保育園の入園は我が子にとっていわば初めての社会デビュー。入園準備は「必要なグッズリスト」と「TO DOリスト」で見える化すれば、スムーズに進められます。入園前の心得と子どもの年齢別に必要なものを紹介していきます!

保育園の準備は何をすればよい?


子どもの入園準備は大変な反面、子育てを楽しめる絶好の機会でもありますね。そこで準備前に不安だと感じる要素をまとめてみました。

・「何が必要か」分からない
・「いつから準備したらいいか」タイミングがわからない
・「洋服のサイズ」が合わなくなったらどうしよう
・自分で「手作り」できるか心配


これらの不安は事前の「準備に必要な情報」があれば、不安は解消できます。

入園前にやっておきたい6つの準備と3つの心得


入園前の準備は、入園の手続きやグッズの購入などさまざまありますが、分類すると以下の6つになります。

<入園前にやっておきたい6つの準備>
① 登園時間に合わせて「生活リズム」を整えておく
② 「必要なもの」をリストアップ
③ 説明会後から「園指定の必要なもの」を準備
④ 保育園グッズの「収納スペースの確保」
⑤ 「いざという時」の預け先の準備
⑥ 職場とのコミュニケーション


では、次に入園準備をする際の心構えについてお伝えしましょう。

1:準備を楽しむ!
保育園生活で必要なグッズは、いつもおうちで使っているものと大差はありません。子どもの社会デビューともいえる保育園の入園を、楽しみながら準備しましょう。

2:保育園生活の2大ストレスを知る
園生活の2大ストレスといえば、「朝、子どもがグスる」のと「毎日の荷物準備」です。生活リズムが整っていれば、子どもの不機嫌も減って親子でスムーズなスタートがきれます。

3:母親から離れる準備をする
育休中は、ママと赤ちゃんは一心同体。母乳で育てているのならなおさらです。しかし、保育園に通うことになると、必然的に母乳から離れなければいけません。生活の中で哺乳瓶の練習をしておくのもおすすめです。ミルクならベビーシッターや父親でも保育が可能です。
数か月母乳を与え続けていると、ママの方も赤ちゃんと離れがたくなりがち。保育園の入園を控えているのなら、徐々に赤ちゃんと離れる準備をしておくようにしましょう。

保育園の入園準備スケジュールは?


まずは、入園までのスケジュールを押さえておきましょう。園の説明会が開催されるのは、結果通知があった約半月~1ヶ月後です。

<認可保育園に4月入園する際のスケジュール>
7~10月  情報収集、保育園見学
10~12月  4月入園の1次申し込み
1~2月   1次申し込み結果通知(選考からもれたら2次申し込み)
2~3月   2次申し込み結果通知
4月~    慣らし保育スタート


保育園の「説明会」の開催はいつ?


内定通知表が届いたら、約半月~1カ月以内に「入園前面接と説明会」が開催されます。例えば1月下旬に内定通知が届いた場合なら、2月中旬~3月上旬です。

準備を始めるタイミングは?


準備は早ければ早いほどよいというわけではありません。せっかくお食事用のスタイを買ったのに「園では必要なかった」という失敗も。お布団用のシーツも園のお布団に合わせたサイズが指定されることもあります。さらに、「服のサイズが小さくなってしまった」ということもあります。

情報収集の時点から、その園に通っている先輩ママに聞いたり、園に確認しておくことをオススメします。そして、自分なりの「必要なものリスト」の作成しましょう。園によって持ち物の指定は異なります。サイズや素材、注意点など、細かいルールを設けている園もあります。

そして11月ぐらいになったら、衣類などから少しずつ準備を始めていきましょう。自分で作ったリストに沿って、出かけたついでに買い足すのでもいいでしょう。

保育園の準備で必要なもの【0歳児編】


赤ちゃんのアイテム

1歳の誕生日が来る前に保育園に入園するお子さんも多いでしょう。そこでまずは、0歳児の入園で必要なものから紹介してきます。1歳児・2歳児でも同じく必要なものもあるので、しっかりチェックしてみてください。

<早い段階で用意できるもの>



●名前ペン(0~1歳児共通)
保育園にもっていくものは、オムツから靴下まですべてに記名が必要。オムツには太い油性ペンで大きく書くと先生たちもわかりやすいです。
洗濯タグはにじみやすいので、布用でペン先が細いものがおすすめです。油性ペンは、細いものから太いものまで用意しておくと、持ち物によって書き分けができて便利です。
他にも「名前シール」や「名前スタンプ」「名前タグ」などいろいろなものがありますので、書くのが面倒という方は100均などで用意しておけば楽ですね。


●粉ミルク
基本的に、粉ミルク持参を指定している園が多いようですので、調乳しやすいキューブタイプのものを使っている方には買い足す必要があります。


●冷凍した母乳を入れる母乳バッグ
どうしても哺乳瓶が慣れずに嫌がる赤ちゃんもいますよね。そんな時は遠慮せず、母乳の持参ができるか園と相談してみましょう。


●哺乳瓶
携帯しやすいプラスチック製が安心です。普段は母乳育児の場合でも、入園後に使用することを考えて事前に哺乳瓶で飲む練習をしておきましょう。


●紙オムツとおしりふき(0~1歳児共通)
使用頻度も多くかさばる紙オムツやおしりふきは、ネットショップなどで購入し、事前にストックしておくと安心です。園に着いたら布オムツにかえるところもあるので、確認しておきましょう。


●オムツポーチ(0~1歳児共通)
必須アイテムではありませんが、オムツはどうしてもバラバラになりがちです。せっかくならお気に入りのポーチを用意して、持ち帰った分を補充して管理しておきましょう。


●汚れ物持ち帰り用ビニール袋(0~1歳児共通)
·汚れたオムツを入れるビニール袋 毎日1枚
·汚れた着替えを入れるビニール袋 毎日1枚
毎日汚れ物を持ち帰る際に必要なビニール袋。消費するものなので100円ショップなどで購入すればコストも抑えられますね。


●保護者用の通園バッグ(0~1歳児共通)
月曜日と金曜日はお昼寝セットの入れ替えの日なので荷物が多くなります。普段用の準備バッグには収まらない場合もあるので、普段用の他に布団用をもう1つ用意しておくと安心です。


●雨具(0~1歳児共通)
雨でも憂うつにならないコツは、しっかり防水できるオシャレな雨具の準備。自転車通園を予定している場合は、自転車用のレインカバーをつければ、親子で雨の通園を乗り越えられます。


●服のお着替えセット(0~1歳児共通)
・上下セット       3~4枚
・靴下          2~3足
・スタイ(よだれかけ)  5~6枚
・ガーゼ(ミルク用)   3~4枚
・沐浴用ガーゼ(夏場)  2枚
・着替え入れ
(園で1日に必要なもの目安)

汚れ物として持ち帰った分と同じ枚数を、翌日園に持っていけばOKです。着替えセットは、肌着、靴下、上下セットなど各4つくらいあれば1週間過ごすのに十分でしょう。
4月入園であれば、春先に必要なものをまずは準備します。暑くなってきたら、夏用の服をその都度買い足すほうが無駄がありません。園で仲良くなった上のクラスのママからのお下がりをいただくのも賢い方法です。


<入園説明会後に準備したほうがよいもの>



●お昼寝グッズ(0~1歳児共通)
・布団と布団用のバッグが必要な園も
・お昼寝用大判バスタオル。冬場はブランケットの場合も
・布団カバー類:園指定のサイズを手作りする場合も
・おねしょパッド


●食事グッズ(0~1歳児共通)
・タオルエプロン(手作りの指定がある場合も)
・エプロン(袖なし、袖ありや布製を指定する園も)
・コップ用の巾着袋(手作り指定の場合も)
・おはしセット(不要な場合も)
・ループ付きお手拭きタオル(細かな指定がある場合も)
・口拭き用のミニタオル
・離乳食用の食器·離乳食スプーンセット(不要な場合も)


保育園の準備で必要なもの【1歳児編】


0歳児と持ち物は大きな違いはありませんが、1歳児から必要なものをまとめました。

<1歳児の入園する際に必要なものリスト>


・コップ(不要な場合も)
・プール用の着替えとタオル
・散歩用シューズ(通園用とは別に用意)
・上履きとシューズ入れ(不要な場合も)
・外遊びで着る厚手の上着


入園準備で注意したい5つのポイント


赤ちゃんとシッター

1.洋服はジャストサイズを
生まれた時は50cmだった身長が、1歳ともなると平均で約75cmに!最も成長のスピードが速い時期なので、ついワンサイズ大きめのものを用意しがちです。でも、まだこの時期は上手に歩くことができないため、大きすぎると裾に足が絡まったりして危険です。しっかり裾上げをするか、ジャストサイズを選びましょう。

2.危険な衣類は避ける
保育士が見守っているとはいえ、親の目を離れることになるので、少しでも危険性がある衣服は避けるのがベターです。フード付きの上着は、木登りや遊具で遊んだ時に引っ掛かって首を圧迫しかねません。その他にも、誤飲など危険の可能性があるものは買わないようにしましょう。

<危険性がある衣類の例>
・フードがついたもの
・ロンパースなど上下がつながった衣類
・ボタンやファスナー付きのもの
・スカートなどひらひらしたもの
・スパンコールなど装飾がついたもの(誤飲の危険)
・ひも靴


3.手作りが必要なものがないか確認を
保育園では働くママへの負担が少ないように配慮されています。しかし、園独自の指定やサイズがあり「手作り」を依頼される場合もあります。指定されたグッズをママに代わって作成してくれる代行サービスもありますので、便利なサービスを活用していきましょう。

<手作りを指定されることがあるグッズ例>
・巾着袋(コップ入れなど)
・お昼寝用のシーツ
・ループ付きタオル
・タオルエプロンなど


4.通園ルートをチェック!
徒歩で行くのか、自転車通園で行くのかによって通園にかかる時間は異なります。仕事場へ余裕を持って着くためにも、ルートチェックをしておくと安心です。

<通園ルートのチェックポイント>
・朝夕の交通量
・雨の日の場合の移動手段
・保育園の帰りに買い物をする店


5.代理でお迎えに行ける人を探しておく
早い段階から、困った時にサポートしてくれる人の心当たりをつけておきましょう。近くにに頼れる家族がいれば良いですが、そうでないご家庭も多いはず。そんな時は地域コミュニティやプロのベビーシッターなど、子育ての仲間づくりをしておくことも準備の1つです。

子どもの発熱、急な残業、あるいはママの体調不良など、いろいろな状況が考えられます。「今日は疲れたから代わりに誰かにお迎えをお願いしたい」。そんな時に頼れるサービスを知っておくと、いざという時の備えになり安心してお願いできます。

お迎えをお願いできるシッターを探してみる

まとめ|頼れる関係を準備しておこう


保育園の入園準備は、段階的に順番に進めていけば、心配することはありません。準備をする際には、グッズをそろえるだけでなく、家族以外に助けを求められる相手を探すことも重要です。急なお迎えが必要になった時など、頼れる人を見つけておきましょう。シッターさんへ依頼する場合は、入園前に顔合わせや事前面談をして、子どもとの相性を見ておくことがポイントです。慣らし保育と同じように、ベビーシッターへ預ける練習をしておきましょう。

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