社名変更のお知らせ

本日2016年8月19日、ベビーシッターマッチングサービス「キッズライン」を運営する株式会社カラーズは、社名を「株式会社キッズライン」に変更いたしました。

カラーズ創業時の想い

私は、2014年7月7日に株式会社カラーズをゼロから創業しました。
2000年の26歳のときトレンダーズという会社を起業して以来、41歳になって、2度目のゼロからの出発でした。たった一人で仲間もいなかった創業時、社名に自分の想いすべてを込めることが、最初の仕事でした。前職から掲げているビジョン「女性が輝く社会の実現」には一切変更はありませんでした。ですので、今回はより踏み込んで「女性よ、もっと輝こう」そんな意思を表現すべく「Women be colorful」と掲げ、ストレートにシンプルに「カラーズ」(輝く人たちの集合体)という社名に決めました。
そして、いよいよ「カラーズ」がスタート。
最初に取りかかるべき事業はすでに決めていました。
女性が輝く社会を実現するために、いまの日本に一番必要なのは「育児支援である」という確信をもっていた私は、日本にベビーシッターの文化をつくることに決めました。いまだ日本に浸透していないベビーシッターを文化のように普及させるには、1時間1000円~という業界でもっとも安い料金で、オンラインで24時間いつもどこからでも、即日の予約手配もできるような、安くて便利で安全なベビーシッターサービスが必要だと考え、UberやAirbnbのようなシェアリングエコノミースタイルで、ベビーシッターを提供するスタイルに行き着きました。
「ママが一人で育児をする」というのではなく「社会で育児をする」。子どもを中心に社会が手をとりあい、つなぎあうイメージで「キッズライン」というサービス名にしました。
こうした経緯で生まれたベビーシッターサービスが「キッズライン」なのです。
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2度目の起業の経緯の詳細はこちらの本に綴っています
※Kindle Unlimited会員は読み放題対象です。

カラーズ時代の出来事

社員も私も、みんな「カラーズ」という社名を気に入っていました。カラフルなロゴもちょっと普通と違っていて誇らしくて。そして、カラーズの名の通り、一人一人がカラフルで個性豊かなメンバーでした。
そんなカラフルな仲間達と共にはじめたベビーシッターサービス「キッズライン」ですが、スタート当初は、決して順風満帆ではありませんでした。一日数件しか予約が入らなくて「駄菓子屋さんの方が儲かりそう」と悔しまぎれの冗談を言ったりしていましたが、「キッズラインは社会に必要とされるはずだ」という確信は、全員が共通して持っていたため、どんな苦しい状況でも驚くほど明るく冷静に乗り越えることが出来たのだと思います。
そんな流れが急激に変わったのは、2015年6月のある日、宮崎での出来事でした。私たちのサービス「キッズライン」が、ベンチャー業界の登竜門と言われる、IVS Launch Padで優勝をした瞬間でした。まさにそのときからユーザーが増加し、サービスが加速しはじめ、取材も殺到しました。
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IVSプレゼンテーション動画

「社名とサービス名が違う」悶々とする日々

そんなときからでしょうか、自社を紹介するときに違和感を感じるようになったのです。
「株式会社カラーズは『キッズライン』というベビーシッターサービスを運営しています。」
社名はカラーズ。サービス名はキッズライン。そういう説明が少し遠回りなように思えてきたのです。
「社名を変えようかな・・・」
「でも・・・」
正直ずっと迷っていました。目指す世界はカラーズ、最終的には一人一人が輝く社会の実現。でも、そこにたどり着く前に、キッズラインで日本の育児スタイルを進化させ、女性が輝く社会を実現したい。まずはそこを達成しなくては行けません。名刺を渡せば「どんなサービスをやってるんですか?」と聞かれ、自治体等のベビーシッター補助対象事業者の名前には「株式会社カラーズ」と記載される。「お客様にとってわかりにくいのではないか?」と、悩ましく思っていました。

社名を変えるという大きな決断

それは、ある朝、ふと起きたときに降ってきた強い想いでした。
「第一関門にフォーカスし、突破すべし」
社名変更を決意した瞬間でした。
とはいうものの、社員も私も大好きな「カラーズ」。社名を変えたいとみんなに言ったら、どんな反応が返ってくるだろう、激論が交わされて収拾が付かなくなるかもしれない・・・と不安が頭を過ぎりました。それでも伝えなくてはと腹をくくり、全社会議で切り出しました。
私 「ちょっと相談があって・・・」
一同「・・・???」
私 「社名をキッズラインに変更しようと思って・・・」
一同「ずっとそれがいいと思ってましたーーー!!」
なんだ、みんなも同じ気持ちだったのか、相思相愛だったのか!!
思わず私はほっとして、ここ何ヶ月かの私の不安は何だったんだろうと思いました。でもそれだけみんなが「キッズライン」を社会に浸透させようという覚悟を持っているのだと誇らしい気持ちになりました。
こうして、徹底的にフォーカスした新しい目標にふつふつと情熱を燃やし、印鑑を変えたり手続きを準備したり、日取りを決めたりして、すっかり嫁に行く新妻の気分でウキウキしはじめることになりました。  

名は体を表す

社名変更は、私にとっては珍しくとても悩んだ末の決断ではありましたが、社員に問えばあっという間に満場一致(苦笑)
このような経緯で、今日から、私たちは「株式会社キッズライン」と名乗らせていただきます。今日は、私たち株式会社キッズラインが運営する「キッズライン」というサービスに、私たちの情熱全てをつぎこむ覚悟を新たにした日でもあります。まずは、日本にベビーシッター文化を広めることに注力し、日本が豊かな育児ができる社会を、子どもの笑顔が広がる社会を創り上げる決意でこれからも精進して参りたいと思います。
皆様には社名変更に伴い、お手数、ご不便をおかけすることになり誠に恐れ入ります。住所や電話番号などはこれまで通りとなります。
どうぞ、あたたかく見守り、応援いただけますと嬉しいです。
2016年8月19日 経沢香保子
ベビーシッターサービス「KIDSLINE」とは
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