彼女たちは今や私の生活になくてはならない、大切なかけがえのない存在です。

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