夏の暑さも少し落ち着いてきて、秋の気配がしてきましたね。秋の訪れは家の掃除と準備を始める絶好の機会でもあります。この記事では「秋に掃除」をすることがおすすめの理由と、冬を快適に過ごすためのステップを紹介します。過ごしやすい秋のうちに、寒い冬に向けて備えましょう。

秋が掃除におすすめの理由3選

1.気温と湿度のバランスが良い

洗濯物の前に立つ女性
秋は夏の暑さが落ち着き、湿度も低いので過ごしやすい季節です。これは掃除を行うには理想的な条件であり、水回りの掃除をしたり室内を換気したりするのに適しています。また湿度が低いため、掃除した表面が乾きやすく、カビや雑菌の発生が抑えられる利点もあります。

特に窓拭きなどの水仕事を行う場合には、寒い時期は乾燥などによりあかぎれになりやすいため、秋の方が掃除に適しているといえるでしょう。

2.季節の変わり目の準備に最適


シャツを手荷物女性
秋は冷暖房の切り替えや準備に適した時期です。本格的に寒くなり暖房を使い始める前に、暖房システムの点検やフィルターの交換、窓やドアの断熱チェックなど、冷暖房の準備を行いたいですね。夏にたまった汚れは、早めに確認・掃除をすることで使いたい時にきれいな状態で使えます。

また洋服も衣替えのタイミングです。夏服を収納して、冬服を取り出すだけでなく、改めて手放す洋服はないのか、手持ちの洋服を改めて確認してみましょう。

3.休みが多い


家族でテーブルを囲っている様子
9月は敬老の日や秋分の日などのシルバーウィークがあり、10月はスポーツの日、11月は文化の日があるので毎月3連休があります。普段の週末だとなかなかゆっくり過ごせない方も、1日お休みが増えるだけで掃除の時間を確保しやすいのも事実。運動会や旅行などイベントがなければ、掃除の予定を立てることで、より有意義に過ごせますよね。

夏の汚れが秋に落ちやすい理由

理由①油汚れは気温が低くなると落ちにくくなるから

スプレーとスポンジを持つ女性
床についた皮脂汚れや、キッチンの換気扇やガス台についた油汚れは、気温が低くなると落ちにくくなってしまうため、冬に比べて気温が下がらない秋のうち夏の汚れを落としておきましょう。

理由②夏に比べると湿度が低いので乾きも早いから


お風呂掃除をする女性
秋になると湿度も低くなり乾きも早いので、お風呂掃除にぴったりの季節です。秋のうちに入念に掃除をしておくことで、カビや菌の発生も防げます。

理由③水を使った掃除が冬ほど苦ではないから


スプレーとスポンジ
網戸は排気ガスや砂ボコリなどの汚れが付着しやすく、汚れた網戸は風通しが悪くなります。網戸を洗う際は水を使って掃除するのが一般的なため、寒さが本格化する前の秋のうちにきれいにしておくと良いでしょう。

秋の掃除で片付けたい夏アイテムのクリーニング法

季節の変わり目は、その季節を快適に過ごすために活躍したアイテムの掃除も大切です。そこで、暑い夏を乗り切るために大活躍した寝具・扇風機・エアコンフィルターのクリーニング法をご紹介します。

寝具


ベッドメイキングをする女性
人は季節を問わず寝ている間に汗をかきます。寝具の湿気や汚れをそのままにしておくと、一気にダニ・カビ・雑菌が繁殖してしまいます。特に夏は、他の季節に比べて汗をかきやすいため、寝具を収納する前に念入りな掃除がおすすめです。

<夏の寝具の掃除方法>
寝具には素材によって洗えるものと洗えないものがあります。洗濯表示に「手洗い可」や「洗濯機可」といった表示があるものは、家庭で水洗いしましょう。今回はタオルケット、敷きパッド、カバーの掃除方法をお伝えします。

1.カバーのホコリ、ゴミを取る
布団カバーの内側はホコリやゴミがたまりやすいので、洗濯前に取り除きましょう。
2.洗濯ネットに入れる
生地が傷まないよう、寝具が入る大きめのネットに入れて洗います。
3.アイテムごとに分けて洗う
タオルケット、敷きパッド、カバーは分けて洗いましょう。
4.天気が良い日に一日で乾かす
洗濯後の寝具は生乾きの状態が長く続くと、雑菌が繁殖しやすくなりニオイの原因にもなります。必ずしっかりと乾かしましょう。


扇風機


床に置いてある扇風機
夏に大活躍した扇風機。ご家庭によっては、2台以上使用している場合もあるのではないでしょうか。扇風機も使わなくなったタイミングできれいにしておくことで、翌年の夏にすぐに使えます。

<扇風機の掃除方法>
1.フロントの網部分と本体部分に分解する
2.網部分のホコリを取り除く
掃除機のブラシノズルを使えば、細かい場所のホコリもしっかり吸い取れます。
3.網部分の汚れを洗剤で落とす
扇風機は大きいので、お風呂場で洗うのがおすすめです。台所用中性洗剤を使って汚れを落としていきましょう。キッチンの近くに扇風機を置いていて、油汚れが気になる方は、重曹を使うと良いでしょう。
4.網部分を乾燥させる
洗ったパーツを新聞紙の上に広げて乾燥させましょう。
5.本体部分を掃除する
人の指がよく触れるボタンやつまみ部分は、除菌シートを使って拭き掃除をします。
6.乾ききってから組み立てる
洗ったパーツが乾いたら、元通りに組み立てます。その際、水気が残っていると故障の原因にもなるので、きちんと乾いていることを確認してから組み立てましょう。


エアコンフィルター


エアコンフィルターを変える女性
冷房を使った後のエアコンはカビが発生しやすいため、冷房から暖房に切り替わる前の秋がエアコンの掃除に最も適しています。また秋は過ごしやすい気候ということもあり、冷暖房を使わずとも快適に過ごせる日が多いので、エアコン掃除に適していると言えるでしょう。

<エアコンフィルターの掃除方法>
1.エアコンフィルターを取り外す
フィルターを取り外す際、ホコリを吸い込んでしまわないようにマスクの装着がおすすめです。
2.フィルターのホコリを取り除く
ホコリは、掃除機のブラシノズルを使うことでしっかり吸い取れます。​​この段階で吸い取れるホコリは、残さずにすべて吸い取っておきましょう。
3.フィルターを水洗いする
フィルターを洗うのは、汚れても洗い流せるお風呂場がおすすめです。水で流した後、細かい部分は歯ブラシを使ってかき出すようにしましょう。
4.フィルターを乾燥させる
タオルなどで水分を拭き取り、完全に乾くまで陰干しにします。
5.エアコン本体を掃除する
見える範囲で本体部分にも掃除機のブラシノズルでゴミを取り、水にぬらし固く絞ったタオルなどで手の届く範囲を拭いていきます。
6.乾ききってからフィルターを戻す
フィルターが乾いたら、元通りに組み立てます。その際、水気が残っていると故障の原因にもなるので、フィルター・本体共にきちんと乾いていることを確認してから組み立てましょう。


秋の掃除で準備したい冬アイテム

本格的な寒い季節を迎える前に、冬支度をしておきたいですね。暖かな秋のうちに準備をすることで、突然訪れる寒さの厳しい日にも慌てることなく心穏やかに過ごせます。そこで秋のうちに整えたい冬アイテムを紹介します。

冬物の衣類


クローゼットを整理する女性
長い間クローゼットに眠っていた冬物コートや手袋やマフラーなどの小物、あったかインナー。いきなり訪れる冷え込んだ日に備えて、早めにメンテナンスしておくことが大事です。事前に確認しておくことで、気になる汚れが見つかった場合は洗濯やクリーニングに出せますし、取り出しやすい場所に収納しておくことですぐに使えます。

暖房器具


床に暖房器具が置いてある様子
冬場の必須アイテムといえば暖房器具。お部屋で快適に過ごすために、秋のうちに試運転を済ませるのがおすすめです。汚れているようだったら自分で掃除をしたり、プロに頼んだりするのも良いですね。また試運転で不具合が見つかった場合は修理に出したり、買い替えを検討したりする必要があります。

秋の掃除で重点的にきれいにしたい場所と掃除のコツ

ここからは、秋に重点的に掃除したい箇所の掃除方法とコツについてご紹介します。一度にすべてをやる必要はないので、時間を見つけて少しずつきれいにしてみてくださいね。

秋に掃除したい箇所①床


掃除機をかける女性
夏は素足で過ごすことが多いため、床に皮脂汚れが残りがち。きちんと掃除をせずに冬用のラグを敷いてしまうと、油系の汚れのため気温が低くなると落ちにくくなってしまいます。本格的な冬を迎える前に、夏の汚れを落としておきましょう。

<夏の床汚れの掃除ステップ>※オイル塗装の床を除く
1.硬いゴミや大きなゴミはあらかじめ取り除き、掃除機やモップで床の表面に落ちたホコリや髪の毛を取り除きます。
2.から拭きでも落ちない水アカや汚れは、水拭きで拭き取ります。
3.水拭きでも落ちない油汚れや皮脂汚れは、床用のクリーナーを使って取り除きます。


床掃除のコツ★
・水拭きの際は、雑巾を固く絞って使用後は水気が残らないようから拭きをするなど、水が床に浸透したり残ったりしないように短時間で仕上げましょう。
・水拭きで落ちない皮脂汚れは、ぬるま湯に台所用の中性洗剤を数滴垂らしたものに雑巾をひたして固く絞り、気になる部分を拭くだけできれいになります。汚れが取れたら水拭きをして、最後に乾拭きで仕上げてください。
・クリーナーの成分も同様、残っていると黒ずみができてしまう可能性があるので、水拭きとから拭きでクリーナーの成分をしっかりと拭き取りましょう。


秋に掃除したい箇所②網戸


窓そうじをする様子
夏は他の季節に比べて窓を開ける機会も多いため、網戸が汚れやすいです。窓を開けた分だけ網戸にホコリや汚れが付着しやすく、汚れた網戸は風通しが悪くなるので、汚れがこびりつく前に落としておきましょう。

<夏の網戸汚れの掃除ステップ>
1.柔らかいブラシで掃き、軽くホコリや砂を落とします。
2.柔らかいスポンジで水拭きします。
3.台所用中性洗剤を数滴混ぜた水で洗い拭きします。
4.毛足の長い厚手のマイクロファイバークロスで水拭きし、洗剤を拭き取ります。


網戸掃除のコツ★
・ホコリを落とす際、サッシの角や溝の部分にたまったホコリもかき出します。
・水だけでは落としきれない汚れの場合は、合わせて中性洗剤を使用することできれいになります。
・掃除した後の網戸の汚れ防止として、結露防止スプレーを吹きかけておくことで汚れの防止になります。
・力を入れすぎると、網戸が歪んだり破れたりする可能性があります。押し付けずに、スポンジやクロスを軽く浮かせるイメージで拭きましょう。


秋に掃除したい箇所③キッチン


台所をふきんで拭く様子
気温が下がると掃除しづらくなる箇所の代表格といえばキッチン。油汚れは寒くなると固まってしまい落ちづらいため、秋のうちに換気扇やガス台など油汚れができやすい箇所をきれいにしておきましょう。今回は、コンロ周りの掃除について紹介します。

<夏のキッチン汚れの掃除ステップ>
1.中性洗剤を含ませた雑巾やスポンジを使って汚れを拭き取ります。
2.乾いた布などで洗剤が残らないようにから拭きします。
3.重曹水を油汚れに吹き付けて、5分から10分ほど放置します。
4.汚れが浮いてきたら雑巾やスポンジなどでこすり落とし、最後に水拭きをして重曹の成分を拭き取ります。


キッチン掃除のコツ★
・油汚れは温めると溶けて落ちやすくなるので、お湯を使って掃除をするのがおすすめです。
・取り外しできる五徳は、中性洗剤をお湯で溶かした中に30分から1時間ほどつけおきし、こすり洗いをするときれいに汚れが落ちます。

秋はイベントがたくさん!手が回らないときは家事代行が◎

台所で確認する女性
これまで秋に掃除がおすすめの理由を紹介してきましたが、秋は「食欲の秋」「スポーツの秋」「読書の秋」ともいわれているように、運動会やハロウィンなどのイベントが多く、旅行の計画を立てる人も多いかもしれません。秋に掃除がおすすめの理由は理解できたものの、忙しくてなかなか掃除をする時間を確保できない!という方や、掃除が苦手な方はキッズラインの家事代行サービスを依頼してみてはいかがでしょうか。

キッズラインには家事の得意なサポーターが多数登録しているので、スケジュールに合う人や、予算に合う人、プロフィールを気に入った人に掃除を依頼できます。中には掃除の資格を持っているサポーターもいるので心強いですよね。

掃除が得意な人に任せることで、短時間で効率よく夏の汚れを落とすだけでなく、冬支度もできます。そうすれば突然寒い日が訪れても慌てることなく心穏やかに過ごせますね。

※キッズラインの家事代行サービスは、あくまでも一般的な家事のサポートとなります。エアコンやレンジフードなどの分解洗浄はお引き受けできませんのであらかじめご了承ください。

秋は掃除のベストシーズン!すっきりとした部屋で冬を快適に迎えよう

キッチンの背面収納にカゴを収納する様子
キッズラインの家事代行なら依頼したい内容(整理整頓や水回り掃除など)や予算、スケジュールに合わせて依頼できます。秋のうちに掃除したいけど時間がない!正直掃除が苦手!という方は、心と身体の負担を軽減するためにも、家事サポーターを探してみてはいかがでしょうか。

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