前編では、「見える化」すると上手くいく家事育児術などについてワーママはるさんにインタビューをいたしました。後編では、はるさん流の「良好な夫婦関係のあり方」や、育児をしながら「自分時間の作り方」で心がけていることについてお話を伺いました。

一方通行ではない「お互い」の認証が大切

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ーー はるさんのインスタグラムに「男の人は褒めて欲しい生き物だ」という投稿がありましたが、そのことについてお伺いさせてください。

息子もそうですが、夫もその1人です。もちろん手伝ってくれた時は「ありがとう」と言います。けれど、その後に付け加えるコメントがとても重要だと思っていて「私が何かした時に、あなたも“ありがとう”と言ってね」ということを意識的に伝えるようにしています。

ーー それはなぜですか?

言わないと(自分が)「何もしてない」と思われてしまうんですよね。そんなはずはない、と思いたいところですが...。男性が褒められたい理由は、「褒められることを申告しないと認証されない」と思っているのではないでしょうか。でもこれって男性だけが当てはまることではないですよね。女性だってもちろん褒められたい。けれど、家事や育児を普段からやっている側からすると、褒めてアピールも毎回していられません。なので、夫が家事や育児をしてくれたら褒めて欲しいのは自分だけでなく、口に出さないだけで妻にもあるんだということを知ってもらいたいんです。


ーー ちなみにはるさんはどんな時に褒めてもらいたいですか?

実は、2年前からブログやSNSを通して自分の考えを発信するようになってからは、「褒めてもらいたい」という欲求が減った気がします。きっと、コメントで褒めてもらえるからだと思います。

ーー どんなことも褒められると嬉しいですよね。

はい。もしブログを書いたりSNSでつぶやいてみたいけど、公にするのは嫌だな、と思う方は鍵アカウントを使ったり、知り合いだけのコミュニケーションの場で発信すれば、気持ちが満たされるんじゃないでしょうか。

私はワーママとワーパパに向けてオンラインコミュニティを開いていて、800人もの方が参加して下さっています。何か書くだけで「いいね」と反応がもらえるので、参加者の中にはその反応だけでもすごく嬉しい、とおっしゃっている方もいます。

「母子密着」をしないためにも夫を優先する

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ーー 夫婦の関係を良好に保つために心がけていることはありますか?

大学で心理学を専攻していたんですが、「母子密着」という概念があります。実は夫婦関係の悪化には、この母子密着が関与していると言われています。例えば、私たち夫婦が不仲だったとします。特に、我が家の場合は、私が夫よりも息子といる時間が長いので、母子の密着度が高くなります。すると、子供は母親の感情をキャッチすることに敏感ですから、母親を不安や不機嫌にさせる父親から守りたくなります。結果、子供が父親から離れ、家の中に父親の居場所がなくなっていく、ということが起こります。

ーー なるほど。

つまり、夫婦関係を良好に保つためには「子供が1番」とせずに、「夫」を「大人」として優先する姿勢を子どもに見せておく、ということも必要だと思うんです。「ママもパパも、お互いに大事にしあっている」と見せておけば、母子密着も起きにくいし、夫婦仲も安定しやすい。そのために、私は夫と話す時間をできるだけ作ったり、夫と話している時に子供が割り込んできても「今は大人同士で話しているから、ちょっと待ってね」と、声がけしています。そうすることで、子供にも「ママはパパを大事にしているんだ」とわかります。これが夫婦仲、家族仲を良好に保つコツの一つだと考えます。


合コンの「さしすせそ」が鍵!

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ーー 他にもはるさんが考える、良好な夫婦関係を保つ方法はありますか?


先日、知人が開催している「お母さんのための心理学講座」というクラスを受講したんですが、その先生が実践されている「合コンのさしすせそ」という方法がとってもおもしろいのでご紹介します!その方法とは、パートナーとお話しされる際、パートナーには「合コンさしすせそ」しか言わないで欲しいと宣言するというものです。「すごい!知らなかった!すてき!」と相槌だけをお願いするんです。それを行うようになってから、話す側は話すこと自体でストレスを発散でき、聞き手側からも余計なアドバイスを言われないので夫婦仲が良くなると話されていました。

ーー おもしろいですね、まさに「神対応」ではないかと。

話す側は聞き手に意見やアドバイスを求めていなかったりするので、ただ相槌に「へーそうなんだ」「へーすごいね」だけをひたすら言ってもらう。話を聞いて欲しいだけなのに「その考えがよくない」とか「嫌ならやめればいい」など指摘されると、感情的になって揉めませんか?それを避けるためにも、「さしすせそ」タイムはまさに夫婦間における「神対応」だと思うんです。しかも、子供のことを「さしすせそ」で聞いてもらえば、相手も家族のことを知れて良い方法だな、と思うんですよね。


「やらないこと」に敏感になる

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ーー 育児をしながらどのように自分時間を作っていますか?

私は今年の4月まで会社員だったので、延長保育を利用して働く生活を送っていました。平日は家事どころか仕事を持ち帰る日もあり、子供に早く寝てほしいと思う時も多々ありました。そんなある日「やらないことを決める」ということが大事なのではないか、と気づいたんです。

ーー 「やらないことを決める」とは?

私のiphoneのメモ帳には、1000個以上メモがあり、その中に「やりたくないこと」リストが入っています。例えば「子供の話をイライラしながら聞きたくない」とか「寝かしつけしたくない」「仕事が残ってるのに、暗闇で30分も40分もいるのが辛い」など。なんで辛いかと言うと「仕事の後に家事や育児もしていて、仕事がさらに後ろ倒しになるから」ということが浮かび上がってきます。


もちろん、家事・育児は自分でやるのは良いことだと思います。その一方で、私のように全部をやろうとして、寝る時間がない、仕事場でイライラしている、子供の話がゆっくり聞けない、という事態に陥ってしまいます。私は睡眠時間も確保したいし、イライラもしたくない、子供の話はゆっくり聞きたい。というのが本心だったので、今のような生活を送りたくない、だから「シッターさんにお願いしたら解決するのではないか」という考えに結びついたわけです。

ーー 何となく感じているだけでは、自分で気づけないってことですね。

はい。「自分の嫌なこと」「苦手なことに敏感になる」って大事なことだと思います。「あなたは何が嫌なの」なんて大人になって聞かれないじゃないですか。自分で「これが嫌だな」と思うことをどんどん言語化し、どう削っていくか。その作業が時間だけでなく、人生においてすごく大事だと思います。

ぼやけた思考をポジティブに変える

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知り合いのとっても頑張っているワーママさんが、いざベビーシッターさんをお願いしたら「空いた時間に何をしたら良いかわからない」とおっしゃっていました。こういう方って結構多いんじゃないかな。まさにこういう方こそ、「やりたくない」リストを書き出して欲しいですね。忙しいを理由に、思いを押し込めている方にとっても、書き出すことが発散になると思います。「嫌なことに向き合う」というより「嫌なことを減らす」というポジティブ思考で向き合って欲しいですね。


ーー 本当にそうですね!ママパパがポジティブな気持ちで笑顔でいる時間を増やすことは、自分だけでなく家族にも良い影響を及ぼしますね。今回はすぐに誰もが実践できそうな有意義なお話をありがとうございました。



■ワーママはるさん情報■

・voicy 総合TOP30にランクイン!
ワーママはるラジオもぜひご視聴ください。

・2021年1月中旬より「やめる時間術」実業之日本社から出版予定。


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