キッズラインで活躍するサポーターの皆さんに、やりがいや働き方の工夫について伺うインタビュー企画。
ご紹介するのは、キッズラインアワード2026でプロフェッショナル賞を受賞された山本美香さん。大好きな子どもに関わる仕事をしながら、自分らしい生き方も大切にしたい。そう考え、ベビーシッターという働き方を選びました。
デビュー当初は、経験を積むため、片道2時間かけてサポートに向かうことも。地道な積み重ねを経て、今では多くの親子に信頼される存在となっています。ベビーシッターとして働くことで山本さんが手にしたものとは何かについて、お話を伺いました。
「もっと自分らしく、目の前の子どもと向き合いたい」
ーベビーシッターになろうと思った理由を教えてください。
私は子どもが大好きで、保育園の補助勤務や学童保育など、ずっと子どもに関わる仕事に携わってきました。現場での経験を重ねるうちに、組織としてのルールや集団保育の枠組みを超えて、「もっと自分らしく、一人ひとりのお子様としっかり向き合いたい」という気持ちが強くなっていったんです。その理想を追い求める中で知ったのが、ベビーシッターという働き方でした。
ーキッズラインを選んだ理由は何だったのでしょうか?
2024年頃、ベビーシッターとして働きたいと思い、複数のベビーシッターサービスについて調べていました。そんな中、キッズラインでベビーシッターとして働く方たちの声やSNSを見聞きし、「ここなら自分らしい働き方ができそうだ」と感じたためです。
特に、自分の得意なことや自信のある強みを「自分ならではの提供価値」として発信できる仕組みに惹かれました。私はダンスが大好きなので、そうした個性を活かして、お子様一人ひとりに合わせた特別な時間を提供できる。そんな自由度の高さが自分に合っていると思い、応募を決めました。
デビュー後には、片道2時間でもサポートに向かった

ーデビュー後のサポートで、特に意識されていたことはありますか?
サポート経験を積むことを最優先しました。地元での依頼がまだ少なかったので、スケジュールが空いている限りは、片道2時間かかる場所でもお伺いしていました。私を選んでお声がけしてくださったことが何より嬉しかったからです。ラッシュの時間帯に長時間電車に乗るのは体力的にきつかったですが、「私のプロフィールを見て選んでくださった」ということが嬉しくて、ご期待に応えたい一心で頑張っていました。
ーサポートで心がけていることはありますか?
初めて接するお子様の場合は、事前に好きな遊びをヒアリングして、長時間のサポートでも飽きないように準備を欠かしません。工作が好きなお子様なら工作セットを用意します。時には、私の得意なダンスを取り入れることもあります。
最近はYouTubeやTikTokの影響でダンスに興味を持つお子様も多いので、一緒に踊ることで心の距離がぐっと縮まるんです。年齢によって反応は様々ですが、「ベビーシッターさんのおかげでダンスが好きになった」と言っていただけることもあり、そういったときは本当にベビーシッターをやっていて良かったなと感じます。
キッズラインで働き、自信が持てるようになった
ーベビーシッターとして活動を続けて約2年、ご自身の中で変化はありましたか?
一番の変化は、仕事を通じて自信が持てるようになったことです。 キッズラインでは毎回レビューをいただけるので、親御様やお子様から「自分がどう思われているのか」が常に見える環境なのがありがたいです。自分の行動がそのまま評価として返ってくる。その積み重ねが、少しずつ自信につながっていきました。
ー親御様とのコミュニケーションで大切にされていることがあれば教えてください。
笑顔と明るい挨拶で、安心していただけるように心がけています。完了報告では単なる事実確認だけでなく、私が感じたお子様の素敵な一面や、一緒に見つけた小さな発見もあわせてお伝えするようにしています。
そうした日々の積み重ねが、深い信頼関係につながっていると感じる出来事もあります。
例えば、時給改定のご相談をした際のことです。私自身「どうお伝えすればいいか」と何度も考えてしまうほど勇気がいることでした。それでも親御様が「もちろんです」と快く受け入れてくださったときは、本当に温かい方々に恵まれていると感謝の気持ちでいっぱいになりました。そのご期待に応えられるよう、より一層気を引き締めてお子様と向き合いたいと考えています。

「仕事のために生きる」のではなく「生きるために仕事をする」
ー仕事をするにあたって、山本さんが大切にされている考え方はありますか?
私はもともと「仕事のために生きるのではなく、生きるために仕事をしたい」という強い思いを持っていました。仕事はもちろん好きですが、それと同じくらい、趣味や私生活の時間も大切にしたいと考えているからです。
正社員として働いていた頃は、残業や休日対応に追われ、自分自身の時間が削られていくことに強いストレスを感じていました。現在は、趣味のサーフィンを楽しむために湘南へ移住しました。自分でスケジュールを調整し、波が良いときには海へ向かう。そんな自分の「居心地の良さ」を真ん中に置いた働き方を実現できていて、満足しています。
ーサポートで印象に残ったエピソードはありますか?
定期予約で伺っているご家庭のお子様と、お散歩をしていたときのことが忘れられません。お子様がふと空を見上げて、「今日の夕焼けは何色かな?」と言ったんです。その言葉を聞き、ハッとしました。
私自身、湘南に来てから自然への向き合い方が変わり、毎日の空の色に関心を持つようになっていましたが、そのお子様は小さな頃から、日常の自然に感動する豊かな感性を持っていました。なんて素敵な感性なのだろうと感じましたね。サポート先のお子様と一緒に心が動く体験ができる時間は、今の働き方を選んだからこそ得られた、私にとってかけがえのない宝物です。
「ベビーシッターになりたい」サポート先でお子様が発した言葉が嬉しい
ーこれから実現したい夢や、目標はありますか?
一人でも多くの方の力になりたいです。子育ては本当に大変なことの連続だと思うので、私がお手伝いすることで親御様の気持ちが少しでも軽くなったり、ホッとできる時間ができたら嬉しいです。
以前、サポートさせていただいたお子様に将来の夢を聞いたとき、「ベビーシッターになりたい」と答えてくれたことがあったんです。私の姿を見てそう思ってくれたことが本当に嬉しくて、誇らしい気持ちになりました。
私は、大好きなサーフィンを楽しんだり、湘南の自然の中で空の色を眺めたりしながら、自分らしく働くことができています。この居心地の良さが、サポートの際の笑顔にもつながっていると感じます。これからも自分らしさを大切にしながら、親子双方に寄り添っていきたいです。
「親御様に対して、まずは笑顔と明るい挨拶を」とおっしゃる通り、インタビュー中の山本さんは終始柔らかな笑顔を絶やさず、こちらまで心が明るくなるような話しやすい雰囲気の方でした。仕事とプライベートのバランスを重視して、どちらも妥協せずに楽しむ山本さんの生き方そのものが、言葉の端々から伝わってきたインタビューでした。
▼山本美香さんのプロフィールページはこちら


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