子どもの発達には外遊びが必要だとわかってはいるものの、「付き添いが正直つらい…」と感じている方は多いのではないでしょうか。仕事と家事で毎日クタクタなのに、子どもを屋外へ連れて行って安全を見守るのは、なかなか疲れる作業です。ゆったりと見守るためには、子どもの特徴を理解し、発達に合った適切な遊びを知っておく必要があります。この記事では、キッズラインが行った「外遊び」についてのアンケートをもとに、保育歴18年のベテラン保育士が外遊びのメリットと遊び方についてご紹介します。



子どもを外遊びに連れて行くのは「1週間に1度」が37.6%


キッズラインでは、「子どもを外遊びに連れて行く頻度」について、アンケートを行いました。結果は以下の通りです。


外遊びの頻度
【子どもを外遊びに連れて行く頻度】
毎日  11.1%
2~3日に一度  17%
4~5日に一度  12.9%
1週間に一度  37.6%
2週間に一度  8.2%
3週間に一度   1.3%
1ヶ月に一度  3.6%
2ヶ月に一度  0.5%
ほとんどいかない 7.7%
※1~6歳の子どもがいる保護者の回答


1〜6歳のお子様がいる保護者388人が回答したアンケートによると、子どもを外遊びに連れていく頻度で1番多いのは「1週間に一度」ということがわかりました。


「2〜3日に一度」「毎日」と回答する保護者もおり、1週間に最低でも1回は外遊びに連れていく家庭は78.6%にも上ります。


それに対して「1ヶ月に一度」「ほとんどいかない」という家庭も1割ほどみられ、外遊びが日常的ではないご家庭があることも見て取れます。



保護者が子どもの外遊びで困っていることとは?


「外遊びをさせたい」という気持ちはあっても、小さな子どもを外へ連れ出すのは大変なことです。「子どもの外遊びで保護者が困っていること」をキッズラインがアンケートで聞いたところ、以下のような回答がありました。


●何をして遊んだらいいのかわからない(埼玉県/40代/男性/子ども3歳)
●他のお友達がいたり、高いところがあったり、目を離せないので疲れる(東京都/40代/女性/子ども4歳)
●遊びに付き合うのがめんどくさいし、つまらない(東京都/30代/女性/子ども3歳)
●他の子どもとトラブルにならないか心配(三重県/20代/女性/子ども1歳)
●他の親の目があり、座ってみていられない(滋賀県/40代/女性/子ども5歳)
●帰ろうとしない。平日は働き休日は外遊びで、時間が足りない(東京都/30代/女性/子ども2歳)
●帰宅後のご飯の準備ができていないと、しんどい(東京都/30代/女性/子ども1歳)
●見守るだけでも体力がいるので、休日でも休めない(東京都/30代/男性/子ども1歳)
●暑くても寒くても、子どもは長くいたがる(東京都/40代/女性/子ども5歳)


「疲れる」「子どもについていけない」といった体力的な悩みや「何をしたらいいのかわからない」「他の子との関わりが心配」など子どもの理解に対する悩みが多く見られました。



保育士が教える、子どもの外遊びのメリット


外遊び

「子どもには外遊びをさせた方がよい」と感じているママパパは多いでしょう。では「なぜ外遊びが子どもにとって大切なのか」という点を深掘りしていきます。



外遊びで《身体》が育つ


まず外遊びをすることで《身体》が育ちます。歩く・走る・跳ぶなどの下半身を中心とした動きから、ぶら下がる・投げる・ひっぱるなどの上半身を中心とした動き、全身のバランス感覚や体幹まで、遊びの中で楽しみながら身につけることができます。
室内でも可能な動きですが、広々とした屋外で行うことでより動きがダイナミックになり、基礎体力や運動能力の向上が見込めます。

外遊びで《意欲》が育つ


外遊びは、家の中では得られない体験を得ることができます。「豊かな自然物」や「家族以外の人」との関わりです。
自然物は常に変化し、子どもの不思議に思う気持ちや好奇心を育ててくれます。慣れ親しんだ家族以外の人とのコミュニケーションは、子どもに新たな気づきを与えてくれます。
屋外では、日々変化する新しいものや人との出会いで溢れています。外遊びは「なんだろう」「やってみよう」と感じる心を自然と引き出し、子どもの《意欲》を育ててくれるのです。

外遊びで《脳》が育つ


新しいものと出会い、試行錯誤する中で《脳》が育ちます。
「この遊具はどうやって登ったらいいんだろう」
「逃げられないように虫を捕まえるには、どうしたらいいんだろう」
「あの子と一緒に遊ぶには、なんて声をかけたらいいかな」

屋外の豊かな環境の中では、1度の失敗は大した問題ではありません。失敗と挑戦を繰り返す中で「次はどうやってみようかな」と思考し、考える力が育っていきます。外遊びといえば身体を動かすことに注目されがちですが、実は脳もたくさん動いているのです。

子どもの年齢別!成長を促す外遊びの種類


子どもは生まれながらに発達させたい部位を動かそうとする性質があります。動くことで鍛え、発達を遂げていくのです。発達のことが分かれば、子どもに適した遊びも分かります。ここからは年齢ごとの発達と、子どもの成長を促す遊びをご紹介します。



【1歳】歩行を促す遊び


1歳児には《歩行》を促す遊びがオススメです。
歩き始めの1歳児には、歩くことが何よりも楽しい時期です。「ただ歩くだけで何が楽しいの?」と大人は感じるかもしれません。しかし1歳児にとっては外の世界を探索しながら歩くことが、成長を促す楽しい外遊びなのです。
具体的には、目的地を目指すのではなく、ただ歩いたり立ち止まったりしながら道中を楽しむ散歩が最適です。公園であればボールやシャボン玉を追いかけ、歩行を楽しんでもよいでしょう。

【2〜3歳】様々な身体の動きを体験できる遊び


2〜3歳児には《様々な身体の動きを体験できる遊び》がオススメです。
随意筋(自分の意志で動かすことのできる筋肉)が発達する時期なので、様々な動きを経験することが大切です。
例えば、階段や斜面を上り下りしたり、少し高い所からジャンプしたりする遊びを好みます。また滑り台を滑ったり、三輪車をこいだり、自分の意志で動きを調整しながら遊ぶことが楽しい時期です。

【4〜6歳】挑戦できる遊び


4〜6歳児には《挑戦できる遊び》がオススメです。できる事が増えてきた4〜6歳児は、自分の能力より少しだけ上のレベルに挑戦することを好みます。「少し頑張れば、できなかったことができるようになる」という達成感が、子どもの意欲を育てます。
自転車に乗ったり、公園の大型遊具にチャレンジしてみたりするのも良いでしょう。投げる遊びであれば、フリスビーがオススメです。あたっても痛くないですし、物を壊す心配もありません。

子どもの外遊びは危険も。保育士が教える見守りの注意点


見守り
とはいえ、外には予想外の危険が潜んでいます。
家の中はある程度、子どもに合わせた環境に整えることができますし、子どもの動きも予想できます。しかし屋外では子どもの発達に合っていない遊具も存在しますし、突発的な危険に遭遇する可能性もあります。
子どもの外遊びを見守る際、どんなことに気をつけたらよいのでしょうか。年齢別に解説します。

【1歳】転びやすい


1歳児はまだ歩き始めで、歩行が不安定です。頭が重いのでバランスを崩すとすぐ転びます。とっさに手が出ないために、頭をぶつける可能性があります。
転んでもケガをしないように、柔らかい芝生などが敷いてある公園を選ぶとよいでしょう。好奇心旺盛で、目を離すとあっという間にどこかへ行ってしまうので、見失わないよう気をつけてください。

【2〜3歳】危機回避能力が未熟


2〜3歳になると、動きが活発になってきます。
様々な動きができるようになりますが、危機回避能力はまだ未熟です。高い所から落ちたり、物や人にぶつかったりしないか、注意が必要です。疲れてくると転びやすくなるので、休憩をはさみながら外遊びを楽しむとよいでしょう。

【4〜6歳】夢中になると力の加減が難しい


4〜6歳児は自分のことだけでなく、少し周りが見えるようになります。しかし遊びに熱中すると、自分の力以上の行動や、周りの人に危険を及ぼす行動をする可能性があります。会話でのやりとりもできるようになり、しっかりしてきたようにも見える時期ですが、まだまだ目を離さないでいることが大切です。

子どもの外遊びは成長の栄養素!見守りはプロに任せる手も


幼児期の外遊びは、子どもの健やかな成長のために欠かせないものです。自然を感じながらのびのびと動きまわることで、身体・意欲・脳が育まれていきます。
子どもの成長を感じながら、安全を見守っていきましょう。

しかし平日に120%の力で仕事や育児・家事に取り組んでいるママパパにとっては、家でのんびり過ごす休日も大切な時間です。「外遊びが大切なのは分かっているけれど、なかなか連れ出してあげられない…」という方は、ベビーシッターに依頼するのもオススメです。

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キッズラインには外遊びを頼めるシッターも在籍


ベビーシッターは子育てのプロです。子どもが安全にのびのびと遊べるよう、発達に合った環境作りと見守りを行います。
キッズラインには、外遊びの見守りを頼めるベビーシッターや様々なスキルをもつベビーシッターが多数在籍しています。習い事を考えているご家庭には、スポーツレッスンが可能なベビーシッターもオススメです。
時にはプロに依頼して、ママパパはゆったりと過ごす休日を確保してみてはいかがでしょうか。

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■ 調査概要
・調査期間:2022年9月9日(金)〜9月12日(月)
・調査対象:キッズライン会員388名(1~6歳の子どもを持つ親)
・調査方法:インターネット調査


■保育士ライター 佐野希子
18年目の現役保育士。独学で認定試験に合格し、幼稚園教諭の資格も取得。他に社会福祉士の資格も保有。現在は副主任として保育現場の指導とサポートに努めている。


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