サイボウズ株式会社の新人マーケターとして企業の働き方改革を支援しつつ、「家庭の働き方も変えたい」とキッズラインの広報インターンに複業としてジョインしている熱田 優香(あつたゆか)さん。
学生時代は子育てとキャリアの両立のイメージがわかず、不安に思っていたそうです。そんな新卒2年目女子がキッズラインの広報インターンで得たものとは?
キャリアが中断されるぐらいなら、子どもなんていらないと思っていた
1993年生まれ、24才。母が専業主婦の家庭で育ったこともあり、ずっと子育てとキャリアの両立イメージが描けずにいました。就活のOG訪問で「こんな風になりたいな」と思う方を見つけても、子育てをしにくい環境で不安を抱えている人ばかり。
日々のニュースも待機児童やベビーカー論争、マミートラックなど暗い話題ばかりで、気づけば「日本で子育てとキャリアを両立すること=めちゃめちゃ大変」「私には無理」という方程式が出来上がっていました。
仕事は頑張りたいという思いがあったので、学生時代は「キャリアが中断されるぐらいなら、子どもなんていらない」と周囲に宣言していたぐらいです。
今思えばその発言の裏には、子育てという未知の世界に対する恐怖心と、「子育てとキャリアは一択しか選べない」という諦めがあったのかもしれません。
キッズラインで出会った、「チーム育児」という選択肢
そんな中、社会人1年目の時に経沢さんのブログで広報インターン募集の記事を拝見しました。もともと「子育てしやすい社会にしたい」という想いがあったのでキッズラインは以前から気になっており、「会社員の兼業可」という文字に飛びついて応募したのがきっかけです。
広報インターンを始めてから一番驚いたのが、みんなベビーシッターさんと積極的に連携を取って楽しく育児に向き合っているということ。
それまで私の中でベビーシッターをお願いするお母さんのイメージというと、本当に本当に仕事が忙しくて、どうしても無理なときにお願いをして、子どもに「ごめんね」と思いながらお金を払う、そんな印象がありました。
でも、「習い事をさせたいから」「夫婦二人で出かけたいから」というカジュアルな理由でシッターさんに子どもを見てもらう人もたくさんいて、
その根底には、「ベビーシッター= 家庭内だけではできない体験をさせてくれる存在」という考え方があることに気づきました。
実際にシッターさんに会ってみるとわかるのですが、シッターさんは子どもたちを楽しませるプロです。
それまでどことなく「ベビーシッターに預ける=子どもがかわいそう」という印象を持っていた私ですが、「子どもを楽しませるプロであるシッターさんに預けることによって、子どもたちも新しい体験ができる」ということに気づいてからは、ベビーシッターサービスに対する印象ががらっと変わりました。
これからの時代は夫婦で協力して育児に取り組むのはもちろんですが、第三者を巻き込んで子育てをする、そんな本当の意味での「チーム育児」の姿を垣間見たような気がして、
あれだけ子育てに対して拒否反応を起こしていた私が、「子どもができたら楽しそうだな」と前向きな気持ちを持てるようになりました。
「育児」という社会課題に向き合うやりがい
キッズラインの広報インターンでは、主にキッズラインを利用している先輩夫婦のお話を伺い、多様なライフスタイルやキッズラインの活用方法を社会に伝える仕事をしています。
もともと文章を書く仕事の経験はなかったのですが、「私みたいな若い人が子育てに希望を持てるように」という想いで執筆した記事は拙いながらも毎回反響をいただいており、それだけ社会的に注目度が高い課題なのだということを実感しています。
キッズラインが日本の働き方や育児スタイルを変えていることを知り、社会の変化を肌で感じられるのが広報インターンの1番の醍醐味です。
また、自分自身の育児と仕事について考える機会にもなるので、私のように「子育てのイメージがわかない」「キャリアとの両立が不安」という人ほど視野が広がると思います。
子育てにネガティブだった自分を変えてくれた
「キャリアが中断されるぐらいなら、子どもなんていらない」ーーそんな私を変えてくれたのはキッズラインでした。
キッズラインで出会ったたくさんの人達が、知らず知らずのうちに私にかけられていた「母は完璧であれ」という呪いを少しずつ解いてくれたような気がします。
「1人で頑張る必要はない」「誰かに頼ってもいい」「チームで育児をしていこう」
そんなメッセージをこれからも発信できれば嬉しいです。