ごきょうだいがいる場合、上の子の運動会に下の子を連れていくと、トイレやおむつ替えの場所に困ったり、飽きてぐずるなど、さまざまな問題が起こります。今回はそんなお悩みを抱えているママパパに、運動会での下の子の過ごし方や注意点を紹介します。

運動会に下の子を連れて行って大変だったこと3選


運動会下の子
運動会は上の子の晴れ舞台。しかし、下の子を連れて行くとなると、大変なことばかりが浮かんできますよね。今回は、実際に運動会に下の子を連れて行って大変だったことを3つ紹介します。

【1】運動会はまだまだ暑い日が多い


運動会当日は晴れて気温が高くなることが多いですよね。その中で長時間外にいるのは、まだ幼い下の子にとっては辛いこと。特に赤ちゃんや幼児は熱中症になりやすいので、注意が必要です。

【2】下の子がぐずり出す


運動会は上の子にとっては待ちに待った楽しいイベントですが、下の子にとっては半日外にいるのは退屈なもの。ママパパの気が上の子に集中するため機嫌を損ねたり、時には「もう終わった?」「帰ろう」と泣き出してしまうこともあるでしょう。また、運動会は朝早くから始まる場合が多く、下の子は途中でお腹が空いて、ぐずることもあります。授乳中や離乳食中の赤ちゃんだと、いつもの時間通りに食べさせられないこともあり、対応に苦慮します。

【3】上の子の応援や競技に集中できない


親としては、上の子の出番に集中して応援したり、演技や表情を写真やビデオに収めたい!と思うでしょう。しかし、下の子がいると思い通りにいかない場合もあります。母親である筆者自身も、実際に下の子が抱っこを要求したりトイレに行きたがったりして、上の子の出番を見逃してしまったことがありました。さらに、下の子が動いたり、手を振ったり、声を出したりすると、写真やビデオがブレブレで、音もうまく取れず、ショックだった覚えがあります。

以上、運動会に下の子を連れて行って大変だったことを紹介しました。できれば家族で事前に打ち合わせをして、当日スムーズに上の子を応援できるようダンドリをしておきましょう。

運動会はママパパ交代で下の子と過ごすのが基本!


運動会かけっこ
運動会での下の子問題は、きょうだいのいる多くの家庭で発生します。ママパパで運動会に参加した場合、片方が下の子を見ている間に、もう片方が上の子の演技をビデオやカメラに収めていることが多いのではないでしょうか。
運動会に下の子を連れていく場合は、ママパパで念入りに話し合っておく必要があります。どんなことを話しておけばよいか、具体的なポイントを挙げてみます。

ママパパの役割分担を事前に打ち合わせする


運動会に下の子を連れて行く場合、片方が下の子を見ている間にもう片方が上の子の演技をビデオに収めるのが、最も多いパターンです。その場合は、どちらがどのタイミングでどんな役割を担うかを事前に決めておくとより良いでしょう。
具体的には、運動会のプログラムを見ながら、ママが上の子の応援に行く時間と、パパが上の子の応援に行く時間を分担して決めておきます。上の子の出番がどのプログラムの後なのか、入場口や退場口はどこか、ダンスなどは自分の子のフォーメーションを押さえておくと安心です。
また、上の子にも「お父さんは午前中は○○ちゃん(下の子)を見ているから、お母さんが応援しているよ」など説明しておくとよいでしょう。

ママパパどちらかが参加できない場合の対処法


運動会の日に親が2人揃わないときは、運動会に参加するのはとても大変です。しかし、上の子の演技を見逃したくないという気持ちもわかります。そのような場合は、以下の方法を試してみると良いでしょう。

☑ 祖父母や親せき、友人などに助っ人として来てもらう
☑ 演技が被らない別の学年のママ友やパパ友に少しだけ預かってもらう


ただし、これらの方法でお願いする場合は、相手に負担をかけないように配慮しましょう。また、事前に頼みたいことを具体的に相談しておくことも大切です。また、下の子が幼ければ、抱っこ紐で背負ったまま、親子競技に出る選択肢もありますが、学校や園から禁止されている場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

運動会で下の子の暇つぶしになるアイテム例


上の子の運動会では下の子が退屈しないよう、暇つぶしができるアイテムをいくつか持参するのがオススメです。ここでは、下の子が楽しく過ごせるアイテムを4つご紹介します。子どもと相談しながら、運動会に持っていくアイテムを決めるのもよいでしょう。

【アイテム①】お砂場セット


運動場に砂場があり、先生から使用許可を得られたのであれば、お砂場セットを持っていくと、下の子は自由に砂遊びができます。バケツやシャベル、型抜きなどでいろいろな形を作ったり、泥んこ遊びができ、退屈しません。ただし、砂場が混雑している場合は、他の子とトラブルにならないように注意が必要です。また、汚れやすいので着替えやタオルも忘れずに持っていきましょう。


【アイテム②】お絵描きセット


お絵描きセットは、紙とペンさえ持っていけば、どこでもすぐに遊べる最強アイテムです。また、ドタバタと動き回る遊びではないので、周りに迷惑をかけることもなく安心です。
最近は子ども用のスマホアプリで、お絵描きやぬり絵ができるものもあります。こちらは、画面に指でなぞるだけで線や絵が書けるので、下の子の興味を惹くこと間違いなしです。新しいアプリを探しておき、運動会の日に初めて体験させると、飽きずに長時間遊んでくれますよ。


【アイテム③】お菓子


お菓子は子どもの大好物です。小腹が空いたときや気分転換に食べさせてあげると喜びます。ただし、ぐずらないようにと与え過ぎてしまうので、量には注意しましょう。また、アレルギーなどの問題もあるので、他の子に配らないようにすることも重要です。


【アイテム④】お気に入りの動画


これは最強の暇つぶしアイテムです。お気に入りの動画を見ていれば、ぐずることはなくなるはず。私の娘は、「パウ・パトロール」や「アンパンマン」が大好き。この2つの動画には、いつも助けられています。しかし、運動会の応援や撮影の邪魔にならないように、音量や画面の明るさにも注意しましょう。

これらのアイテムを使って、運動会は上の子だけでなく、下の子も楽しめるように工夫しましょう。

運動会で下の子がいるときの6つの注意点


運動会は上の子の晴れ舞台ですが、下の子を連れて行くとなると、気を付けなければならないことが多々あります。初めて下の子を運動会に連れて行く際に、注意したいポイントを以下にまとめました。

【注意点1】迷子


運動場は子どもだらけで、一度わが子を見失うと危険です。下の子は常に目の届く範囲にいさせるようにしましょう。場合によっては、ハーネスやベビーカーのベルトなどを利用し、下の子の身の安全も確保しながら応援しなければならないこともあるでしょう。
また、目立つ色の服を着せるのも効果的です。赤や黄色、オレンジなどのビビッドカラーは、運動場でひときわ目立つのでおすすめです。

【注意点2】熱中症


運動会当日は晴れて気温が高くなることが多いです。その中で長時間外にいるのは、下の子にとっては辛いこと。特に赤ちゃんや幼児は熱中症になりやすいので、注意が必要です。水分や塩分をこまめに補給したり、日陰や涼しい場所で休憩するなどしましょう。

【注意点3】トイレやおむつ替え


運動会ではトイレも大変です。下の子がオムツをしている場合は、オムツ替えのタイミングや場所を考えておかなければなりません。また、自分でトイレに行ける子でも、トイレが混雑して間に合わず困ることも。事前にトイレの場所や注意事項を確認しておきましょう。

【注意点4】競技や撮影などの邪魔をしない


運動会に下の子を連れて行くときは、撮影の邪魔にならないように気を付けましょう。他の保護者や教員、子どもたちが演技をするときは、下の子が声を出したり、動き回ったりしないように注意が必要です。下の子が楽しく遊べるようにすることは大切ですが、上の子の演技や他の人の撮影を邪魔しないようにすることも忘れないようにしましょう。

【注意点5】誤飲


運動場には落ちているものがたくさんあります。子どもは好奇心旺盛で、親が見ていない隙に拾って口に入れてしまう危険があります。特に小さくて飲み込みやすいものは要注意です。下の子の手元や口元をこまめにチェックしましょう。

【注意点6】転落事故


運動場には遊具などがあります。運動会の日は遊具の使用を禁止していることが多いですが、子どもは遊具を見ると、反射的に登ってしまう可能性が高いです。事前に遊具は使えないことを下の子に説明し、登りそうになったら別の遊びで気をそらしましょう。
遊具を使用してもよい場合も、大人が目を離さず見守ったり、一緒に登って支えるようにしましょう。

手が足りないならベビーシッターに来てもらう方法も


大玉転がし
運動会は上の子の大切な日ですが、下の子を連れて行くとなると、色々と大変なことも多いです。親が1人で運動会に連れて行かなければいけない場合や、上の子の競技を十分に見てあげたい場合などで手が足りないなら、ベビーシッターを依頼して、一緒に運動会に来てもらうという手があります。
ベビーシッターに運動会に来てもらうことの利点は以下の5点です。

●下の子の安全を専任で見守ってもらえる
●上の子の出番に集中して応援できる
●上の子との親子競技に気兼ねなく参加できる
●ママ友パパ友に頼ることで、関係性を気にする心配がない
●運動会前後の用事や休憩もできる



費用面が心配ではありますが、東京都の一部の市区では「東京都ベビーシッター利用支援事業」の「一時預かり事業」を利用できます。これは、仕事以外の理由でベビーシッターを依頼する場合でも、一定の条件を満たせば割引が受けられる制度です。詳しくは[こちら]をご覧ください。
子どもの面倒を見る手が足りないと、いろいろな問題やストレスが生じることもあります。そんなときは、ベビーシッターに運動会に来てもらうという選択肢も考えてみてはいかがでしょうか?

今すぐベビーシッターを依頼してみる

アイデアと工夫で上の子の運動会を楽しもう


運動会は上の子が主役の日。いつも下の子がいることで我慢をしているかもしれない上の子の晴れ舞台として、運動会は上の子主体で過ごしてあげたいですね。上の子の出番に集中して応援したり、一緒に写真を撮ったり、感想を聞いたりすることで、上の子にとっても素敵な思い出になります。
しかし、手助けがないというお悩みをお持ちの方には、ベビーシッターに下の子を見てもらうという選択肢があります。ベビーシッターに来てもらえば下の子は安全に過ごすことができ、上の子はママパパが自分を一生懸命応援してくれている様子を見て、嬉しくなるでしょう。

育児は1人でできるものではありません。必要な時にはサポートを頼みながら、大切な思い出の一日を家族全員楽しく過ごしてくださいね。

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キッズラインなら運動会のサポートを依頼できるシッターも在籍


ベビーシッター・家事代行サービスを運営するキッズラインでは、運動会のサポートを頼めるシッターも多数在籍しています。下の子の月齢に合わせて、当日依頼したいシッターさんを探してみましょう。既に依頼したい日にちが決まっているのなら「サポーター募集」で、「運動会のサポートを頼みたい」と記載して募集をかけてみるのがオススメです。

初めましてのサポーターへ運動会のサポートをお願いしたい場合、当日初めて会うと子どもが緊張する可能性もあるため、余裕をもったスケジュールを組みましょう。事前面談や顔合わせにてしっかり打ち合わせをしてから、一度お試しで依頼してみると安心です。まずは、利用登録をして、シッターさんを探してみてはいかがでしょうか。

※キッズラインでは、初めましてのサポーターへ依頼する場合、顔合わせまたは事前面談が必須です。ただし、東京都ベビーシッター利用支援事業をご利用する際は「マッチングサービス」ではないことから、顔合わせ・事前面談は任意選択となります。

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