はじめての育児を経験して多くの人が感じるのは「子どもを寝かしつけるのってこんなに大変なの?」ということではないでしょうか。寝かしつけは月齢や年齢によっても方法が様々。大変な寝かしつけが少しでも楽になれるよう、ここでは「知っておきたい年齢別の寝かしつけのコツ」についてご紹介します。

全年齢共通!まずは寝かしつけに最適な環境を整えよう!

全年齢に共通して言えることは、寝かしつけに最適な環境を整えることです。いくら、寝かしつけのコツを習得しても環境が整っていなければ子どもが快適に眠れるとはいえません。では、寝かしつけに最適な環境とはどういったことなのでしょうか。


部屋の温度や湿度を整える
まずは子どもたちがぐっすり眠りやすい室内作りをしましょう。子どもがぐっすり眠れる室内の温度として、乳幼児の場合、室温は20〜25度程度、湿度は50〜60%程度とされています。(※1 )。大人にとっては少し肌寒い温度のため、風邪をひかないか心配に思う方もいらっしゃると思いますが、子どもは大人よりも体温が高いため、このくらいの温度設定が適切であるとされています。


エアコンは体によくないからと、使用しない、もしくはエコモードなどの28度設定などにする場合もありますが、実際はこの温度では暑いくらいです。なお、夏場などエアコンなどをつける場合は子どもに直接風が当たらないよう気をつけましょう。


※1 参照 )東京都福祉局の『健康・快適居住環境の指針


無音、暗闇を避けた環境設定を
子どもは無音、暗闇が苦手です。早く寝てほしいからといって真っ暗な部屋にして音をなくしてしまうと逆に恐怖を感じて眠れなくなることもあります。常夜灯やフットライトなど小さなライトを利用して光を少し取り入れたり、スマホやCDを活用して小さな音を流してあげるのも良いでしょう。ただ、アップテンポの曲は子どもも目が覚めてしまうので、鳥の声や川のせせらぎなどリラックスできる音源を活用できると良いでしょう。


また、乳児の場合はホワイトノイズといった、いわばお母さんのお腹の中にいた時に似た音を聞かせると、心地よく寝てくれる場合もあります。ホワイトノイズはドライヤーの音やテレビの砂嵐の音が近いといわれています。これらを録音して流すなど工夫してみるのも良いでしょう。

新生児の寝かしつけが楽になる方法

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睡眠のリズムや昼夜のリズムが不安定でなかなか寝てくれない新生児。新生児期に楽に寝かしつけられるポイントをご紹介します。


寝具を工夫する
新生児の場合、寝返りもしないので、自ら体勢を変えることがほとんどありません。そのため、お布団の環境が非常に重要です。マットレスを硬めにして、常に清潔なシーツを使用しましょう。お布団などをかけてあげるのではなく、おくるみを使って包んであげることもオススメです。


新生児期は、お腹の中にいた時の丸まった状態を好みます。手足が広がったり、体勢が変わると驚いてしまいます。また、外の音にも敏感で、それに驚いて泣いてしまうことも。おくるみで包むことで、お腹の中にいた頃と同じように温かく包まれた感覚となり安心できるので、寝具を工夫して赤ちゃんが快適な環境作りをしてあげましょう。


赤ちゃんが眠りやすい環境にする
身体が自分で動かせない新生児期は、寝る時の環境を重視すべきともいえます。暑すぎる環境では背中がじっとりと汗ばんで不快になりますし、逆に寒いことも不快につながります。体温計や湿度計を活用して、赤ちゃんが眠りやすい環境に整えていきましょう。快適な環境であれがしっかりと眠ってくれます。


泣いてもすぐに抱っこせずに少し様子を見てみる
赤ちゃんが泣くと可哀想でつい抱っこしてしまうという方もいらっしゃるでしょう。ですが、赤ちゃんは全てが不快で泣いているとも限りません。ママにそばにいてほしくて甘えて泣くこともありますが、時には夢を見て泣いているということもあります。理由は定かではないものの、泣いたからとすぐに抱き上げるとその刺激で覚醒してしまい、またいちから寝かしつけることになります。


そんな苦労をしないためにも、泣いたら都度抱き上げるのではなく、なぜ赤ちゃんが泣いているのかを観察してみましょう。おむつが濡れている、ミルクの時間が空いた、顔を真っ赤にするくらい激しく泣いているという場合でなければ、少し観察してから抱っこしてみましょう。


新生児の生活リズムに合わせた寝かしつけをしてみる
新生児は、幼児や大人のようにまとまった時間眠るということはできず、続けて眠れるのは長くてもせいぜい2時間~3時間程度です。そのため、大人と同じタイミングで寝てもらおうと寝かしつけをしても、新生児にとっては眠るタイミングではないということもあります。そのため、頑張って寝かしつけてもなかなか眠らないというケースも出てくるでしょう。また、子どもはレム睡眠とノンレム睡眠の間隔が40分程度と大人よりもはるかに短いため、ちょっとした刺激で覚醒してしまうこともあります。


寝かしつけをして「やっと眠った!」と思っても、抱っこから布団に戻す刺激や、家族の足音、テレビの音や外の車の音といった少しの刺激で起きてしまった……なんてガッカリするようなこともありえます。そのため、この時期は新生児の生活リズムに大人側が合わせてみましょう。新生児のリズムに合わせて寝かしつけをしてみると、寝かしつけがスムーズになります。

1歳児、2歳児の寝かしつけにやった方や良いこと

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次に1歳児と2歳児の寝かしつけで試してみると良いことをご紹介します。子どもが楽に眠れるにはどうすればよいのでしょうか。


寝る時にお気に入りのものを1つ寝室へ持っていく
1歳になると、自我が少しずつはっきりしてきます。お気に入りのおもちゃやタオルを肌身離さず持っていたいという子も出てきますね。そんなお気に入りのアイテムを1つ寝室に持っていくことで、安心感を抱き、眠りやすい環境になります。


ただし「おもちゃやタオルは子どもが寝入った後にそばに置いておくのが心配、けれど夜中に子どもが目を覚ました時にそばにないと大泣きする」などという懸念点がある方は、見守りカメラなどを活用して、子どもの状況をこまめに観察すると、リアルタイムに様子がわかり安心です。


寝るまでのルーティンを作る
おもちゃで遊んでいる途中に「さあ寝よう!」と言っても子どもはすぐに寝ようとはしません。1歳、2歳ではまだ時計も読めないので、「今が寝る時間」という認識をもつことは難しいでしょう。そのため、寝るまでのルーティンを作り、感覚として「もうすぐ寝る時間なんだな」と思えるようにしていきましょう。


例えば、お風呂に入って歯を磨いたら寝る時間、絵本を読んだら寝る時間など、寝る前にやることをルーティン化してみましょう。絵本については寝る時にしか読まない絵本を用意し、この絵本を読んだら寝る時間なんだと、合図代わりにしても良いでしょう。


寝たふりをする
家族が起きているのに、「自分だけ寝るのは納得いかない」と思う子どももいます。そこで試したいのが、一緒に布団に入り、ママも寝たふりをするという作戦です。家族も寝ているということがわかると安心して寝てくれるようになります。


まれに、子どもの寝る部屋が暗くても、ほかの部屋の明かりがついていて眠れない、パパが起きているから眠れない、テレビの音がするから自分もリビングに行きたい、などと思う子どももいます。寝室とリビングが近いご家庭は、パパや家族にも協力してもらいましょう。寝つくまではテレビを消したり会話をしないなど静かにし、リビングの明かりも落として「子どもが寝ることに納得する」環境作りをしてみましょう。

1歳、2歳児の寝かしつけにNGなこと

1歳児と2歳児を寝かしつける時に、やらない方が良いことがいくつかあります。せっかく、寝かしつけのときにオススメの方法をやっても、NGなことをしたために寝かしつけが難航してしまう場合も。そこで、ここでは1~2歳児の寝かしつけでNGなことを3つご紹介します。


寝るぎりぎりまでスマホやテレビをみせない
テレビやスマホの画面から放たれるブルーライトは脳を覚醒させてしまいます。そのため、寝る前にテレビやスマホで動画を見るのは控えましょう。1~2歳になると好きなテレビ番組も出てきて寝るぎりぎりまでテレビをみたがるかもしれません。また、最近はスマホやタブレットで読める絵本や、知育ゲームなども増え、ついギリギリまでスマホやタブレットで遊ばせてしまう、なんて方もいらっしゃるかもしれません。


しかし、眠りにくくなった子どもを寝かしつける苦労を考えたら、子どもとルールを決めて、寝る前のテレビやスマホを一旦ストップしてみることをオススメします。例えば「夕飯を食べたら、あるいは入浴をしたらスマホやテレビはもう終わり」という簡単なルールを作ることで、子どもも上手に守ることができ、寝かしつけギリギリまでテレビやスマホで遊ぶことを回避できます。


寝かしつけ中の会話はしない
寝かしつけ中に会話をしていると、楽しい会話の場合は子どものテンションが上がって目が冴えてしまうこともあります。日中は家事に忙しく、子どもと話ができるのは寝かしつけの時だけ……。そんな忙しいママにとっては子どもとコミュニケーションが取れる絶好のタイミングかもしれません。


しかし、寝かしつけのリラックスしたタイミングで保育園のことを聞いてみたり、子どもの好きな話を一緒にしたり、保育園で教わった歌を一緒に歌ったりしてしまうと、いざ寝ようとしても眠るまでに時間がかかってしまうでしょう。スムーズに入眠をしてもらいたいならば、会話は起きている時にするように心がけ、寝かしつけの時間は眠ることに集中させてみてましょう。


泣いたらすぐに対応しない
子どもは眠りが浅いタイミングで大人と同じように寝言のように泣くことがあり、「寝ついたかな?と思ったら子どもが泣いた」という場合は寝言泣きの可能性があります。泣き声と共に反射的に駆けつけてしまうママやパパや、赤ちゃんの頃から寝つくときに泣きぐずりの癖があった場合には、すでに泣いたら抱っこする習慣がついている方もいらっしゃるでしょう。


しかし、寝そうになっていたのに抱き上げるなどの刺激を与えることで、子どもが覚醒してしまい、一から寝かしつけをやり直さなくてはならない場合もあります。それを回避するためにも、もしも泣いていてもすぐに抱っこをしてあやすのではなく、まずは一度見守ってみましょう。そのまま泣き止めば対応せずに見守りカメラなどを活用して別の部屋から様子を観察してみるのもよいですね。

ベビーシッターに相談してみる2

習慣化すると寝かしつけが楽になる方法

子どもは、行動をルーティン化することで、自分から実行できるようになります。寝かしつけも、ルーティン化することで子どもに「寝る時間」という自覚が芽生え、スムーズに寝るように習慣化していきましょう。ここでは、より寝かしつけが楽になる習慣をご紹介します!


入浴やマッサージなどで身体を温める
子どもに限らず大人もそうですが、体が温まるとリラックスし、そこから少し時間を置いて体温が下がるとスムーズに入眠できるようになります。そのため、入浴をしてからほてりが落ち着いた頃に寝かしつけを始めると、スムーズです。また、手や足をマッサージしてあげることでも血流が良くしてあげたり、緊張をほどいてリラックスするなど、安心感を与えることもオススメです。布団に入ってマッサージをしてから寝かしつけに入るという習慣も良いでしょう。普段はシャワーが多いというご家庭も、今日から入浴をして寝かしつけを行ってみてはいかがでしょうか。


朝は7時までに起こしお昼寝は少なめに
人は体内時計の生活リズムにより、朝日を浴びてから14時間後に眠気が来るとされています。そのため、21時までに寝かせたいのであれば朝は7時までに起こし、朝日を浴びさせましょう。また、お昼寝が長ければ長いほど夜の寝つきにも大きく影響します。子どもが起きるまでたっぷり昼寝をさせるのではなく、お昼寝の時間を決め、長くなりすぎないようにしましょう。


寝る前のスマホやテレビはOFF!絵本に切り替えて
ブルーライトは就寝の2時間前にはカットすることで寝つきが良くなります。そのため、寝る2時間前にはテレビは消してスマホやタブレットも電源を落としましょう。「夕飯の後からはテレビやスマホはなし」などのルールを作ると習慣化しやすいでしょう。子どもだけでなくママやパパも同様です。新生児や0歳など自分でスマホ操作ができないという年齢でも、夜の授乳中はスマホを触らない、寝かしつけをしながらスマホの操作をしないなど、間接的にブルーライトを浴びせないような心がけもしていきましょう。


テレビやスマホをオフする代わりに1~2歳の子どもには絵本を読むという習慣をつけてみましょう。ハラハラドキドキする内容ではなく、ゆったりとした気持ちで読める絵本が向いています。寝る前に読む専用の絵本を用意しておくことで、子どもたちは「寝る時間なんだ」というスイッチが入るので、スムーズに寝かしつけに移行できますよ。

ベビーシッターに相談してみる3

まとめ

いかがでしたか?ママやパパが最も苦労する寝かしつけ。ほんの少しの習慣や工夫で、寝かしつけが劇的に楽になることもあります。年齢ごとに寝かしつけのためのポイントは異なりますが、まずは寝室の環境を整え、ゆったりとした気持ちで子どもが眠れるように工夫してみましょう。ご紹介したポイントをもとに、楽になる寝かしつけを取り入れてママやパパの負担を減らしましょう。

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