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感染症の流行による突然の外出自粛や休校休園など、幼い子どもやママパパは以前とは違った厳しい環境に置かれています。神奈川県在住のゆかりんさん(30代)もその一人です。幼い娘さんと家にこもらざるをえなかった孤独な日々。イライラと不安が募る中、ベビーシッターという選択肢に救われたと言います。「孤育て」を抜け出せたきっかけについて伺いました。
頼れる人がいなくても最初は何とかなっていた

娘を出産したのは2018年の5月。その頃はマスクをする毎日が来るなんて思ってもみませんでした。出産までは仕事をしていましたが、自宅から通うには遠かったことと、夫から「できれば家にいて欲しい」と言われて、産休は取らずに退職し専業主婦に。
夫のご両親は既に他界していて、私も母がおらず身内は父のみ。子育てを頼れる人が近くにいない状況でしたが、夫が協力的で出産後は夫婦ふたりで育児を頑張っていました。
人付き合いは得意な方ではなかったのですが、娘のためを思って地域の子育て支援センターにはちょこちょこ遊びに行っていました。
支援センターに行くと娘はいつも楽しそうで、目いっぱい遊べるせいか、夜はぐっすりと眠ってくれました。おかげで私も睡眠不足になることもなく、子育てを楽しめていたかなと思います。
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突然の外出自粛。動き回りたい娘と自宅で引きこもり状態に

娘が1歳を過ぎ、歩き始めて少しした頃、感染症が流行り始めていつも行っていた支援センターが電話での予約制になってしまいました。私は電話をするのが苦手で、わざわざ予約するのがおっくうに……。幼い娘が感染してしまったら大変だと思い、どんどん外出を控えるようになりました。
買い物はできるだけネットスーパーで済ませ、多くの人がいる公園にも近づかず、気付けば毎日私と娘だけの生活。帰宅した夫以外とは、誰とも口をきかない日が何日も続きました。
そんな中、娘はどんどん成長していき、まさに元気が有り余っているといった感じ。お昼寝をしなくなり、日中は危なくて自宅の中でも目が離せなくなりました。動きたい盛りなのに外出できないせいで、今思えば子どももしんどかったのかなと思います。洗濯物を干したり、料理を作ったり、ちょっとトイレに行く間も「危ないことしてない?」と気が休まりません。
でも感染の心配があったので、同年代の子どもやママたちとも会えず、私はどんどんストレスが溜まるばかり。そんな私のイライラが伝わるのか、娘は大声で泣くことが増えていきました。泣き声を聞くと私はまたイライラが募り、悪循環の中で積もりに積もった気持ちを、どうすればよいのか分からなくなっていました。
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ファミリーサポートの利用は数ヶ月かかることに落胆
私が些細なことにもイライラするようになり、心配した夫が市の「ファミリー・サポート・センター事業」を見つけてきてくれました。平日なら1時間700円で子どもを見てもらえると知り、早速申し込もうとしたのですが……。詳しく聞いてみたら、登録するためにまず窓口に行かなければならず、登録したら事前面談までに3週間以上がかかり、マッチングする方がいなければ探すのに数ヶ月はかかる……とわかり、利用はあきらめることにしました。
制度は計画的に利用したい人向けで、「今すぐ助けてもらえる人を探したい」という切羽詰まった状態の私たちには、あまりにも使いづらい制度でした。「もう誰も助けてくれないのかな……」と、絶望的な気持ちになりました。
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「もう限界!」SNSで勧められた「ベビーシッター」という選択肢

外出がままならない中、子育ての辛さを唯一分かち合えるのがSNSでした。「このままでは娘に手を挙げてしまうんじゃないかと、自分が怖くなる」と本音を吐露したところ、フォロワーから「ベビーシッターを頼んでみたらどう?」と、メッセージをもらいました。
そこに貼り付けられていたURLがキッズラインのホームページでした。
それまでベビーシッターに預けることを考えてもみなかった私は「これなら助けてくれる人が見つかるかも!」と思い、藁にもすがる思いですぐに来てくれるシッターさんを探し始めました。
夫にもすぐに「ベビーシッターを頼んでみたい」と相談したところ、私がもう限界を迎えていることを察してくれていたようで、「一度試してみよう」と言ってくれました。
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来てくれたベビーシッターさんの笑顔に救われた
夫は一緒になって娘に合いそうなシッター探しをしてくれました。初めてなのでやはり「よい人に来てもらいたい」と思って、プロフィールや口コミを読み込みました。
シッターさんが子どもと一緒に遊んでいる写真を見て、子どもが本当に楽しそうな表情をしているかなど、厳しくチェックしました。
最初に依頼することにしたのは、保育園や幼稚園で先生をしていた方。子どもに慣れていそうだし、子どもとの遊び方が上手そうだなと思って決めました。
シッターさんが来ることが決まって当日までの1週間は、期待と不安で毎日緊張していました(笑)。あまりにも外出していなかったので、夫以外の人と対面で話すのが久しぶりだったのもあります。
予約当日、自宅に来てくれたシッターさんは笑顔全開の優しい雰囲気で、「子どもが大好き」という気持ちが溢れている方でした。それまでの緊張は吹き飛び、ドッと安心感が押し寄せてきました。
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人見知りのはずの娘がすぐに打ち解けて「ホッ」

初めての日は私が家にいる状態で、3時間程度シッターさんに娘と遊んでもらいました。娘は初めての人には人見知りをするのですが、シッターさんはさすがプロの方で、すぐに娘の心をつかんで遊び始めてくれました。
シッティングが終わった後、娘の方から「また〇〇先生と遊びたい」と何度も言ってきたので、それを聞いて「ホッ」と一安心。
その後は大体月に一度シッターさんに来てもらって、娘の食事の補助をしてもらったり、公園に連れて行ってもらったり、自宅で工作をして遊んでもらったりと、いろいろ依頼するようになりました。
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月に一度依頼する日は、自分のリフレッシュタイム
今では娘も定期的にシッターさんが来るのを楽しみにしているようです。シッターさんが来てくれている間は、私も自分の時間を作れるようになり、リフレッシュタイムになっています。美容院に行ったり料理教室に通ったりして、自分の時間を取り戻せたことで、娘にイライラすることが急激に減りました。
キッズラインだと予定を入れたい日に空いているシッターさんを探せるので、確実に見つけられるという安心感もとても大きいですね。ファミリーサポートに比べると最初は金額が高いと思っていましたが、必ず依頼できることを考えると、今ではむしろ安いと感じるようになりました。
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今やシッターさんは「家族のように大切な存在」

娘が毎回夫に「今日も〇〇先生と遊んで楽しかったよ!」と報告するので、夫はそれがうれしいようで「また頼みなよ」って言ってくれます。私の笑顔も増えたと感じるようで、以前に比べて「安心した」とも言っていました。
月一回ではありますが、私たち家族にとってベビーシッターさんはまさに「家族のような存在」になっています。生活の中で、いなくてはならない人ですね。娘にとっては親せきのお姉さんみたいな感じなのかなと思います。
月に一回だとリフレッシュできるのかな?と思うかもしれませんが、思った以上に家族全員が前を向く気持ちになれたので、今育児で気持ちが沈んでる人やしんどいなぁと思っている人は、一度ベビーシッターさんに頼んでみて欲しいなと思います!
自分のリフレッシュのために子供を預けることに後ろめたいとか、罪悪感を感じる必要はないです。むしろ私と遊ぶより楽しそうにしているので、安心してください(笑)
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甘え下手だった自分に伝えたい「もっと周りに頼っていいんだよ」
今思うと外出できないことや子どものイヤイヤ期も重なって、シッターさんに依頼する前は本当に辛かったなと思います。元々私は人に頼るのが苦手で、甘え下手なところがありました。もし友人にシッターさんを勧めてもらえなかったらどうだったかなと思うと、ゾッとします。
辛かった頃の私に言葉をかけるとすれば「もっと周りに頼っていいんだよ」と伝えたいですね。もし昔の私と同じような思いをされている方が今これを読んでいたら、参考にしてもらえたらと思っています。
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あなたのストーリーを教えてください!
キッズラインでは家族だけでなく、シッターを含めたチームで育児を行うことの良さを広く伝えたいと思っています。
ベビーシッターに依頼される前の子育ての状況や、依頼したきっかけ、依頼後の心境やご家族の変化をぜひお聞かせください。ご投稿いただいた中から取材させていただきたい方のみ、キッズライン編集部よりご連絡差し上げます。みなさまのエピソードをお待ちしております!
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