二人目の出産時、上の子の預け先はどうする?


二人目を出産するなら、上の子の預け先を考えなければいけません。最近ではパパや祖父母以外にも、さまざまなセーフティーネットがあります。どのスタイルが上の子に合っているか、各家庭の事情や上の子の個性などを見極めて、最適な預け先を考えましょう。
二人目の出産は家族の大イベント。喜びに包まれると同時に、上の子の預け先をどうしよう……と新たな不安も。そこで大切なのは“子どもの気持ち”です。二人目が誕生すると、家族の生活リズムが大きく変わります。「環境の変化」は上の子にとっても、大きなストレスになります。
これまで上の子がママと離れたことがないと、二人目の出産という機会は、上の子の自立への第一歩になります。一方で、今まで経験したことのない寂しさや不安も感じることでしょう。
上の子が少しでも安心して過ごせるよう、心のケアもサポートできる体制を事前につくっておきたいものです。家族や祖父母、友人以外にも、行政サービスや民間のシッターサービスなどを活用しましょう!
二人目妊娠を機に、上のお子さんとの2人の時間を意識的に持つようにしたというママの声が多くありました。
「おねえちゃんになるんだよ、と妊娠を伝えた日から上の子とベタベタとスキンシップをとる時間を大切にしました」
「寝る前は毎日一緒にお布団で本を読んだり、お腹に触りながら赤ちゃんが生まれたら一緒に何をしたい?と向き合う時間をつくりました」
また、ママとパパの愛情をきちんと言葉で伝えることが大切です。「赤ちゃんが生まれてきたら、ママはそのお世話で大変になるけど、〇〇ちゃんのことは今まで通り大好きだよ!」こんなふうに伝えてみましょう。
ママの入院中、上の子がいちばん安心して過ごせる相手はやはりパパではないでしょうか。
上の子の送迎や食事の準備、お風呂、寝かしつけなど、入院までにパパができるようになっているのが望ましいですね。日中に仕事があるパパにとっては負担ですが、親子の絆を深める絶好のチャンスでもあります。上の子としっかり向き合うことで、二人目の子どもを迎え入れる体制が整います。
パパには「妻の出産日が○月ころ」と会社の上司や同僚、人事担当者に伝えておいてもらいましょう。今は国によって、男性の育休取得率を上げるための施策が積極的に進められています。育休を取得することでいやがらせを受ける「パタハラ」は、労働基準法で違法とされています。
陣痛の兆候があり次第早退できるよう、パパに仕事の調整をしておいてもらいましょう。
パパが上の子と過ごすことにはメリットが多い反面、デメリットもあります。
祖父母に上の子を預けるパターンは、主に「パパが忙しい、または家事・育児に不慣れなため一人で上の子を面倒見ることに不安がある」という場合が多いようです。
祖父母とひんぱんに交流していても、ママがいない中で数日を過ごすことは、上の子にとって初めての経験ではないでしょうか?祖父母に預けるにあたっては、いくつかママパパの方で準備しておく必要があります。
それまでの祖父母との交流の頻度にもよりますが、メリットがある反面デメリットも考えられます。
これまで「ママのワンオペ育児」だった場合、二人目の出産後はそのまま「ママのワンオペ二児育児」になりがちです。パパの成長を促すためには、二人目出産時のパパの育児参加は重要な機会になります。できれば、祖父母に100%頼るのではなく、パパが見ることを前提にしながら、多くの人の手を借りて分担する方がベターです。
パパだけで面倒を見るのも、祖父母に預ける場合も、それぞれメリットとデメリットがあり、上の子をケアしきれない部分が出てくるものです。それでは、パパや祖父母以外に、どのような預け先があるのか紹介していきましょう。
最近は、子連れで入院できる産院もあります。病院によっては、院内に託児所があり、保育士が上の子の面倒をみてくれる場合があります。有料ですが、食事も用意してくれるので安心です。二人目出産の病院選びでは、設備や安全面、そして家族サービスが充実しているところを探してみるとよいでしょう。
上の子がまだ幼稚園・保育園に通っていない場合は、一時保育の利用も選択肢の1つです。自治体によっては、ママが出産で入院する際は「緊急保育」といって一時保育に入れられる制度があります。
送迎と保育は、パパ、祖父母、ファミリーサポート、ベビーシッターなど、チーム体制でやっていければ安心です。一時保育を利用する場合は、慣らし保育が必要となるので、事前に申し込んで試しましょう。
地域によってサポート内容は異なりますが、「産後ドゥーラ」「産じょくヘルパー」「ファミリーサポート」など、産後のママをサポートする人材を派遣してくれる仕組みがあります。あらかじめ自治体の公式ホームページをチェックしたり、市役所・区役所の担当課へ相談に行ってみましょう。
それぞれの家庭の要望に沿って依頼できるベビーシッターサービスなら、パパがいない時間をうまく乗り切ることができます。シッターには上の子の保育だけではなく、次のようなことも依頼することができます。
また、キッズラインなら予約作成は別になりますが、次のようなことを依頼できるので、パパや祖父母の負担を軽減することができます。
ベビーシッターは、保育のプロとして子どもの気持ちに寄り添ってくれます。上のお子さんもママ以外の人との時間を得ることは、心の成長を促すきっかけとなることでしょう。ママと赤ちゃんが病院から戻ったときの赤ちゃんとの接し方を上の子に教えてくれるなど、上の子の不安な思いを聞いて、気持ちを解きほぐしてくれます。
キッズラインには、子どもの個性や特性に合わせた保育を行うベビーシッターが多数在籍しています。赤ちゃん返りした場合の対処法のほか、育児の困りごとなど、さまざまな相談にのってくれる心強いパートナーです。
キッズラインのベビーシッターサービスは、土日祝日や定期の依頼、夜間保育などさまざまな要望に対応しています。
二人目の出産は、一人目とは違って物理的なハードルがつきものです。特に下の子が生まれたばかりはママの体力が落ちているので、上の子の要望に応えられず、親子ともども辛い時期になることも。二人目の出産時にはママが一人で抱え込まず、チームで支える体制を作ることが大切です。行政サポートや民間のベビーシッターサービスなど積極的に活用しながら、楽しい二人目妊娠・出産ライフを過ごせたらいいですね。
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