家事は、毎日、朝・昼・晩と過ごす中で、どの家庭でも必要不可欠なものです。その中でも子育て家庭では「些細な家事=名もなき家事」がたくさんあることにお気づきでしょうか?今回は、毎日忙しく一人で家事に向き合い奮闘している方、「名もなき家事」に疲れている方、家族に家事の大変さを理解してもらいたい方に向けて、「名もなき家事」を一発解決する3つの方法をご紹介します。

最近よく聞く「名もなき家事」とはどんなもの?


名もなき家事
そもそも、「名もなき家事」とはどのようなものなのでしょうか。
「家事」と聞いて、多くの方がイメージするのは「洗濯」「料理」「掃除」といったものではないでしょうか。しかし子育て家庭では、それ以外にも名前が付かないような細かい家事がたくさんあります。
たとえば、「洗濯」です。洗濯は洗濯機に入れるだけ、と思われがちですが、実際に洗濯機を回すまでには、さまざまなプロセスを経る必要があります。
具体的には、

・色物を分ける
・ソックスやTシャツなどの裏返しの物を直す
・洋服のポケットに何か入っていないか確認する
・洗うものに合わせて水量や洗剤、柔軟剤などを調整する
・衿や袖の汚れを先に落としてから、洗濯機に入れる
・洗濯洗剤が無くなったら、補充する
・定期的にフィルターを掃除してごみを取り除く
・定期的に洗濯槽のクリーニングを行う


といったものです。

こうした細かい家事には、それぞれ名前が付いているわけではありません。しかし、こうした些細なことの積み重ねが、負担になることも少なくありません。
特に小さなお子さんがいる家庭では、洗濯物の量が多かったり、赤ちゃんの衣類は大人とは別に洗ったりすることもあります。そのため、通常の家事に加えて「名もなき家事」も数多くこなさなければならず、家事に追われる日々という方もいらっしゃることでしょう。

「名もなき家事」は、それぞれのタスク自体は簡単に済ませられる家事のため、「なんとなくいつもやっている」「結局気付いた自分だけが毎回やっている」「自分しかやっていることを知らない」というケースも多いようです。また、常時お子様から話しかけられたり、安全に過ごしているかを確認しながらの作業のため、簡単な家事であってもやり終えるのに時間がかかる場合も多々あります。それゆえ、日々労力を使っていることが理解されにくいと言えるでしょう。

子育て家庭で「名もなき家事」が増える理由


続いては、子育て家庭で「名もなき家事」が増えるのはなぜなのか、その理由を見ていきます。

【理由1】子どもができないことを親がカバーしなければならないから


先述したように、子育て家庭での「名もなき家事」は、やっている本人だけが気付いていることが多く、家族は気が付いていないことが圧倒的に多いです。
その中には、子どもがまだ小さく本人に任せられないからという理由があります。
特に幼い子の場合は、食事、入浴、着替え、片付けなど育児に伴って、名もなき家事が複数発生します。
さらに、乳児期・幼児期・学童期・思春期といった成長時期にあわせ、その都度「名もなき家事」の内容が変わってくるため、子どもが成長してもやることが減ったと実感できないことも要因として挙げられます。

【理由2】子どもの数や年齢によってタスクが増えるから


「名もなき家事」は子どもの数が多ければ多いほど、二倍にも三倍にも膨れあがります。
例えば、小・中学生の兄・姉と乳幼児の弟・妹がいるような家庭の場合、上の子は部活などの着替え、下の子は保育園の衣類の洗濯があるために、結果的に何回も洗濯機を回さなければならない、ということも。また料理では、兄弟・姉妹で食べる量や内容が違うため、それぞれの月齢に合わせたメニューや分量を用意しなければいけない、というのも「名もなき家事」が増える理由です。

【理由3】夫婦間で認識している家事のタスクが違うから


夫婦間で認識している家事のタスクが異なる、というのも理由のひとつです。
細かい家事は、そもそもパートナーに認識されていないことも少なくありません。そのため、家事を代わってもらえず、夫婦の一方だけにストレスが溜まってしまうこともあるでしょう。また、家事をする側が「些細なことだから、わざわざお願いするまでもない」「なんとなく自分が当たり前にこなしている」と捉えてしまうケースもあるようです。

子育て家庭における「名もなき家事」をリストで紹介!


「名もなき家事」は、その一つ一つは些細なことであっても、積み重なれば大きな負担となるものです。こうした「名もなき家事」を減らすためには、まずやっていることをリスト化してみるのがおすすめ。ここでは、子育て家庭における一般的な「名もなき家事」を一覧で紹介します。

名もなき家事リスト~朝の時間/全家庭共通~


☑・カーテン・雨戸・シャッターを開ける
☑・部屋のエアコンの温度調節をする
☑・前日に洗った食器を片付ける
☑・朝食のメニューを考える
☑・朝食を作る
☑・食卓を拭く
☑・水筒に飲み物を入れる
☑・氷が切れていたら製氷機に水を入れる
☑・(お弁当が必要な場合)弁当を作る
☑・(お弁当が必要な場合)作った弁当や箸を袋に入れる
☑・家族を起こす
☑・天気予報を確認し、子ども達の服装を考える
☑・洋服を出して準備する
☑・朝食の配膳セットする
☑・キッチンの片づけ、掃除
☑・脱いだパジャマなどを拾って洗濯機に入れる
☑・(ゴミの日の場合)家中のゴミ箱からゴミを集める


名もなき家事リスト~朝の時間/小学生~


☑・子どもの体温を測る
☑・計った体温をアプリや連絡帳などに記入する
☑・アプリや連絡帳に学校宛のメッセージを記載する
☑・教科書・宿題の用意ができているか確認する
☑・歯磨き、洗顔、髪の毛の寝ぐせ直しなどの身だしなみを整える
☑・着替え後、服や髪が乱れていないか確認
☑・ハンカチ・ティッシュ・マスクを持たせる
☑・忘れ物がないか確認する
☑・(雨の日)長靴を履かせるか決める


名もなき家事リスト~朝の時間/乳幼児~


☑・オムツを変える、排せつを促す
☑・飲み物を飲ませる
☑・制服を準備する(主に幼稚園)
☑・園での着替え、帽子などを準備する
☑・子どもの体温を測る
☑・計った体温をアプリや連絡帳に記載する
☑・髪の毛を結ぶ・整える
☑・歯磨き・洗顔・着替えを促す
☑・ハンカチ・ティッシュをポケットに入れる
☑・月齢によっては、マスクを用意する
☑・(雨の日)長靴、レインコートを着せる
☑・車、徒歩、バスなどでの送迎
☑・先生へ子ども達の様子の引継ぎをして見送り


名もなき家事リスト~午後から夕方の時間~


☑・夕食のメニューを考える
☑・夕食のメニュー・備品等の買出し
☑・買ってきた物を冷蔵庫や食品庫、棚に入れる
☑・子どものお迎えに行く
☑・帰宅した子どもに手洗い・うがいを促す
☑・おやつの用意
☑・制服や上着などをハンガーにかける
☑・持ち帰ってきた洗濯物を仕分ける
☑・弁当箱やカトラリー、水筒などを洗う
☑・園や学校からの手紙・連絡事項チェック
☑・習い事の宿題をチェックする
☑・習い事の準備をする
☑・明日の授業の準備をさせる
☑・塾や習い事への送迎


名もなき家事リスト~夜の時間~


☑・郵便物の整理をする
☑・浴槽を洗って風呂を入れる
☑・シャンプーやボディーソープの補充
☑・子どものパジャマを並べて出す
☑・子どもへお風呂に入るように促す
☑・脱いだ服をカゴに入れる
☑・子どもの身体を洗う
☑・風呂から出たら拭く
☑・髪の毛を乾かす
☑・耳掃除
☑・爪が伸びていたら切る
☑・夕食テーブルを拭く
☑・夕食の配膳をセットする
☑・子どもに食べるように促す
☑・食器の片づけ
☑・歯磨きの仕上げ磨きをする
☑・寝室の照明や室温を調節
☑・子どもを寝るように促す
☑・洗濯物の仕分け
☑・洗濯
☑・洗濯物を干す
☑・子ども達を寝かしつける


そのほかにも、週末の習い事の送迎、町内会・育成会などの会合や、学校・幼稚園などの役員会議、イベント行事など、さまざまな仕事があります。
このようにリスト化してみると、その多さにご自身も家族もビックリするかもしれませんね。もちろん、ご家庭によって「名もなき家事」はさまざまですので、自身でリストを作成する際の参考にしていただければと思います。

子育て家庭の「名もなき家事」を減らす3つの方法


こうした「名もなき家事」はどのようにすれば減らすことができるのでしょうか。
通常、解決策として思いつくのは「家族で分担をすること」ですが、子育て家庭の場合、家族全員が忙しかったり、キャパシティーが限られていることが多いので「分担」だけで乗り切ろうとしないことがポイントです。
そこで、分担以外の「名もなき家事」を減らす方法を3つご紹介していきます。

【名もなき家事を減らす方法1】「見える化」する


収納をラベリングする
まずは、自分以外の家族が見えていない家事を見える化することです。たとえば、「トイレットペーパーが切れたら入れ替えてください」など気付いた人にやってもらいたいことを、書いて家の中に貼るなど、細かく可視化するのが有効です。
見える化すると、子どもが自ら行動しやすく、幼い頃からお手伝いをする習慣がつきます。そうすることで自然と、子どもが率先して家事をやってくれたり、自分のことを自分でできるようになったりするので、子どもの自主性を育むのにも役立つでしょう。

【名もなき家事を減らす方法2】「省略化」する


定期宅配
続いては、省略化です。ただし「何でも省略化すればいい」ということではなく、そもそもこの家事をやる必要があるのか、を家族で再考してみることが大切になります。
人それぞれ譲れない所は異なるため、家事の流れの中で省略しても生活に差し支えないものを探していくのがおすすめです。たとえば、洗濯物をたたむのをやめる、衣替えをしなくて良い収納に替える、食材を定期宅配にする、洗剤などは定期購入を利用するといったものが挙げられます。

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【名もなき家事を減らす方法3】「外注化」する


お弁当のおかずのつくり置き
最後は、外注化です。家事を担っている方の多くは、「全てを自分でやらなければいけない」と思っているケースも少なくありません。完璧を目指して頑張りすぎると、パートナーや子どもが家事をやってくれないことに不満が溜まったり、自分を追い込んだりすることになります。そうなる前に、家事代行サービスなどの外部サービスに委託するのも一つの手です。
例えば家事サポートでは、掃除や洗濯といった家事だけではなく、ゴミの分別、クリーニングの受け取りなども依頼することができます。子育て奮闘中のご家庭は、共働きで時間の余裕が持てない、子どもの面倒を見るのに精一杯という場合も多いです。家族での家事分担が難しい場合には、週1回・月1回といったペースで定期的に『外注化』を取り入れてみるのも良いでしょう。

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子育て家庭にこそ勧めたい「家事代行サービス」


最近では、利用者が増えつつある「家事代行サービス」。ここからは、家事代行サービスの利用方法について見ていきましょう。

「家事代行サービス」は高所得者向けと思われがちですが、実は、育児に手がかかる子育て家庭にこそお勧めしたいサービスです。洗濯や掃除、料理といった一般的なものから、1週間分のお弁当に入れる作り置き調理や、子ども部屋の片付け、おもちゃの整理など、家事全般を依頼できます。

最近では一般家庭の家事の外注化も身近になりつつあり、「家事代行サービス」をスマホで検索すると数多くの会社が見つかります。最初はお試しするくらいの軽い気持ちで依頼してみると良いかもしれません。

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キッズラインの「家事代行」なら、自分で気に入った人を選べる


家事代行サービスの多くは、会社に依頼すると指定した時間に作業者がやってくるシステムです。そのため、どんな人がやってくるのか分からず、知らない人を家に入れることに抵抗がある家庭も多いのではないでしょうか。

その点、「キッズライン」の家事代行サービスなら、プロフィールページを見て自分の気に入った人を選ぶことができるため、事前に家族とも相談できて安心です。また予算や希望日など、自身の条件にフィットするサポーターを探せるのも魅力のひとつ。

さらに、ベビーシッターサービスと兼務しているサポーターも多いことから、まずは家事代行で依頼してみて、その後相性が良いならベビーシッターとして依頼することもできます。「キッズライン」の家事代行サービスは、子育て家庭の心強い味方になるはずです。
(※ただし、家事代行とベビーシッターは同時には依頼できません。)

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「名もなき家事」を減らして、生活にゆとりを


家事代行サービス
今回の記事では、「名もなき家事」を一発解決する3つの方法について詳しくご紹介していきました。

子育て家庭では無数に存在する「名もなき家事」。ご家庭によって解決策はさまざまですが、外部のサポートを取り入れるのは、気軽かつ即座にできる方法のひとつです。もちろん、家族にお願いできるところは「新たな役割分担」を作っていくのもよいですね。時間にゆとりができると、心にもゆとりができます。ゆとりが生まれれば、家族間の会話も自然と増えていき、家族の笑顔に繋がることでしょう。

これを機に、「家事の代行サービスを頼んでみようかな」と思った方は、ぜひ「キッズライン」の家事代行サービスから無料登録をしてみてはいかがでしょうか。

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