保育園の準備には何が必要?どこで買うのがおすすめ?保育園の準備は疑問がつきもの。今回は「失敗例」をとりあげながら、失敗しないための9か条を紹介します。できるだけ賢く!無駄なく!失敗なく!進めるための、事前準備のノウハウが満載です。

保育園の事前準備は下調べで失敗を防ぐ


そもそも保育園準備における失敗とはどんなことなのでしょう。通常、失敗とは、「方法」と「目的」を誤って、自分が望んだ結果が得られないこと言います。方法と目的さえ押さえていれば、失敗を限りなく減らすことができますよね。とはいえ保育園準備に取り返しのつかない大失敗などありません。何かを無駄にしてしまったり、時間がかかりすぎしまうことがありますが、実際はその程度。あまり堅苦しく考えずに、楽しみながら準備を進めていきましょう!

良い結果を得るための保育園準備の2つの目的


以下の2つ目的を見失わなければ、迷うことも不安になることもありません。

・子どもが保育園で、安全・快適・清潔に過ごすために必要なものを揃える。
・子どもも親も、自分らしく個性を発揮しながら日々を過ごせる。

〈失敗しないための下調べと準備をしよう〉
近くの保育園を覗いてみたり、お散歩途中の園児が着ている服を参考にするなど、事前に下調べしておくと準備がスムーズです。不安なことがあれば、保育士資格のあるベビーシッターさんに相談してみるのも安心につながります。子どもが食事、排泄、睡眠、遊びを快適にできるために必要なものを揃えていきましょう。


そこで自分なりに「どのような基準でアイテムを選ぶか?」といった基準を設けてみましょう。そうすればブレることも、後悔することもなくなります。世の中には情報やモノが溢れています。自分軸があれば、振り回されず、無駄な労力や出費も減らすことができます。「失敗しない=自分らしい物に囲まれてハッピーな園生活を親子で送る」ということにもつながります。

保育園の事前準備は時短で時間を無駄にしない


準備の時間をできるだけかけずに行うためには、2つのステップで取りかかってみましょう。また、失敗しない1番のポイントは、入る保育園が決まったら園の方針に基づいたものを買うこと。園によっては、レギンスは子どもが自分で着替えにくいのでNGという場合もあります。そして園のルールがわかったら、「何を」「いつ」「どこで」買うかを決めましょう。下の表を参考にしながら、空欄の「どこで?」の部分は自分で決めていきます。これさえしっかり決まれば、お金も時間も労力の無駄はありません。

ステップ1 
「いつ」「何を」「どこで」を基準に、必要なものリストを作成する
「保育園準備 保活から入園までパーフェクトTO DO リスト」

ステップ2 
「失敗しないための準備9箇条」を参考にしながら、あとは買うだけ!

〈保育園準備をラクにする時短アイデア8選〉
忙しいママに大助かりな時短できる嬉しいアイテムとサービスをご紹介します。
●「どこで買うか?」を決めて時短
1 遠くのショッピングモールより近くの100均
2 自宅でネットショッピング。お得にまとめ買い!
3 週末、一気に車でまとめ買い

●手作りで時短するなら
4 手作りキットを活用する
5 手作りサービスに委託する

●名前書きを時短するなら
6 手で書かない。代わりにお名前スタンプでポンポン
7 オムツも記名せず、「オムツスタンプ」でポンポン
8 「ノンアイロンお名前シール」ならアイロンいらず!


時短準備マニュアル

失敗しない入園前に準備する保育園の服えらび


「どうせ汚れるからといっても、本当に適当でいいの?」「みんなは服をどこで買うことが多いの?」そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。また、子どものお気に入りやママのこだわりが園のルールと違うこともあります。そこで、よくある園のルールから失敗しないポイントをご紹介します。服選びはネットも良いですが、自分の目で見て確かめたいという方は大手のファミリー向けやリーズナブルなキッズアパレルでを活用すれば、安くて機能性に富んだものに出会えます。

5つのNGポイントさえ押さえれば失敗なし!



point1 フード付き、スカートはNG
フード付きの洋服は、お友達に引っ張られたりどこかに引っかかる危険性があります。またスカートは、活動の妨げになりやすいので遊びに制限がかかってしまいます。特に長い丈は転びやすいので控えましょう。

point2 ボタン留めや紐で結ぶ必要のある靴、服、タイツはNG
紐やボタンが付いているものがNGな理由は2つあります。1つは、結ぶ手間がかかること。小さいうちは、自分で結ぶことが難しく、保育士さんが結んであげなければいけません。

2つめは、ほどけてしまったときの危険性です。紐靴であれば、足に引っかかって転ぶなど危険な場面に遭遇してしまうかもしれません。また、もしもボタンが取れて床に落ちた場合、それを誤飲する危険もあります。

タイツも子どもが履くのに時間がかかります。「お昼寝の後の散歩」「汚れたから着替える」など保育園生活では脱ぎ着しやすいものが好ましいでしょう。ロンパースのようなつなぎも着替えにくいので避けるようにしましょう。

point3 高価なものはNG
保育園では、子どもたちは園庭やお散歩先で泥んこになって、自由に遊びます。泥んこになった高価な服を子どもが持ち帰ってくることを想像してみましょう。考えただけでも胸が痛みますね。だからといって、服を汚すなと叱るのは本末転倒です。園では、特に高価な服を禁止しているわけではありませんが、汚れてもいいと割り切れるものを選びをしましょう。

point4 体温調節がしずらいものはNG
子供は体温が高く代謝も良いため汗をたくさんかきます。また、汗が冷えて風邪の原因になることもあります。汗の吸収がいい肌着を選び、汗をかいたらお着替えできるように準備しておきましょう。寒い時は、重ね着などで体温調節しやすい服がおすすめです。

point5 極端に厚手のものはNG
厚手の服は洗濯しても乾きにくい、収納の場所を取る、体温調節しにくい、といったデメリットがあります。保育園のお着替え入れのカゴは、スペースに限りがあり、たくさんは入りません。洗濯しても、速乾&薄手の生地のほうが保育園の服には適しているといえます。

保育園用の準備にお金をかけるリスクと失敗例


着替え
「子どもの保育園デビューには、準備するものがたくさん」。そんなプレッシャーから、誰でも焦る気持ちはありますよね。つい余計に買いすぎたり、サイズアウトしてしまったり。せっかくお金をかけて準備しても結果うまくいかなかった...。そうなる前に知っておきたい失敗例をいくつかご紹介します。

<よくある失敗例>
・いろいろ買ったのに使わないものが結構あった。
・初日に新品のTシャツを泥んこに汚されてショック!
・コップや箸は1セットで十分だった。
・園独自のルールがあるのに、早めに準備して違うものを買ってしまった。
・サイズアウトして、着られなくなった服がたくさんある。
・買った服が大きすぎで、結局買い直した。
・子どもの好きな色ばかり揃えたら、コーディネートが変!
・子どもの好きなキャラクターで揃えたのに、すぐに飽きられた。
・いろいろ考えて、頑張りすぎて疲れた。
・名前付けにものすごく時間がかかって疲れた。
・「値段が安い」を選ぶ基準にしたら、毛玉ができてすぐにダメになった。……など


心あたりがある人もいらっしゃるのではないでしょうか?準備する際にはぜひ参考にしてみてください。

保育園入園前の大変な準備を乗り越える方法


保育園の準備を「大変!」と思うか「楽しみ!」と思うかで気分も変わってきますよね。新しい生活が始まるときは、誰でも不安はつきもの。不安は、まわりの先輩ママ友や保育士資格のあるベビーシッターさんへ相談してみましょう。きっと参考になる意見がもらえるはずです。また、不安を解消する一番の解決法は、直接、保育園に聞いてみること。ここではドキドキをワクワクに変える9つのポイントをご紹介します。

ベビーシッターを依頼してみる

失敗しないための準備9か条



① 自分なりに選ぶためのブレない基準を定める
流行っているから、可愛いから、安いから、といった基準でももちろんかまいません。選ぶ基準を決めると、迷いが減って無駄な時間がなくなります。また、後悔もありません。選ぶ基準は以下のようなものがあげられます。

・デザインがシンプルで飽きがこない
・縫製がしっかりしている
・着心地がいい(伸縮性、通気、汗の吸収がいいなど)
・コスパがいい
・機能性、耐久性がある ……など。

② 子どもがすぐに飽きそうな流行りものはどうする?その基準を決める
「流行りものは避ける」理由はお友達とお揃いになり、間違える原因を作ってしまうこと、そして飽きる可能性が高いからです。けれど「子どもが欲しがるし、今しか着れないから買ってあげたい」そう確固たる意思があれば尊重するのも1つですよね。大切なのは、周りの意見ではなく自分の基準を設けることです。

③ サイズアウトなども考え、必要最低限のものと数を買う
いざという時のためにと、ストックがないと不安に思ってしまうこともあるでしょう。しかし、忘れてしまった場合は保育園で貸し出しをしてくれます。「その都度、必要なものを買えばいい」と割り切るのも失敗しないコツです。

④ 機能性を重視すると失敗がない

以下のポイントに気をつけてみると必要なものが明確になります。

・洗濯しても型崩れやシワになりにくく、着心地がいい
・耐久性がある
・通気性が良い
・洗った後も乾きやすい
・収納場所を取らない
・動きやすい
・心理的な快適性が高い(色、審美、風合いなど)
・安全(紐がない、ボタンがない、フードがないなど)

⑤  「安物買いの銭失い」。安い基準で選ぶと失敗のもと
デザインでも素材でも機能性でもなく、選ぶ基準を「とにかく値段の安いもの」にすると、案外すぐに破けてしまったりと失敗の元に。さらに、それが値段だけで自分が気に入ったものでなければ、愛着もわきませんね。親子で「ものを大切にする気持ち」を育むためにも、ある程度は「気に入ったもの」を選ぶのも良いでしょう。

⑥ 「時は金なり」。グッドなタイミングで手早く準備
「のんびり時間をかけて本当に気に入ったものを探す」。それも1つの基準です。また、「出かけたついでに必要なものを少しずつ買い揃える」というのもいいでしょう。とはいっても、時は金なりです。保育園の説明会へ行くと、必要になるものが伝えられます。早めの準備(哺乳瓶の練習や履き慣れた靴など)以外は、一気に買い揃えてしまうこともオススメです。悩む時間を最小限に減らしたい人は 上記表の「時短準備マニュアル完全保存版」を参考に一気に準備を進めてみましょう。そうすることでストレスも最小限で済みます。

⑦ 必要に応じてその都度必要なものを買い足す
必要最低限の数を揃え、本当に必要になった時に買い足すことで無駄を省けます。洋服のストック数であれば、基本は3〜4枚ずつ。次の日の準備は、持ち帰って洗濯するものを補充すればOKです。園によってはスモックを着て、着替えは1回だけというところもあります。

⑧ 欲張らない
「張り切り過ぎて準備疲れをしてしまった」。中にはそんな頑張り屋のママもいるでしょう。しかし、それでは入園前から疲れてしまいますよね。そうならないためにも、完璧に準備しようと思わないことも大切です。子どもが保育園で、安全で快適に清潔に過ごすために必要なものが揃えばいいと思いましょう。

⑨ 後悔しない
「厳選して選んだのだから、パーフェクト!」。そんな自画自賛も必要です。自分のセンスと自分が選択したものを信じて準備に突き進みましょう!

まとめ|楽しみながら効率的に準備を


はじめての保育園準備はたくさんあって大変!?と、つい身構えてしまいがちですよね。失敗したくないけれど、どんなに賢く揃えてもどこかで抜けていたり、忘れていたりすることもあります。ママパパが良いと思って準備しても、途中から「子どもの好きなものが全てだった!」なんてこともありうることです。リサーチに時間がかかり過ぎたり、周りの声に惑わされたり、それらを避けるためにも失敗しない準備方法を知って楽しみながら進めてみてくださいね。

▼あわせて読みたい
保育園の入園準備費用を4つのタイプで徹底比較!
0歳児の保育園料金はなぜ高い?準備費用はいくら必要?
保育園は公立と私立どっちが良い?特徴と料金を徹底解説



▼記事一覧に戻る
KIDSLINE編集記事一覧



image