3歳までは、習い事をさせるには時期が早過ぎるかな?と考えているママやパパもいるかもしれません。しかし全ての体験が新鮮なこの時期は、好奇心が旺盛で、たくさんの事をスポンジのように吸収できるため、3歳までに習い事を始めるメリットが多くあります。では、3歳までにやっておくと良い習い事とはどんなものなのでしょうか?メリットなどと合わせて詳しくご紹介します!

子どもの習い事は3歳までに始めると良いって本当?

たくさんのことを吸収できる時期に習い事を始めると新鮮な刺激を受けることができ、多くのメリットが期待できます。また幼い時期に習い事を始めることによって、将来に繋がるメリットも期待できます。どんなメリットがあるのかみていきましょう。


●メリット① 好奇心が育まれる
幼い頃は見るもの聞くもの全てに対して「なんで?」「どうして?」と好奇心旺盛です。しかし子どもは自分が見て体験した世界しか知りません。そこで、子どもの好奇心をさらに育むためにも、より多くの経験をさせて「なんで?」「どうして?」と考える機会をたくさん作ってあげることが大切です。自分なりに考えて発見することは大きな刺激となり、視野や世界が広がります。


3歳までに習い事をするということは、まさに好奇心を育む機会を作り、子供の世界が広がることに繋がるのです。


●メリット② 体を動かす楽しさを知る
体を動かす習い事ならば、体を動かす楽しさと気持ちよさを覚えることができるでしょう。幼いうちから活発に体を動かすことで体力がつき、将来の運動能力の基盤作りにもなります。幼いうちから思い切り運動をして、汗を流す気持ちよさ、柔軟に体を使う楽しさ、体力がついてできることが増える面白さを実感することで、どんなスポーツに取り組む際も、その喜びを忘れることはないはずです。


また、幼いうちから培ったスポーツマンシップのマインドは、将来のスポーツの場面だけでなく、集団生活の中で大いに役立つことでしょう。


メリット③ 社会性や協調性を身に付けられる
習い事では、親以外の大人や、同じクラスの子ども達と触れ合う機会があるため、社会性や協調性を身に付けることができます。幼い時期にコミュニケーション能力が養われると、その後の様々な集団生活で活かすことができるでしょう。社会に出て働くためには人との関わりを持たなければなりません。幼いこの時期に身に付けることが、人格形成の基盤となってくれるでしょう。

3歳まではじめておきたい習い事 

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では、3歳までにはじめるべき習い事はどんなものがあるでしょうか?今では0歳から始められる習い事もあり、ここでは3歳までに始めておくと良いオススメをジャンル別にご紹介します。


【学習編】


■英語
英語を習得するには低い年齢から英語に親しむことが効率的です。なぜなら英語の習得には多くの時間が必要なため、幼いうちから取り組むことで十分な時間を確保することができるからです。幼いうちから英語に触れると抵抗なく自然に英語を学ぶことができ、また母国語以外の言語を学ぶことは多種多様な個性や文化を受け入れられる人間性を育むことにも繋がるでしょう。


詳しくは英語の習い事は乳児期から始めるのがオススメ!その理由と学習方法とは?の記事でご紹介しています。


■幼児教室
クラスの子ども達や先生との関わりの中でコミュニケーション能力を伸ばし、社会性や協調性を養うことができます。学習の基礎を学べることはもちろん、集団で生活する上でのルールも身に付けられます。クラスの子ども達と触れ合いながら自分自身の考えを表現したり、様々な「できた」という達成感を積み重ねることで、自己肯定感を育むことも期待できるでしょう。


また早期から始めると学習習慣を身に付けることもできます。幼いうちから幼児教室に通うことで「学ぶ」ということが身近になり、ご家庭で学んだことの復習を行っていけば、就学前から学習することが習慣となって身につきます。


【スポーツ編】


■スイミング
比較的水への恐怖心が少ない3歳までの時期にスイミングを習わせることがオススメです。全身の筋力をアップさせることはもちろん、お風呂嫌いのお子さんなら水に慣れることでお風呂がスムーズになることが期待できます。また、不安定な水中で体を動かすことは、バランス感覚を養うことにも繋がります。


■体操
幼いうちは体の柔軟性が高いため、体操をするのに向いている時期です。様々な動きする中で、体全体に筋力をつけることができます。柔軟性をさらに高めるためにストレッチをしたり、マット運動やトランポリン、跳び箱や平均台など普段自宅では行えないような体操器具を使った体づくりができるのもメリットの一つです。就学後から授業で体操が行われるので、この時期から経験しておくことは大きなアドバンテージになりそうですね。


■バレエ
女の子の習い事として人気のイメージですが、男の子でもバレエを習う子どもも増えています。体の柔軟性を高め、背筋が伸びて姿勢が良くなることが期待できます。バランス感覚が大切なため、バレエを習うことで全身にしなやかな筋肉がつき、体型のバランスを整えることができます。クラシック音楽で踊るクラシックバレエ、現代的な音楽で踊るモダンバレエと、音と振り付けに合わせながら表現することを覚えることができます。


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【芸術編】


■音楽
音楽と言っても様々な種類がありますよね。この時期はピアノを習う子どもが多いですが、ドラムやギター、歌を習う子どもなども増えています。幼いうちから音楽を習うことは、音感を身に繋がります。子どものうちに慣れ親しむ方が大人になってから習得するより早く、正確に習得できます。音感を身に付けられれば様々な楽器を演奏する際に、しっかり音を拾うことができるようになります。


また、音楽を習うことで感受性や表現力、想像力を養うことができます。そして、もう1つのメリットは、楽譜に慣れることができるようになるのも大きなポイントでしょう。


■リトミック
リトミックは音楽に合わせて体を動かすことで、音楽を楽しみながら学ぶという学習方法です。もちろん体力をつける効果も期待できます。ダンスは振り付けが決まっているのに対し、リトミックは決まった動きはなく自由に音楽を感じながら体を動かします。そのため、感覚的に表現する力を養え、子どもの個性を発揮できる機会でもあります。クラスのみんなとコミュニケーションを取ったり、刺激を受けたりすることで心の成長も期待できるでしょう。


■子供アトリエ
絵画や工作などを学べる子供アトリエは、家庭にはなかなか揃っていないような画材や素材、道具を使えます。家庭だとどうしても制限が出てしまいますが、子供アトリエなら自宅やお洋服が汚れることを気にせず、のびのびと絵を描くことができます。対象物を描くというよりは、とにかく自由に気の赴くまま表現をする楽しさを学びます。固定観念に囚われない3歳くらいまでにこの体験をすることは、その後も自由な発想や表現で創作できる楽しさが身につくでしょう。


もちろん絵画だけではなく、様々な素材を使って立体物を工作したり、クラスのみんなと一つの作品を制作したり、他にも色々な面白い体験ができます。

「保けいこ」という存在を知ってる?

様々な習い事を紹介してきましたが、実際に我が子へ習い事をさせたくても、共働きで送迎ができなかったり、決まった曜日や時間に通えなかったりと、実現できずに悩んでいるママやパパもいらっしゃいます。そんな方にオススメなのが保けいこです。


「保けいこ」は、保育とおけいこを組み合わせたもので、特技を活かしたシッターがご自宅で英語や幼児教育学習、ピアノ、工作、リトミックなどをマンツーマンで行うものです。保育園の送迎後に、ご自宅で保育しながら習い事が叶うので、共働きのご家庭でも柔軟にスケジュールを組むことができます。

3歳までにはじめた習い事、もしも嫌がったらどうすれば良い?



せっかくはじめた習い事を辞めるのはもったいないと感じるママやパパもいますよね。そんな気持ちとは裏腹に、習い事に通うことを嫌がるようになる子どもも出てくるでしょう。子どもが自己主張するようになったという成長の証でもありますし、理由なく無理に続ける必要もありません。ただし、習い事を始めてすぐに辞めてしまうのは、辞めグセがついてしまう原因にもなります。子どもの気持ちを丁寧に汲み取りながら、本当に続けたいと思える習い事を探して継続することができるようにしましょう。


また、実際に習い事を辞めた場合には、その後のフォローも大切です。一度始めた習い事の分野に苦手意識をもたないように、遊びの延長で家庭で続けたり、教室を変えて心機一転するのも良いかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか?今回ご紹介した内容からも、3歳までに習い事を始めるのは決して早くないことがわかりますね。色々な体験からたくさんのことを吸収して成長できる時期です。その一方で、子ども自身では自分の主張をうまく伝えられない時期でもありますので、子どもの気持ちを汲み取りながら焦らずに取り組んでみてくださいね!