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現代は、パパが働きに出て、ママが家庭を守る以外の選択肢も増えています。しかし、依然として「子どもを育てるのは母親の仕事」「子どもを預けるなんてかわいそう」といった考え方が残り、ママたちの生きづらさの一因となっています。
現代社会の子育てで必要なのは「母子の密着」ではなく、子どもの発達を促す「保育」です。この記事では、保育歴18年の著者が「保育」の必要性とメリットについて解説します。



「保育」と「子育て」は同じようで全然違う!


子育て

保育と子育ては「子どもを育てる」という点では同じです。「経験を積んだ保育士なら子育ては余裕なのでは?」と思うかもしれませんが、保育士である著者にとっても子育てはつらいものでした。



【理由①】保育士は「仲間がいる」、ママは「孤独」

保育士として働いている時間には、いつも周りに仲間がいました。子どもについてわからないことがあれば相談できる上司がいましたし、うまくいかなくて落ち込んだときには励ましてくれる同僚がいました。


しかし家に帰れば子どもと向き合う大人は自分ひとりだけです。孤独の中で絶望的な気持ちに陥る毎日でした。



【理由②】保育士は「休みがある」、ママは「休みがない」

保育士には休日があります。子どもがいなければ自分だけの時間を過ごすことができるでしょう。しかし子どもがいる著者にとっては休んでいる感覚はありませんでした。一日中子どもがそばにいて、自分のしたいようにできる時間など1分たりともありませんでした。



【理由③】保育士は「客観的」、ママは「主観的」

仕事中は大勢の子どもをみているので客観的な見方になります。子どもの姿や状況を説明する責任を負っているので、客観性が重要になってきます。


しかし我が子となれば常に密着状態なので、どうしても主観的な捉え方になってしまいます。身体的にも心理的にも近い状態で客観性を保つのは至難の業でした。



【理由④】保育士は「代替可能な人」、ママは「唯一の人」

子どもにとって保育士は代替可能な存在です。大好きな保育士が帰ってしまっても、残っている保育士の中で1番大好きな保育士を見つけます。著者も安心して子どもから離れることができました。


しかし家庭では保育園と同様にはいきません。「ママじゃないとイヤだ」といった子どもの思いを一身に受け続けることはプレッシャーとなり、苦痛でもありました。



【理由⑤】保育士には「自己主張」、ママには「わがまま」

子どもは信頼できる相手に対して「イヤ」と抵抗を示します。しかし保育園で他人の子どもから受ける「イヤ」と、家庭で我が子から受ける「イヤ」は種類が違うと感じていました。


保育園の子どもは「わたし(ぼく)は〇〇したい」と自己主張していると受けとれましたが、我が子は「どんなにイヤと言っても受け入れてもらいたい」といった気持ちが含まれているようでした。


子どもにとってはママの愛情を確かめる手段であることはわかっていましたが、際限なく続くわがままに著者の精神状態もギリギリな状態でした。



親が行う「子育て」の関係性


子どもが育つ上で基礎となるのは、親との愛着関係です。



※愛着関係とは
心のつながりを感じ、安心できる関係。
欲求を適切に満たしてもらうことで子どもは親に愛されていることを実感し、愛着関係を構築していく。


ママとの関係性は重要ですが、それがすべてではありません。固執すると子どもの成長にマイナスの影響すら与えてしまいます。


ここからは家庭での子育てのメリットとデメリットを解説します。



【メリット】安心感が得られる


子どもはママにくっついていると安心します。10ヶ月間、ママのお腹の中で成長してきたのですから当然ですよね。赤ちゃんのときから本能的にだっこを求めて泣きます。泣き声が聞こえると「だっこして守ってあげよう」と感じるのはママの本能でしょう。求めればすぐに欲求に応えてもらえる距離感は、子どもに安心感をもたらします。



【デメリット】依存関係に陥りやすい


「ママはいつでも欲求を満たしてくれる」という安心感は、依存と背中合わせの関係です。安心感が甘えとなり、依存へと変化していくとママも子どももつらくなります。ママもひとりの人間です。際限のない要求に応え続けることはできません。


しかし応えてもらえない子どもは応えてもらうためにより強く泣いたり、暴れたりするのです。母子だけのせまい世界では適切な距離感がわからなくなり、依存関係に陥りやすくなってしまいます。



親以外が子どもの世話をする「保育」の関係性


保育

では、子どもを保育士に預ける選択肢を選んだ場合についてみてみましょう。保育士が子どもを「保育」するメリットとデメリットについて解説します。



【メリット】保育のプロが子どもの発達を支える


子どもに関わる仕事をしていない限り、ほとんどのママは子育ての初心者です。対して保育士は、子どもの発達や援助の方法について学び、実践を重ねてきている「保育のプロ」です。保育士は、理論と実践に基づいた「保育」で子どもの発達をサポートします。



【デメリット】集団生活は長いと疲れる


適度な刺激と挑戦は子どもの発達を促してくれます。しかし保育園は集団生活の場であるがゆえに、常に人と音が周囲に溢れているのです。集団の中にいる時間が長すぎると、子どもも疲れてイライラしたり、体調を崩したりします。子どもも大人同様、自宅でゆっくり過ごす時間が必要なのです。



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子の成長には「子育て」だけでなく「保育」も必要


子どもの成長には、親との愛着関係に加えて、専門家による「保育」も必要です。親と保育士がそれぞれの役割を担うことで、子どもは健全に発達を遂げていきます。


では、子どもに必要な「保育」とはどのようなものなのか解説します。



幼児期に育てたい力


「保育所保育指針」「幼稚園教育要領」「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」には幼児期に育てたい力として以下の記載があります。



【幼児教育において育みたい資質・能力】
・知識及び技能の基礎
・思考力、判断力、表現力等の基礎
・学びに向かう力、人間性等


【幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿】
①健康な心と体
②自立心
③協同性
④道徳性・規範意識の芽生え
⑤社会生活と関わり
⑥思考力の芽生え
⑦自然との関わり・生命尊重
⑧量・図形、文字等への関心・感覚
⑨言葉による伝え合い
⑩豊かな感性と表現


子どもが生活や遊びの中で上記のような力が育っていくよう、保育士は環境を用意します。



早期教育ではなく「学びに向かう力」を養う


保育園では、幼児期に漢字が書けたり、かけ算(九九)を暗唱できることを目指していません。小学校で学ぶ内容を事前にできるようにするのではなく、小学校で学ぶときに意欲をもって取り組める土台を作っておくことが大切なのです。


遊びを通してさまざまな事柄に興味をもったり、挑戦したり、失敗してもあきらめずに最後までやり通したりする経験が子どもの「学びに向かう力」を養ってくれます。



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「保育」は保育園だけでない!


ベビーシッター

保育を受けられる場所といえば「保育園」のイメージがあると思いますが、実はほかにも選択肢があります。利用できる保育サービスをご紹介しますので、我が子に合った保育を選ぶ際の参考にしてください。



保育はどこで受けられる?


一般的に利用できる保育には以下のものがあります。



・保育園
・認定こども園
・一時保育
・保育ママ
・ベビーシッター 


毎日働いているママであれば保育園や認定こども園、保育ママの利用が一般的でしょう。週に3回以下の仕事であったり、働いてはいないけれどときどき子どもと離れてリフレッシュしたいママには一時保育がオススメです。



個別に対応してくれるのはベビーシッターだけ


保育園や認定こども園、一時保育などは多くの場合、集団保育です。子ども同士の関わりから学ぶこともたくさんあります。しかし「はじめての場所で慣れていない大人とたくさんの子どもに囲まれて大丈夫かしら…」という心配もあることでしょう。


不安を感じる方はベビーシッターを検討してみてはいかがでしょうか。預かる場所は基本的にお子さんの自宅ですし、お子さんに合わせた個別対応を行うことが可能です。



ベビーシッターを依頼してみる

親子の良好な関係性のために「保育」を活用して


子どもを預けることに罪悪感をもつママはたくさんいます。しかし疲れた表情のママと過ごす時間は、子どもにとって幸せな時間といえるのでしょうか。


いまや「保育」はただ子どもを預けるだけのサービスではありません。専門的な知識と実践をもとに、保育のプロが「幼児期に育てたい力を伸ばす」場でもあるのです。


ママのためにも、子どものためにも、保育士資格をもったベビーシッターへの依頼を検討してみてはいかがでしょうか。



■保育士ライター 佐野希子
18年目の現役保育士。独学で認定試験に合格し、幼稚園教諭の資格も取得。他に社会福祉士の資格も保有。現在は副主任として保育現場の指導とサポートに努めている。


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