仕事と育児の両立、想像はしていたけれど現実はそれ以上に過酷…。そんな「育休復帰の壁」に直面している方は少なくありません。
そこでキッズラインでは、育休復帰を経験したママパパを対象にアンケートを実施し、219名の方から回答をいただきました。 職場復帰から日が浅い方も、これから復帰を控えている方も、「悩んでいるのは自分だけじゃない」と感じていただけるような、飾らないリアルな声をお届けします。
この記事のポイント
⚫︎育休中からすでに「働き方」や「収入」に関する不安を抱える人が多い
⚫︎復帰後は9割以上のママパパが日常的に「しんどさ」を感じている
⚫︎完璧主義を手放し、外部サポートを「日常に組み込む」ことが乗り切るカギ
実は復帰前から始まっている?ママパパたちの「想定外の不安」

「復帰後がしんどい」と言われる背景には、実は育休中から抱えているモヤモヤも関係しているようです。 別の調査※で「育休を取得してみて、事前の想定と異なったり『思い通りにいかない』と不安に感じたこと」を尋ねたところ、以下のような本音が上位にランクインしました。
1位: 職場復帰後の働き方(時短勤務や業務内容など)に不安が生じた
2位: 収入が想像より減った
3位: 給付金支給のタイミングが思ったより遅かった
3位: 自分の時間が思った以上に確保できなかった
5位: 孤独感や社会から断絶されている感覚があった
育休中の孤独感や、復帰後の働き方・収入への不安など、復帰のスタートラインに立つ前から、すでに多くの壁や葛藤があることが伺えます。
※調査期間:2026年4/17~23 調査対象:共働き(産休育休含む)の母親103名
復帰後の「しんどさ」のリアル
では、実際に復帰を迎えた後の毎日は、どのくらい大変なのでしょうか。ズバリその「しんどさ」の度合いを聞いてみました。

全体の半数以上(51.6%)もの方が、毎日ギリギリ、あるいは限界を感じながら奮闘しているという結果に。さらに、同率で並んだ「なんとかやれている(40.2%)」層を含めると、実に9割以上(91.8%)のママパパが日常的に「しんどさ」を抱えながら綱渡りの生活を送っていることがわかります。
さらに注目したいのが、復帰後の働き方です。
アンケート回答によると、フルタイムや時短勤務、アルバイトを含め「原則出社(出社)」と回答した方が全体の約6割を占めていました。通勤にかかる時間的な制約や、突発的なお迎え要請がダイレクトに生活を直撃する実態が見えてきます。
具体的に、どのような場面で特に「大変だ」と感じているのでしょうか。
【育休復帰後、特に大変だと感じること】

上位の回答を見ると、退勤後も休む間もなくお迎えから始まる夕方以降の怒涛の時間や、予測不可能な子どもの体調不良に、多くの方が追い詰められていることがわかります。
さらに、慢性的な睡眠不足のまま日々のタスクをこなすことで、親自身の体力や免疫力も落ちてしまう…という負のループに陥っている状況が浮き彫りになりました。仕事と育児の板挟みになるだけでなく、「休む暇が1秒もない」という切迫感が、しんどさを加速させる大きな要因と言えそうです。
【実際の声】育休復帰後、一番しんどかったこととは?

アンケートでは、育休復帰後に直面した一番しんどかったエピソードや、生々しい体験談も多数寄せられました。今まさに渦中にいる方なら「わかる!」と思わず頷いてしまうリアルな声をご紹介します。
時間とタスクに追われる苦悩
・「とにかく自分の時間がない。考える時間がない。子どものこと、家庭のことしか考えられず、自分の仕事まで頭が回らないので、ミスも多くて、余計に落ち込む」
・ 「年明けに2人の子どもがインフルエンザにズレてかかったときに合計10日休まないといけなくて、目減りする有給の数や責任感で気が狂いそうだった。常に綱渡り状態です」
職場やパートナーの無理解による孤独
・「『産後、(夫に)僕はキャリアアップをがんばったのに、あなたは何をがんばったの?』と言われた」
・「上司との面談で、時短勤務をやめない限り仕事を頑張っても評価できないと言われ、つらかったです」
・「育休から復帰しても『おかえり』の一言もなく、『子供の世話をしてて仕事できませんでしたは通じないからね』と言われたこと。心もズタズタになった」
物理的な忙しさもさることながら、パートナーの心無い言葉や、職場の無理解によって孤独を感じた時、心は限界を迎えてしまいます。「自分ばかりがキャリアを諦め、我慢している」「誰もこの大変さをわかってくれない」という精神的な負担は、日々の睡眠不足以上のダメージを与えかねません。
こうした生々しい声からは、育児と仕事の両立が、もはや個人の気力や努力だけで乗り切れるレベルをとうに超えていることが痛いほど伝わってきます。
ベビーシッターを依頼してみる
どう乗り越えた?ママパパたちの「3つの突破口」
そんな過酷な日々を、皆さんはどう切り抜けてきたのでしょうか。アンケートで「実際にピンチを乗り切るために頼っているもの」を伺うと、パートナー(68.9%)、保育園・一時預かり(53%)、祖父母・親族(42%)に次いで、ベビーシッター(32.4%) も多く活用されていることがわかりました。一方で、「頼れる人・手段がいない」と回答した方も10%いました。

寄せられたエピソードから、なんとか日常を回すための共通する3つのキーワードが見えてきました。
① 「完璧主義」を手放す
育休前と同じように「家事も育児も仕事も完璧にこなさなきゃ」と自分を追い込んでしまう方は少なくありません。しかし、復帰後は圧倒的に時間が足りないのが現実です。物理的な時短家電への投資や、何より「手抜きではなく、手放す」というマインドチェンジが、心のゆとりを生み出す第一歩になるようです。・「一番しんどかったのは、『全部ちゃんとやらなきゃ』と思っていた時期でした。意外と大きかったのが、『今日はもう無理!』と言えるママ友や同僚の存在。“みんなギリギリで回してる”と知れただけでも、かなり気持ちが軽くなりました。あの時は『頑張る』より、『頼る』『減らす』『手放す』が大事だったなと思います」
・「もともと手際がよくなく料理がサクサクできず心身共にしんどかったのですが、思い切って機能性の高いオーブンレンジと自動圧力鍋を導入。コープのミールキットもフル活用して、寝かしつけまでのタイムが縮められて子どもと触れ合う時間も少し確保できました」
② 職場のコミュニケーションや夫婦の連携を諦めない

「言わなくてもわかってほしい」「自分さえ我慢すれば」と一人で抱え込むのは危険です。大変な時期だからこそ、パートナーと具体的なスケジュールや分担をすり合わせたり、職場のチームに状況を共有して協力を仰いだりすることが重要です。時には衝突を恐れず「SOS」を出す勇気が、結果的に仕事と家庭の両輪を回すカギになります。
・「子供の体調不良が頻繁な中、同僚にも仕事をここまで仕上げてほしいとお願いしつつ、パートナーにも分業をお願いしながら乗り切った」
・「育児はほぼ自分が担当してるのに不満を感じ、夫に早く出社して朝イチに残業してもらい、夕方は定時に帰ってきてもらうようにしました」
③外部サービスを「頼る」ではなく「組み込む」
「本当にどうしようもない時の最終手段」として外部サポートを捉えていると、いざという時に手配する余力すら残っていないことも。うまく乗り切っている先輩ママパパたちは、病児保育やベビーシッター、家事代行を「日常のインフラ」として最初から生活に組み込んでいます。選択肢を複数持っておくことが、精神的なセーフティネットとして絶大な効果を発揮するようです。・「2人目の時は病児保育2カ所、病児シッター2カ所と契約してシフト組んで出勤。病児保育がなければ仕事を続けるのは難しかったと思います。回復して元気になってきた時に、まだ保育園には行けないけれど預かってくれる人や場所があることは、とても大切だと思います」
・「仕事後の大事な会食がある際には、キッズラインでのシッターさんの補助を頼りにしていました。とても助かりました」
・「疲れと夫へのイライラで爆発しそうでしたが、週1で家事代行に入ってもらうことで生活に余裕ができました。その1日があるおかげで、週の後半をなんとか乗り切れました」
今すぐベビーシッターを依頼してみる
「頑張りすぎ」が限界を迎える前に
アンケート結果から見えてきたのは、多くのママパパが「自分ひとりでなんとかしよう」「夫婦だけで回そう」と踏ん張り、限界を迎えそうになっている現状です。
「一番しんどいのは、常に頭フル回転が続く時。休日も子供と遊ぶ余力がなくなるため、シッターさんに頼ろうと決めました!」という声にもあるように、外部のサポートに頼ることは、家族の笑顔を守るための投資です。
そう自分に許可を出してあげることも、過酷な育休復帰生活を乗り切るための、とても大切な戦略と言えるでしょう。これから復帰される方も、今まさに奮闘中の方も、どうか一人で抱え込まず、使える手はすべて使って自分と家族を労ってあげてくださいね。
いざという時のお守りに

キッズラインには、保育園の送迎や寝かしつけまでのサポート、急な発熱に対応できる病児保育、そして日々の食事作りや水回りの掃除を丸ごと頼める家事代行など、育休復帰後のママパパを支えるサポーターが多数登録しています。
「頼れるプロがすぐに見つかる」。その安心感があるだけでも、日々のしんどさは少し軽くなるはずです。限界を迎えてしまう前に、ぜひご自身の生活に「外部のサポート」を組み込んでみてください。
今すぐベビーシッターを依頼してみる
《調査概要》
調査期間:2026年5月20日~5月25日
調査対象:育休からの復帰を経験したママ・パパ 219名
調査方法:インターネット調査(キッズライン会員向け)
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