待望の赤ちゃんが無事に生まれ、わが子の顔を見てホッとしたのも束の間…。寝不足で、家事も育児も思うように進まず、イライラがたまってつらい……そんな経験のあるママは多いのではないでしょうか?そこでキッズラインでは、0歳育児の際にママがどれくらい睡眠時間を取っているのか、アンケートを実施。子どもの寝かしつけの方法や、「限界」を感じる前の対処法・息抜きの方法なども併せて紹介します。

0歳児育児中のママはほとんどが寝不足状態!


0歳児の親の睡眠時間
キッズラインが0歳児の子どもを持つ保護者111名から回答を得たアンケート調査によれば、『まとまって寝られる睡眠時間は大体何時間ですか?』との質問に対して最も多かった回答は、約3時間(25.2%)でした。
次に多かったのが、約4時間(20.7%)。そして、17.1%の保護者が「睡眠時間は1~2時間」・「まとまった睡眠が取れていない」と回答していることが分かりました。この結果から見ると、0歳児育児中のママは「ほとんどが寝不足状態」ということが分かります。

0歳育児の寝不足、「ここが限界!」


では、どういった理由で寝不足なのか、アンケートに寄せられた具体的な声を見ていきましょう。

睡眠時間「3時間」の場合


・現在子どもが5ヶ月で、だいぶまとまって寝てくれるようになりました。子ども自身は起きないものの、寝返りをしたりうつ伏せになっていたりするのが気になって、私自身がなぜか夜中に起きてしまい、呼吸をしているか確認しています。その為、日中眠たくなることもしばしあります。(東京都/30代/女性/子ども5ヶ月)

・5ヶ月になる娘は4時間に一度は起きます。その度に寝つきが悪く、一度起きると1~2時間寝られません。そのため睡眠時間があまりとれず、日中昼寝しないと持たないことが多いです。(東京都/30代/女性/子ども5ヶ月)

・赤ちゃんはもうすぐ7ヶ月になりますが、夜中の授乳回数が減らず、夜泣きも多くて1時間ごとに泣いたりもするので、まとまって寝られる時間は長くても3時間くらいです。(福岡県/30代/女性/子ども7ヶ月)

・現在5ヶ月の息子がいます。完全母乳で育てていますが、母乳過多の為、夜間も3時間おき目安で起きて授乳をしています。(茨城県/30代/女性/子ども5ヶ月)


睡眠時間「4時間」の場合


・4ヶ月児の母です、未だに頻回授乳をしており、慢性の寝不足に悩まされています。(千葉県/30代/女性/子ども4ヶ月)

・2ヶ月の子どもがおり、1〜4時間の間隔で起きます。寝付きが悪く深夜になる場合は、パパに抱っこしてもらっている間に仮眠します。日中眠い時はお昼寝で一緒に寝ます。昼寝で頻繁に起きる場合は困ります。(福岡県/30代/女性/子ども2ヶ月)


睡眠時間「5~6時間」の場合


・7ヶ月ですが、なかなか断乳できず、細切れ睡眠となり辛いです。昼間は上の子がいるので昼寝もできず眠いです。(千葉県/女性/30代/子ども7ヶ月)

・夜中に1~2回ほど寝言泣きをするので、睡眠が途切れるのがしんどいです。(東京都/30代/女性/子ども0歳)

・現在7ヶ月です。夜泣きが本格化してきたのか、猛烈に泣かれてしまいます。連続で4時間は寝たいです。(東京都/女性/30代/子ども7ヶ月)


「まとまって寝られる時間はない」場合



・生後2ヶ月の赤ちゃんがいます。眠りが浅く、布団に置くと起きてしまうので、ずっと抱っこしておかなければならず、昼寝どころか家事も進みません。(大阪府/女性/30代/子ども2ヶ月)


0歳児の寝かしつけをスムーズにする3つの方法


眠気
上記のコメントからも分かる通り、寝不足の原因のほとんどは「夜泣き」「なかなか寝てくれない」「置くと起きる」といった点に集約されるようです。

寝かしつけの方法は、月齢や年齢のほか、子ども一人ひとりによっても異なり、一筋縄ではいかないのが難しいところです。
そこでまずは、オーソドックスな「0歳児の寝かしつけの3つのコツ」をご紹介していきます。寝かしつけに困っている方は、一度試してみてはいかがでしょうか。

1.部屋の温度や湿度を整える


まずは、眠りやすい室内を作りましょう。子どもがぐっすり眠れる室内の温度として、乳幼児の場合は「室温は20〜25度、湿度は50〜60%程度」とされています。大人にとっては少し肌寒い温度のため、風邪をひかないか心配に思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、子どもは大人より体温が高いため、このくらいの温度設定が適切であるとされています。

2.無音・暗闇を避けた環境設定


子どもは無音、暗闇が苦手です。早く寝てほしいからといって、真っ暗な部屋にして静かにすると、逆に恐怖を感じて眠れなくなることもあります。常夜灯やフットライトなど小さな明かりを取り入れたり、スマホやCDなどを活用して小さな音を流してあげたりするのも良いでしょう。ただし、音声が入っているものは避け、リラックスできる音楽やオルゴール曲などをセレクトするのがおすすめです。また、乳児の場合は「ホワイトノイズ」といった、いわばママのお腹にいた時に似た音を聞かせると心地よく寝てくれる場合もあります。最近では動画サイトなどにも「ホワイトノイズ」の音源があるので、ぜひチェックしてみてください。

3.泣いてもすぐに抱っこせずに少し様子を見てみる


赤ちゃんが泣くとつい抱っこしてしまう方もいらっしゃるでしょう。しかし、赤ちゃんは「不快」で泣いているとは限りません。ママに側にいてほしくて甘えて泣くこともあれば、時には夢を見て泣いていることもあります。理由は定かではありませんが、泣いたからといって、すぐに抱き上げるとその刺激で覚醒してしまい、寝かしつけるのが大変になることもあります。そのため、泣いたらその都度抱き上げるのではなく、なぜ赤ちゃんが泣いているのか観察してみましょう。おむつが濡れている、ミルクの時間が空いていた、顔を真っ赤にするくらい激しく泣いている、といった場合でなければ、少し観察してから抱っこしてみるのがよいかもしれません。

パパ・ママが苦労する「寝かしつけ」ですが、ほんの少しの習慣や工夫で、寝かしつけが劇的に楽になることもあります。ここでご紹介したポイントが、少しでも寝かしつけの参考になれば幸いです。

0歳児が寝ないのはママのせいではない


子どもには個性があり、必ずしも同じように寝てくれるとは限りません。すんなり寝てしまう赤ちゃんもいれば、寝ることが苦手な赤ちゃんもいるのです。

ママは自分のせいで眠れないのかな、と自分自身を責めることもあるかもしれませんが、決して「眠らないのは親のせい」ではありません。
月齢が上がれば少しずつ長く寝てくれるようになる子どももいます。時にはパパや祖父母に寝かしつけを代わってもらったり、見守りカメラを活用したりする方法もありますので、あまり神経質にならず、ゆっくりわが子の成長を見守っていきましょう。

寝不足で育児に限界を感じたら、迷わず手助けを求めて


育児の悩み
とはいえ、周りに頼る人がいなかったり、ワンオペ育児をしていたりする場合には、心身共に疲れきって「もう限界!」と感じることもあるでしょう。寝不足はママパパの心身を疲弊させてしまうため、「限界」「辛い」「苦しい」と感じたら、迷わず手助けを求めることが大切です。

特にママは、「授乳は自分にしかできないから」「母親以外は受け入れないから」と思い詰めることもあるかもしれません。そんなときは、頼めない理由を探すのではなく、どうやったら周りに頼むことが出来るか、と前向きに考えるようにしましょう。
パパや祖父母などに頼れない場合には、思い切ってプロ(ベビーシッター)に任せてみるのも一つの手。周囲に頼ることは、決して育児の手を抜いているということではありません。赤ちゃんが泣くのが仕事なら、ママが休むのも仕事です。

今すぐベビーシッターを依頼してみる

キッズラインには0ヶ月の新生児を見られるシッターも在籍


今回は、ママが「0歳児の育児の際にどれくらい睡眠時間を取っているのか」そして「どんなことに辛いと感じているのか」といった点を、アンケート調査から見ていきました。
小さな赤ちゃんを抱えるママの睡眠時間は、「2〜3時間」「まとまって寝られる時間はない」といった回答をした方が大半でした。
寝不足で限界を感じた時には、パパや祖父母の手を借りて休むのも一つの方法ですが、時にはベビーシッターを活用するのもおすすめです。

キッズラインには、0ヶ月の新生児を見られるベビーシッターも在籍しています。ベビーシッターに子どもを預けて昼間に睡眠を取ったり、夕方から夜間にヘルプに来てもらったりすることも可能です。時にはベビーシッターに赤ちゃんを預けて、大人だけでゆっくり外食に行ったり、美容室や買い物に行ってリフレッシュすることも、検討してみてはいかがでしょうか?

産後の家事や育児はママパパにとって、とても負担が大きいもの。ベビーシッターの助けを借りて、時間と気持ちにゆとりを持つことで、少しでも負担を軽減する方法を考えてみましょう。『頼り上手』になることで、育児が今よりもきっと楽になるはずです。

今すぐベビーシッターを依頼してみる

■ 調査概要
・調査期間:2022年9月9日(金)〜9月12日(月)
・調査対象:キッズライン会員111名
・調査方法:インターネット調査

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