保育園も学校と同じように公立と私立の2つが存在しています。我が子を保育園に預ける際、どのようなことに気をつけて公立と私立を選べば良いでしょうか?料金や保育形態などどんな違いはあるのでしょう。最適な保育園選びをするためにも公立と私立の違いや費用を知ってご家庭や子どもの性格にあった保育園選びをしましょう。

公立保育園の特徴

まずは、公立の保育園の特徴をみていきましょう。公立保育園の特徴は次の3つになります。


① 保育士はみんな公務員!保育の質が担保されるが転勤が多い
公立保育園は、運営元が地方自治体です。そのため、公立保育園の保育士になるためには、保育士の資格に加え、国家公務員の資格も保有しています。また、安定職のため長く働き続ける職員が多いことから、ベテランの保育士が多く働いているといえます。一方で、公務員のため自治体内での転園が多いのも特徴です。そのため、上の子の時にお世話になった相性の良い先生に下の子も面倒をみてほしいと思って入園しても、すでにその先生が転園していた、なんていうこともあります。さらには、担任の先生に懐いていたのに先生が卒園を待たずに途中で異動してしまった、というのも公立保育園ならではの特徴です。


② 保育内容が自治体で統一されている
運営元が自治体のことから、保育の内容も自治体で統一されています。また、自治体が定めた保育内容がしっかりと提供できるように、保育士に対する研修も手厚く行われています。そのため、公立はどの園に行っても安定した保育が受けられます。つまり、公立保育園内であればどの保育園に転園しても、同じプログラムの保育が受けるといえます。


③ 歴史ある園舎で充実した設備
公立の保育園は、自治体が土地を購入して施設を建てています。それゆえ広大な土地であり、園庭が広くて遊具が充実しているのも特徴です。また、設備的にも充実していて、子どもの過ごしやすさを考えて設計をされています。加えて自治体の予算にメンテナンスの料金も含まれているので、こまめにメンテナンスされています。比較的園舎が古いといった見た目の印象とは違うようです。

公立保育園と私立保育園はどこが違う?

絵本を読む保育園の先生
公立保育園の特徴を踏まえた上で、今度は公立保育園と私立保育園はどこが違うのかみていきましょう。先ほどご紹介した公立保育園と比較しながら私立保育園の特徴をご紹介します。


① 私立保育園は若い保育士が多く、公立保育園はスタッフの年代が均等
私立保育園の場合は、若い保育士の方がたくさん働いています。公立保育園の間口が狭い分、新卒を含め若い保育士さんが職につきやすいからです。基礎教育を終えたばかりであり、現代の求められている保育を理解している若い先生が多い私立保育園は、時代のニーズにあった保育をしているともいえます。また、公立保育園では定期的に異動があるますが、私立保育園では基本的には異動がありません。長く同じ先生に保育してもらえるというのも私立ならではの特徴でしょう。


一方で、公立保育園は長く働き続ける人が多く、中堅や年配のベテランの先生など満遍なく保育士が在籍しています。若い先生よりも中堅やベテランの先生の方が安心できるという方もいらっしゃるでしょう。ベテランの先生が若い頃に行ってきた保育と現代の保育では少々傾向が異なる部分もりますが、昔ながらの手法に加え、柔軟に現代の保育を理解している方も大勢いらっしゃいます。


② 私立保育園の保育内容はバラエティーに富んでいる
私立保育園は公立と異なり、独自の保育方針を決められるため、非常にバラエティー富んだ保育が特徴です。例えば英語学習やモンテッソリー教育を取り入れる、食育に力を入れている、などプログラムも多様です。遠足では流行りのテーマパークへ行くなど行事にも力を入れている園もあります。その点、公立保育園は保育内容が固定されており、教育や流行りといった面では期待しにくいでしょう。


③ マンションの一室を活用するなど私立保育園は園舎もバラエティーに富む
公立保育園では、大きな園舎に広い園庭があるのが印象的です。しかし、私立保育園の園舎の形態は様々です。2階建ての保育施設でも園庭がとても狭い、マンションの一室を保育施設として構えている、会社の一室を保育園にして屋上を園庭代わりにしている、などです。


ただ、近年では公立保育園でも自治体がマンションを借りてリフォームし、保育園として運営するところも増えています。マンションの一室だけでは子ども達がのびのび過ごせいないのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、マンションの一室を借りている場合は、1階である、または下の階に住人がいないような場所を借りるなど工夫をしています。なお、マンションの場合はセキュリティが非常に長けていて、新しいマンションを園舎にしているところは、さらに耐震面など災害対策も非常に整っています。

公立・私立保育園の料金形態



公立保育園と私立保育園の違いがわかってきたところで、肝心の公立保育園と私立保育園の料金形態について具体的にみていきましょう。実は、保育料金に関しては、認可保育園か認可外保育園かどうかが問題であり、認可保育園に該当する公立と私立保育園は、保育料が同じです。どちらも自治体の基準に合わせて、年収などの条件から保育料が決まります。なお、2019年から導入された幼保無償化の対象についても、公立と私立どちらでも無償化の対象です。


公立保育園と私立保育園で必要になる料金の違い
保育園のお絵描きアイテム
基本の保育料については公立保育園も私立保育園も変わらない一方で、保育料の他に必要となる費用に関しては、公立と私立では少々違いがあります。公立保育園の場合は、基本的に保育料に加えて新たに発生する料金は延長保育料金ぐらいで、その他はほぼありません。一方、私立保育園は保育料以外にも発生する費用があります。


習い事や行事が充実している場合
私立保育園の中で、延長保育の時間を活用して習い事をしているという場合や、特別な行事を行っているという場合は、別途費用が発生します。「私立保育園は行事が多くて楽しそう」「習い事もできて充実した園生活が過ごせそう」などと期待できる一方、追加の費用が必要になる場合があることを頭に入れておきましょう。


公立保育園でも行事はあるので行事費はかかってきますが、自治体で保育内容を統一するという観点から公立保育園が主体的に習い事を展開するということはありません。また、遠足などの行事も歩いていける近い場所に遠足に行くということが多いため、行事費も私立に比べるとそれほど高くありません。


送迎サービスがある場合
私立保育園によっては、園バスがあり、バスでの送迎をしてくれるところもあります。そのため、送迎サービスを利用した場合は、こちらの費用もかかります。


持ち物がすべて園指定の場合
公立保育園の場合は持ち物について園の指定はありません。ですが、私立保育園では、園独自のものに細かく指定されることがあります。例えば、園指定のリュック、帽子やスモッグなどです。それに加え、個々に文房具を用意する場合もあります。

ベビーシッターも検討してみる

料金だけでは判断できない公立・私立保育園の決め方



「余計な費用がかからない上、園庭が広くベテランの保育士が多い公立が良いのか」「お金は少々かかるが新しい教育方針を取り入れた私立の方が良いのか」我が子には合った保育園選びは難しいものですね。それぞれの良さや特徴があるものの、一概に料金だけでは判断しきれない部分もあります。そこで、どのような点に気をけて保育園を決めていくと良いでしょうか。


料金だけでなく保育の内容を重視する
料金だけを見てみれば公立保育園の方が追加でかかる費用負担が少ないため、良いと考える方もいらっしゃるでしょう。しかし、私立保育園では子どもの成長発達に配慮したきめ細やかな配慮と教育プログラムを実施しています。料金ばかりに目を向けるのではなく、保育の内容や教育方針なども考慮して、総合的に判断することをオススメします。


経験者へ相談するのがベスト
第一子の保育園を探しているママたちにとっては、全てが初めての経験。保育のプログラムを聞いても、それが本当に我が子にあっているかどうか判断がつかないこともあるでしょう。そこでオススメしたいのが、経験者へ相談することです。ここでいう経験者は子どもを通わせているママ友ではなく、実際に保育園で働いたことのある経験者です。とはいえ、近所の元保育士さんなどに聞いても自分の子どものことを深く知らないので、思うような回答を得られないかもしれませんね。


そこで頼りにしたいのがベビーシッターです。保育士の経験のあるシッターであれば、公立保育園、私立保育園の良さを知っていますし、何より働いていた経験から、ネット上の口コミでは知らなかった新しい情報を教えてもらえることもあります。また、普段からお願いしている場合は、我が子の性格や特性を良く理解してくれている人でもあります。保育士としての知見と、我が子の特性に合わせてぴったりな保育園選びの助言をしてくれはずです。保育園選びに悩んでいるという方は、保育園に入園した後も送迎や病児時に頼れるベビーシッターをへ相談してみるのもオススメです。

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まとめ|料金だけではない!複数の視点で保育園選びを

いかがでしたか?公立保育園と私立保育園では、保育の内容が大きく異なります。基本の保育料は変わりませんが、施設によって教育方針も異なり、保育料以外の料金が必要になる場合もあります。しかし、保育料金だけでは本当に子どもに合った保育園選びの判断には不十分ということもわかりました。保育園の見学や先生の話し方、園の方針を参考に、お子様にぴったりの保育園を探してみましょう!


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