子どもを育てることは、子どもが1人でも大変なことですよね。それが3人ともなると、大変さは3倍。さらに、ワンオペで3人育児をしなくてはならない日は、猫の手も借りたいと思う場面もあるでしょう。そこで今回は、3人の育児をワンオペで乗り越えるコツをご紹介します!

3人育児・ワンオペで人手が欲しい3つのタイミング

ワンオペで3人の子どもを相手にしていると、人手が足りない!そんな場面に遭遇することがしばしば。そこで人手が欲しいと感じる3つのタイミングを詳しくみていきましょう。


その1:食事
子どもが増えると、食事を作る量も当然増えますよね。また子どもの年齢がバラバラな場合やアレルギーがある場合、それぞれの子どもに合った食事を作らなければいけません。さらに食事に集中できない子どもを注意したり、赤ちゃんがいる場合は口元に食べ物を運んだりと、ワンオペで3人の子どもの食事をサポートするとなると、自分の食事をとるのも一苦労です。


その2:お風呂
例え子どもが1人であっても、乳幼児時期の場合、滑って転ばないか、浴槽で溺れないかなど、お風呂は細心の注意をはかるタイミングです。 特に、3人のうち1人でも赤ちゃんがいると、お風呂の入り方も違うため、大変さはより一層です。上の子がある程度自分でできれば良いですが、年齢が近い場合は、赤ちゃんのお世話をし、ふざけたり騒いだりする上の子たちの体を拭いたりと、お風呂だけでも大忙しです。


その3:寝かしつけ
寝る時間は、子どもの年齢によっても異なりますよね。赤ちゃんであれば、授乳のタイミングで寝ますし、元気な幼児は、ご家庭で決められた「寝る時間」に寝かしつけるでしょう。また、子どもによって寝る時間がずれて、寝ている赤ちゃんの横ではしゃいで遊ぶ上の子たちに、せっかく寝た赤ちゃんが起きてしまわないかとヒヤヒヤしてしまうこともあるでしょう。


このように、3人の子どもが全員一緒に寝てくれるとも限りませんよね。スヤスヤ寝ている子どもの横で、眠れなくて駄々をこね始める子どもがいて、なかなか寝かしつけから解放されない、ということもあるようです。

【ワンオペ3人育児】食事を乗り切るコツ

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3人みんなが1人で食事ができるようであれば、家族で一緒に食卓を囲む時間も大切です。しかし、赤ちゃんの口に離乳食を運んだり、集中して食事ができない子どもへの声掛けをしたりと、子ども中心の食事時間になることも考えられます。そのため子どもが小さいうちは、子どもの食事を見届けてから、大人は別の時間にゆっくり食べる、といった流れの方がリラックスして食事ができますね。


【食事】準備すべきもの

上記を踏まえて、ワンオペで3人の子どもの食事をスムーズにサポートできる方法をご紹介します。


ワンプレートにできるお皿
「一汁三菜」を意識するのは理想的ですが、子ども3人にそれぞれの好みに合った料理を用意するのは大変です。そこで、大人も子どもも、その日に作ったものはもちろん、常備菜を少しずつ一つのお皿に盛りつけて「ワンプレート」にしてみてはいかがでしょうか。事前に常備菜を用意しておけば、子どもに合わせてプレート内の品を変えるだけでOK。さらに、お皿洗いの手間も軽減されるので、食後のリラックスタイム時間が確保できます。

子どもの一口サイズにカットした食材
大きい食材は、子どもには噛み切れなくて食べるのに時間がかかったり、食事をしながら親が小さくカットしてあげたりと、手間が増えてしまいますね。子どもは、食事の手が止まると集中力が低下し、遊び始める原因にもなってしまいます。そこで料理に使う食材は、基本「子どもの一口サイズ」に合わせて小さめにカットしましょう。小さな子どもでも、大人のサポートなく「1人で食べられた」という自信にもなりますね。

料理代行サービス
3人の子どもに、それぞれに合った食事を用意したり、品数や量を作るのが大変な場合は、料理代行サービスを頼むのも有効な手段です。

・1週間分の食事
・離乳食のストック
・さまざまな種類の作り置き など

「作り置き」をお願いすることで、ワンオペ中の「料理の献立を考えて作る」ということから解放されて、食事の支度が楽になります。

【例】子ども3人+親で食事をする

では、料理代行サービスを依頼した場合、実際にどのような流れで食事をするか、シミュレーションしてみましょう。まずは、食事に集中できるよう、テレビを消しましょう!その他、食事に不要なものは、周りに置かないというのも大事なポイントです。集中力はもちろんですが、誤飲防止にも有効的です。


1)準備
親:作り置きしていた料理を一つのお皿に盛りつけ、食卓に並べる
子ども(幼児以上):テーブルを拭いたり、お箸やフォークを食卓に運んだりと簡単なお手伝いをする

2)食事中
親:1人で食事ができない赤ちゃんの食事をサポート
子ども(幼児以上):食べやすい大きさの食事を1人で食べる

3)片付け
親:ワンプレート料理なので、お皿を3枚洗えばOK
子ども(幼児以上):カトラリーや割れない食器をシンクに運ぶなど、自分で食べたものは自分で片づける

ベビーシッターも検討してみる

【ワンオペ3人育児】お風呂を乗り切るコツ

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子ども3人をワンオペでお風呂に入れる場合は、大人も子どもと一緒に入ってしまい、一気に済ませてしまうことがオススメです!なぜなら、子供が寝てからお風呂に入ろうと思っても、実際には寝つきの悪い子どもが起きてきてしまうこともあります。一緒に入っておけば子供が寝た後は他の家事や、やりたいことに時間が使えるからです。

【お風呂】準備すべきもの

まずは、スムーズに3人の子どもをお風呂に入れるために準備しておくと良いものをみていきましょう。

着替え
大人と子どものパジャマやタオルは、あらかじめ用意しておくと、お風呂後の行動もスムーズです。動線に合わせて、脱衣所やリビングに用意しておくと良いでしょう。

おもちゃ
お風呂で遊べるおもちゃを用意しておきましょう。兄弟で遊べるものや、それぞれの年齢や個性に合ったおもちゃを用意できると喧嘩の心配もなさそうですね。また、子どもによっては大人が洗っている間、待っている場合もあります。退屈して愚図らないためにも、お気に入りのおもちゃがあると良いですね。

お風呂チェア
大人が体を洗っている間、1人で入浴ができない赤ちゃんは「お風呂チェア」で待っていてもらいましょう。首が据わっていない子ども用のリクライニングチェア、首は据わっているけど、腰が不安定な子どものチェアなど、月齢に合わせて安全に座れるチェアを選びましょう。

【例】子ども3人+親でお風呂に入る

では次に、ここまでで用意したものを使って、子ども3人とお風呂に入る流れをみていきましょう。ここでは、上の子どもと真ん中の子どもがある程度自分のことができる年齢を想定しています。

1)入浴中
親:1人で浴槽に入るのが心配な下の子と入浴
子ども(上の子と真ん中の子):体を洗う

2)入浴中
親:素早く自分の体を洗う
子ども(上の子と真ん中の子):入浴しながら、お風呂で遊ぶ
子ども(赤ちゃん):お風呂チェアに座りながら、おもちゃで遊ぶ


3)入浴中+入浴後
親:1人では洗えない下の子の体を洗う
子ども(上の子と真ん中の子):脱衣所にあるタオルで体を拭く


4)入浴中+入浴後
親:1人で浴槽に入るのが心配な下の子と最後に入浴(体が冷えている場合)
子ども(上の子と真ん中の子):暖房や冷房の効いたリビングで、用意してあるパジャマに着替える


5)入浴後
親:下の子と一緒に脱衣所に用意したタオルで体を拭き、着替える
子ども(上の子と真ん中の子:リビングのテレビやおもちゃで遊ぶ


この他、上の子どもが下の子のお着換えを手伝ってくれるようであれば、その間に親の体を洗ってもいいですね。また、子ども達だけでリビングにいるのが心配な場合には、声が聞こえるように浴室や脱衣所のドアを開けておくと安心です。

【ワンオペ3人育児】寝かしつけを乗り切るコツ

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年齢が異なる子どもたちをスムーズに寝かしつけることは至難の技ですね。ただ、子どもによってそれぞれのタイミングで寝かしつけると、それだけで多くの時間がかかってしまいます。子どもの寝る時間は全員一緒のタイミングにし、その後個別の対応をとることがオススメです。この心得を踏まえて、子ども3人をワンオペでスムーズに寝かしつけるコツを確認していきましょう。


【寝かしつけ】準備すべきことやもの

スムーズな寝かしつけには、次のような事前準備がオススメです。

昼間は、疲れるまで遊ぶ
日中に、思い切り体を動かして遊ぶことで、夜の寝つきが良くなります。幼稚園や保育園などの活動がない場合も、積極的に体をたくさん使う遊びを提案してあげましょう!また、赤ちゃんも外へお散歩に連れていくことで、程よい疲労を感じて眠りやすくなります。


心地よい音楽や絵本
寝かしつけに、「リラックス空間」を作ることが大切です。例えば、オルゴールやクラシックのようにゆったりした音楽を聞かせたり、絵本を優しくゆったりしたテンポで読み聞かせたりすることも効果的です。

ここで注意したいのが、「おしゃべり」。音楽や絵本の感想などのおしゃべりしていると、目が覚めてしまうことも。そのため、音楽が流れたら、絵本を読み始めたら「静かにする」という約束ごとを決めましょう。

【例】子ども3人+親が寝かしつける

ワンオペで子ども3人を寝かしつける際には「上の子を優先」に考えて進めることがオススメします。なぜなら、上の子は幼稚園や保育園など、次の日の予定があることが多いからです。これを踏まえて、子ども3人をワンオペで寝かしつけるまでの流れをみていきましょう。


1)準備
親/子ども(赤ちゃん):抱っこ紐やスリングで眠りを誘いながら、音楽や絵本を準備
子ども:ハミガキやトイレなど、寝る準備


※この際、赤ちゃんは無理に寝かせる必要はありません。ただ、今から眠る子ども達の妨げとならないよう、落ち着かせてあげましょう。


2)寝かしつけ
親:部屋を少し暗くして、音楽をかけたり、絵本の読み聞かせをする
子ども:おしゃべりはしない。布団に入って静かにリラックスタイム

3)寝かしつけ
親:寝る時の暗さにする。静かに眠るのを見守る
子ども:目を閉じて眠る体制に入る


4)寝かしつけ
親:眠れない子に寄り添う
子ども:眠れない場合、おしゃべりはせずに目をつぶる


もちろん、こんなにスムーズにいくとは限りませんが、ある程度流れを想定しておくことで、3人の子どもに対応しやすくなります。

3人育児をワンオペ で乗り切るには、スケジュールも大事

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食事・お風呂・寝かしつけは、日常生活には欠かせないルーティンです。毎日のことだからこそ、家族みんなで協力したいものです。そこで役に立つのがタイムスケジュールを立てること。家族みんなで時間を意識することで、子どもにとっても行動しやすく「お風呂の時間までに早く食べれば、テレビがみられる!」「そろそろ寝る時間だから、ハミガキしよう」など、自主的に考えて行動してくれます。きっかけにもなります。簡単で良いので、家族みんなの見える場所に、タイムスケジュールを貼っておけば、同じ意識を持って行動できますね。

ベビーシッターも検討してみる

ワンオペだけど1人じゃない!子どもは強い味方!

ワンオペだと日々やることがたくさんありますね。また、育児は毎日が発見だらけで戸惑うこともあるでしょう。どんなにヤンチャな子どもでも、可愛らしい寝顔を見ると、一日の疲れも不思議と和らぎますね。だからこそ、3人の子どもの存在がとても大切!ワンオペする親を癒してくれることはもちろんですが、時に味方になってくれることもあります。


ワンオペ3人育児を乗り切るためには、子ども達の「理解」と「協力」が不可欠です。特に上の子は、大事な助っ人になってくれるでしょう。

・子ども達が自分のことは自分でやってくれること
・兄弟のフォローを進んでやってくれること

子ども同士が思いやって行動してくれることで、ワンオペ3人育児の苦労も軽減されます。また、お手伝いをして褒められると、子どもも進んで大人の手助けをしてくれます。それでも、手が足りずに誰かの助けが必要な時は、ベビーシッター家事代行サービスを依頼して親がリフレッシュできる時間を確保したり、子どもの保育をしてもらう間に家事をしたりと、頼ってみるのもオススメです。

今すぐベビーシッターを依頼してみる

まとめ

いかがでしたか?3人の育児をワンオペで行う場合、後片付けなどの家事を楽にする工夫をしたり、子どもが一人でできるような動線にしたり、簡単なお手伝いをお願いするなど、少しのコツと流れを知ることで育児もスムーズになりますね。3人の子育ては大変ですが、その分笑顔も賑やかさも3倍!全部を完璧にやろうとせず、時には肩の力を抜いて子育てをしていきましょう!

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