キッズラインで導入している日本ではじめての「育休インターン制度」。育休中にスキルアップしたいママが参加できるインターン(業務体験)です。
ありがたいことにこれまでに多くのママが参加して、自分のキャリアに役立てています。どんなきっかけで作った制度?どんな人が活用している?などをまとめてご紹介します。

どうしてキッズラインが育休ママを応援するの?

はじまりは「育児休業中に、なにか手伝える事はないか?」というママからの多くの声でした。
これまでにない新しい取り組みでしたが、私自身「女性の活躍を応援したい!ママたちにとって今後のキャリアを考えるよいきっかけにしてほしい!」という強い想いがあり、インターン制度を開始することにしました。

導入の背景はマミートラック

マミートラックとは、大企業等でよくおこりがちな現象で、高学歴で、バリバリキャリア系を目指して仕事を頑張ってきた女性達が育児休業明けに社会復帰した際、ルーティンワークに配属されてしまい、キャリア形成をあきらめてしまう現象です。
 
会社側としては、母親への配慮という意味合いもあるのでしょうが、やりがいのある仕事ではなくなり、マミートラックにはまってしまってぬけだせない優秀な女性達が、「保育園に預けてまで、この仕事に向き合うべきなのか」と、悩んだあげく、労働市場からきえていってしまうという問題も発生しています。

ベンチャーでの挑戦を、キャリアを考える女性の選択肢にしたい

このような流れによって、後続する女性達の意欲もそがれてしまいがちで、結局「生むか、キャリアか」の画一的な選択肢から抜け出すことができず、少子化の流れを食い止めるのも難しくなってしまいます。
 
私は以前から、育児も仕事も両立したかったら、20代でどのような環境を選ぶかが重要で、ある程度周囲との暗黙値の信頼関係を構築し、実績を積み、復職しても同じ職位からスタートできるのが理想だと思っています。
 
でも、それにも限界がありますし、産み時は選べません。
そこでベンチャーなど、実力で勝負せざるを得ない、優秀な能力を徹底的に活かそうとする土壌での経験が、キャリアを構築したい女性の選択肢を増やすことにつながるのではないかと考え、育休インターン制度を開始することにしました。

実際の制度作りも育休インターンメンバーを中心に

育休インターンは日本ではじめての制度。手探りの中で、もともと大企業の人事部で働いていた育休インターンメンバー等を中心に、ママにとってより学びの多い場となるようにということを軸において、勤務時間は?在宅勤務は?など準備を進めました。

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育休インターンに参加するママのメリットとは?

◼︎ベンチャーでの業務体験が、今後のキャリアのヒントに

大企業だけではなく、実力で勝負するベンチャーやスタートアップでの経験が、今後のキャリアにおける選択肢や、自分の今後を考えるうえでのヒントになります。

◼︎社会問題に真剣に向き合う機会に

自分自信の育児問題、キッズラインが提供する育児支援サービスを通じて社会の育児問題に取り組んでいただき、より高い視点で仕事と育児の両立という問題に向き合ってもらうことを目的としています。

職場体験の環境は?

キッズラインは、ベンチャー企業最大のビジネスプランコンテストでの優勝など、いま最も注目されています。スピード感が早く、有名企業出身の社員も多数在籍する環境で切磋琢磨しながら刺激をうけられる環境です。

実際にどんな人が参加している?

大手企業の人事担当者、中小企業のマーケティング、PR担当者をはじめ、営業担当者、エンジニアなどが参加し、自分のキャリアアップ、今後のキャリアパスを考える機会に役立てています

どんなことを経験する?

実際に、自身の専門領域を生かした分野での業務体験をはじめ、これまでに行ったことがない分野にチャレンジする方など、実践の場として業務に関わることができます。どの分野をやっていただくかは、話し合いで決めていきます。

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