新年度が始まる4月。子どもの保育園通いが始まり、育休ママたちもいよいよ職場復帰の時期になりました。子どもにとっては始めての保育園、ママにとっては始めての復職。「うまく両立できるだろうか?」不安なママも多いはず。
キッズラインでは弁護士ドットコムニュースと共同で「復職後のトラブル」に関するアンケート調査を実施し、利用者269名から回答を得ました。トラブルに遭遇しないことがベストですが、実際にあったトラブルを参考に、心の準備をしておいても良いかもしれません。

《トピックス》
1. 3人に1人、復職後トラブルを経験
2. 最多トラブルは「仕事の範囲を狭められる」続いて「希望しない仕事内容になる」
3. トラブル解決のために行動をした人は約4割、解決率は2割弱

3人に1人、復職後トラブルを経験

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産休・育休明けの復職後、育児に起因するトラブルを経験した人の割合は31.2%。3人に1人が復職後トラブルを経験していることがわかりました。

最も多いトラブルは「仕事の範囲を狭められる」続いて「希望しない仕事内容になる」

具体的なトラブルの内容をみていきましょう。
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トラブルの内容1位は「仕事の範囲を狭められる、仕事が任されにくい状況におかれる」となり36.3%を占め、続いて「希望しない仕事内容、職種、部署への異動」は26.3%を占めました。
「その他」の回答も26.3%と多く、「有給休暇を減らされた」「上司の不理解」「病児保育の強要」「暗黙の了解の残業」などの回答が寄せられました。

実際の声

トラブルの内容について詳細を聞いたところ、パワハラなど上司の対応に関するトラブルについての声が多く寄せられました。また働き方に関するトラブルについては、時短勤務に限らず、在宅勤務・フルタイム勤務でもトラブルの内容は多岐に渡りました。

上司の対応に関するトラブル

「上司が裏で退職に追い込むために色々と動いていることを他のトップから教えてもらった。」

「残業ができないなら、アルバイトへと言われた。出産が繁忙期に重なったら、じゃあこの繁忙期どうするつもりなの?どうしてくれるの?と詰められた。」

「異動が決まっていたのに、前日にパワハラな部長との面談で、"育児と仕事の両立しようというのは欲張り"といった反応をされ、異動を潰された。」

「上司に嫌みを言われたり理解がなく、転職した。」

働き方に関するトラブル

「時短を取っているのが社会人として恥ずかしくないのかと言われた。」

「育児短時間勤務制度があるが、周りにかなり負担なのでとらないで欲しいと言われた。」

「時短勤務を取得したため、同僚に時間外発生した仕事のしわ寄せがいってしまい、悪口を言われるなど肩身が狭い思いをした。」

「責任は同じなのに、在宅勤務だからと給料がフルで支払われない。」

「フルタイム復職したが、数ヶ月元の部署に戻されず、別場所で特に仕事が与えられない状態が続いた。チーム復帰し次の査定時に降格となった。」

トラブル解決のために行動をした人は約4割、その解決率は2割弱

「トラブルに対して、反論・異議申し立て・解決方法の提案をしたか?」の質問に対して、37.9%は「はい」と回答しました。
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トラブル解決のために実施したこと

「直接話し合う」「自分の状況を共有する」「労働組合・人事などの社内ホットラインを利用」などが挙げられました。

「直接の話し合い、さらに上の上司への相談。」「社長に直談判。」

「職種変更、減給に了承しなかった。」

「迷惑をかけずに両立できることを説明し、残留する意思を示した」

「労働組合と人事に相談した。」

トラブル解決率は2割弱。4割は状況変わらず

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トラブル解決のために行動した人のうち、43.6%の人は「状況は変わらなかった」と回答。「解決した」は17.9%と低いですが、「解決はしなかったが、状況は良くなった」は33.3%となり、半数の人は状況は好転したとも言えます。

一方、トラブル解決のために行動しなかった人は・・・

先の「トラブルに対して、反論・異議申し立て・解決方法の提案をしたか?」の質問に対して、62.1%は「いいえ」と回答。その理由について聞いてみたところ、
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「反論しても変わらないだろうという諦めがあったから」が32.8%で1位。続いて「客観的に理解できる内容だったから」が28.4%となり、復帰した女性自身が状況を控えめに捉えていることが伺えました。
また「その他」には、

「1人目の復帰のときで自分自身見通しが立たなかった」

「出産が初めてのことで、起きる出来事が想定していなかったことだったため、反論した方がいいことだと、その場では思わなかった。後からあれ?おかしいな、と気付いた」

など、初めてのことでうまく対処できなかった様子が伺えました。
また、なかには、

「これを機会に転職しようと思ったから」

「マタハラネットなどを通じてマタハラに相当するのか相談を検討中」

など、社内にこだわらず、社外に目を向けた声も寄せられました。

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https://www.bengo4.com/c_5/n_5939/

【調査概要】
<対象者>
キッズライン登録者・利用者269名
<期間>
2017年3月23日~26日
<性別>
男性:8名 女性:261名
<年齢>
20代:14名、30代:183名、40代:71名、50代:1名
<就労状況>
共働き:234名 ひとり親:26名 片親のみ就労:9名
<立場>
会社員(一般):149名、会社員(管理職):37名、契約社員:12名、パート・アルバイト:19名、経営者・役員:16名、自営・フリーランス:33名、その他:3名

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