近年、共働き育児をしている夫婦が増えてきましたが、家事・育児・仕事を全てこなすのは簡単ではなく、「全部を完璧にこなすのは無理……」「両立が難しい」「とにかく時間が無い」と感じている方は多いのではないでしょうか。その一方、共働き育児では、「教育費にお金をかけられる」「仕事があることで生活にメリハリがつく」といったメリットもあり、仕事をしていることをプラスに考えている方も少なくありません。


そこで今回は、キッズラインが行ったアンケートから、共働き育児のメリットデメリットについて見ていきます。



フルタイムで共働きの育児、「もう無理!」と思ったことがあるのは81.6%


キッズラインの“共働き育児「もう無理と思ったこと」「悪くないと思えたこと」”のアンケートでは、回答者515人のうち、共働き育児を「もう無理!」と思ったことがある方は81.6%にものぼりました。


共働きは無理と思った割合

そのうち、頻繁にあると答えた方は41.4%、時々あると答えた方は40.2%。およそ8割の方が、日々悩みながら共働きをしていることが分かります。



共働きの育児が無理だと感じたとき


では、「共働き育児がもう無理!」と回答した方は、どのような点でそう感じているのでしょうか?


無理だと感じたシチュエーションで多く上がった意見を、以下にいくつかピックアップしてみました。



【1】家事も育児もこなす体力が足りないとき
(神奈川県/40代女性ほか)

【2】仕事があるときに限って、子どもが体調を崩すとき
(東京都/40代女性ほか)

【3】病児保育が使えないとき
(愛知県/40代女性ほか)

【4】残業の代わりに早朝に仕事をして疲れが取れないとき
(東京都/30代女性ほか)

【5】子どもと過ごす時間が限られるとき
(東京都/30代女性ほか)

【6】出張や会議などができないとき
(東京都/40代女性ほか)

【7】祖父母に頼らざるを得ないとき
(神奈川県/40代男性)


    

このように、時間的・体力的・精神的な面で共働き育児がツライと感じている方が多いようです。また突然の子どもの体調不良で、仕事の予定が狂ってしまったり、計画通りに進まなかったりする時にも、「子どもの看病をしてあげたいのに、仕事のことが気になってしまう」とジレンマを感じている方が多いようです。


そのほかには、



・一家でノロウイルスなどの感染症になったとき
(宮城県/30代女性)
・保育園の登園を渋り、何度も遅刻しそうになったとき
(北海道/30代女性)
・晩御飯がまだできていないのに寝かせないといけない時間になったとき
(大阪府/40代女性)
・電話会議やオンライン会議が重なり、ご飯の準備や寝かしつけができないとき
(東京都/40代男性)
・仕事で疲れてしまった日に、子どもがくずって大声で怒鳴ったとき
(大阪府/40代女性)


などに、「もう無理かも……」と感じることがあるようです。



育児しながらの共働き、「よかった」と思ったことがある人は83.7%


続いては、育児しながらの共働きで「よかった」と思ったことがあるかどうかのアンケートについて、見ていきましょう。


「共働きでフルタイムで良かったと思ったことはありますか」という質問に対して、頻繁にある(41%)、時々ある(42.7%)と回答した方の合計は、なんと8割以上!育児しながらの共働きは大変だと思う反面、メリットを感じている方も多くいらっしゃることがわかります。


共働きで良かったと思った割合

前者と後者のアンケートのポイントは、別々の対象者が応えているのではなく、「同一の方が答えている」という点。「共働きでの育児は無理と思いつつも、よかったとも思っている」という本音に、共働きのママパパの複雑な気持ちが反映されているように感じます。



共働き育児で「よかった」と感じるとき


では、共働き育児で「よかった」と感じる点にはどのようなものがあるのでしょうか。


アンケート結果から得られた意見で多かったのは、以下の通りです。



【1】子どもに教育費をかけられるから
(東京都/40代女性ほか)

【2】世帯収入が安定するから
(兵庫県/20代男性ほか)

【3】仕事が楽しく、生活にメリハリがあるから
(神奈川県/30代女性ほか)

【4】仕事があることで、自己肯定感を高く保てるから
(東京都/30代女性ほか)

【5】経済的に自立することで、夫婦関係を良好に保てるから
(千葉県/30代女性ほか)

【6】家族以外の人間関係ができ、社会とつながれるから
(東京都/30代女性ほか)

【7】子どもとの時間が貴重になり、より愛しいと感じるから
(神奈川県/30代女性ほか)


共働き育児では、金銭的な部分での安定はもちろんですが、それ以外にも、生活にメリハリができたり、自身のキャリアアップを目指したりできるのが魅力。仕事を通じてさまざまな経験をすることで自己肯定感が上がるほか、子どもとの時間がかえって愛しくなる、夫にも優しくなれるといったような相乗効果もあるようです。


そのほかには、



・在宅ワークで親の働く姿を見て子どもが尊敬してくれるようになった
(福岡県/30代女性)
・仕事では、「母」ではない「自分」に戻れるのでバランスが取れる
(千葉県/30代女性)
・子育てだけではない、人生の選択肢が広がる
(東京都/30代女性)


といった意見もありました。


このようにみると、共働き育児には大変なこともあるけれど、毎日が充実しており、子育てにもポジティブに向き合えているママパパが多いことがわかります。



共働き育児は大変!でもよいこともある!


ホームで待つ女性

今回の記事では、キッズラインが行った“共働き育児「もう無理と思ったこと」「悪くないと思えたこと」“というアンケートから、共働き育児のメリットデメリットについて見ていきました。


共働き世帯の意見を通して見えてきたことは、共働き育児は大変なことも多いものの、それと同じくらい良い面もあるということ。とはいえ、共働き育児では「手が足りなくて困っている」「仕事が立て込んでいて育児や家事に十分な時間が割けない」「疲れすぎていて息抜きがしたい」といった大変な時も少なくありません。


こうした場合には、親だけで対応するのではなく、周囲の助けを借りることも大切です。たとえば、ベビーシッター家事代行サービスをうまく活用することで、子どもに手がかかる時期をうまく乗り切ることができます。ベビーシッターは、「急な残業が入ってしまった」「仕事で子どもの送迎ができない」といった時だけでなく、「美容室へ行きたい」「睡眠を十分に取りたい(休みたい)」「買い物に出かけたい」といった理由でも、気軽に利用することが可能です。


なかでも、キッズラインでは、


・予算に合わせて約3,300人の登録シッターから最適な人材を選べる
・24時間アプリから予約が可能
・即日から定期まで依頼ができる
・家事代行サービスもあり
・全国47都道府県で累計依頼件数125万件の実績

といった特長があり、ベビーシッターを依頼したことがない方でも、すぐにシッターを見つけることが出来ます。


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そのため共働き育児で、「もう無理……誰かに助けを頼みたい」と思った時には、一人で悩まずに、ぜひキッズラインのベビーシッターサービスを活用してみませんか。いざというときにすぐ依頼できるよう、この機会に登録をしておくことをおすすめします。



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■ 調査概要
・調査期間:2022年6月3日(金)〜6月6日(月)
・調査対象:キッズライン会員515名(フルタイム勤務者)
・調査方法:インターネット調査


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