数々のヒット本を手がけているカリスマ編集者の箕輪厚介さん。10月1日より、アドバイザーとしてキッズラインに協力いただいています。

なぜ本の編集者である箕輪さんがベビーシッターサービスのプロデュースまで領域を広げるのか?箕輪流・「普通」を育てない教育論とは?大反響の前編に続き、今回は箕輪さんのプロデューサーとしての魅力に迫ります。

前回お話いただいた夫婦喧嘩のエピソードも衝撃だったのですが、箕輪さんがキッズラインのアドバイザーであることに驚く人も多いと思います。

箕輪:アドバイザーの仕事は、経沢さんからお話をいただいきました。キッズラインを全国に展開するにはどうしたらいいのかなど、毎月コンサルティングをしています。

ーなるほど。失礼かもしれないのですが…箕輪さんって育児から最もかけ離れているイメージがあって。

本の編集をやっている箕輪さんが、なぜ全く違う領域であるベビーシッターサービスのプロデュースに携わるのでしょうか?

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箕輪:最もかけ離れてるって(笑)。家事育児をあまりしないことに関しては、まあすみません…。

ただ「本とベビーシッター、全く違う領域でもプロデュースできるのか?」という意味でいうと、できると思っています。

僕は編集者として各業界の超一流の人と話す機会が多いのですが、まったくかけ離れている業界であっても、問いに対する答えを応用できる場面が非常に多いなと感じています。

日々、最先端の生きた知を仕入れているので、それを使わない手はない。イチ編集者としても全く知らないジャンルに飛び込んでいった方が、その経験が掛け算になって自分の実力に返ってくるんですよね。

あらゆるサービスは、みんな同じような課題を抱えています。編集者であることを活かせば、知らない業界でもお手伝いできるなと考えました。

ーなるほど。その「みんな抱えている同じような課題」というのは一体何なのでしょうか…?
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箕輪:当たり前ですけど、いかにしてサービス世に広めるか。認知させて、使ってもらうまで持ってくかという助走の部分に多くの人が苦労しています。

そういった課題の多くは「コミュニティ」をうまくつくっていくことで解決できると僕は思っています。成功しているサービスの裏には、そのサービスのファンコミュニティが紐づいている場合が多いです。

僕がやっているNewsPicks Bookというレーベルから出る本が必ずヒットするのは、そこに緩やかなコミュニティが形成されているからです。

本を届ける時も、闇雲に市場に出すのではなく、同じような価値観をもった読者をネット上でコミュニティ化して、そこに投げるというのが重要になってきています。

応援してくれるファンがいることで、不毛な価格競争や差別化のための差別化に追いやられなくなるんですよね。

これからは本当にファンが喜ぶものを追求し、コミュニティーをプロデュースできるかがサービスの一つの肝になっていくと思っています。

ー本のプロモーションも、ベビーシッターサービスのプロモーションも、コミュニティという意味では本質は同じということですね。

箕輪:そうですね。プロモーション論でいうと、心から熱狂してくれる方と温かいつながりを作っていくイメージです。

コミュニティを形成するためには、作り手側の顔や思想が見えることが大事になってきます。広告をばんと打つのではなくて、愛されるストーリーをサービスに宿すことができるか。そこはもう全部同じような気がしますね。

ー箕輪さんには今プロモーション案件のお仕事が殺到していると思うのですが、やはり「自分が熱狂できるものしかプロデュースしない」方針なのでしょうか?
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箕輪:以前は「本当に自分が好きなものをプロデュースする」という方針だったのですが、最近は少し考えが変わってきています。

本を編集する場合は自分が熱狂していないとダメなのですが、プロデュース業務は課題解決屋さんなので、自分が熱狂とまではいかなくても「価値がある」と思うサービスであれば僕に出来ることはあると思うようになりました。

その意味だと、キッズラインのようなベビーシッターサービスがこれから必要になるのは見えているので、プロデュースするのは面白いなと感じています。

ーありがとうございます。今日は箕輪さんのプロデューサーとしての魅力を皆さんに知ってもらえればと思うのですが、箕輪さんから見て「キッズラインはもっとこうした方がいい」というアドバイスがあれば教えていただけますでしょうか。
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箕輪:わかりました。人の言ったことをまるで持論のように喋るのは得意だから見ててください。

このあいだ落合陽一さんと教育論の話になったときに、彼が「子どもを幼稚園に行かせるのはやばい」という話をしていたんです。

これだけ個性個性と言われていて、自分にしかできないことを見つけなければいけない時代なのに、幼稚園だと「みんな同じにしなさい」という教育じゃないですか。

では彼は幼少期にどんな教育を受けていたのかというと、落合陽一さんのお父さんは、あのジャーナリストの落合信彦さんということもあって、少し特別な教育を受けていたらしいんですね。

父親との記憶はほとんどないけれど、月曜日はピアノの先生、火曜日は運動の先生、水曜日は算数の先生…という感じで、毎日「この分野なら○○さん」という先生や専門家、学生などが来てくれたので、感性が磨かれたそうです。

子どもが小学校に入るまでにやるべきことは五感を磨くことだ」と彼は言っていました。絶対音感や英語って、何才までに身につけた方がいいという時期があるじゃないですか。

小学校に入る前はそういう五感を伸ばす大事な時期なのに、幼稚園に入れてしまうと、ただただ画一的な教育になってしまう。

子どもは好奇心旺盛なので、幼稚園に入れるより、毎日いろいろなスキルを持った先生と出会って五感をフル回転させた方がいいというのが彼の意見でした。

ー確かに、毎日違う先生と接した方が子どもにとっても刺激になりそうですね。

箕輪:そうですね。僕も彼と同じ意見で、画一的な人はこれからの時代で通用しづらくなると思っています。

でも幼稚園の先生って子どもに「普通じゃないからやめなさい」とかって注意しますよね。「普通じゃない」って本来は褒め言葉だと思うんです。

いかに「普通じゃない」かを探し求めるかという時代に、思考停止のまま「普通」を押し付ける教育機関にわが子を預けることは、父親として危機感を覚えてます。

ー急に父親らしさが(笑)。子どもの個性を伸ばすような教育をしたいですよね。

箕輪:はい。その話を聞いて思ったのですが、キッズラインにも工作やピアノ、バイオリンやモンテッソーリ教育が得意なシッターさんがいるじゃないですか。
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そんな風に、何かに特化したシッターさんに子どもを見てもらうことで、「家を4時間空けるからシッティングお願いします」という消極的な活用ではなく、子どもの感性を伸ばすための教育戦略として、家庭教師のようにシッターさんにお願いする。こういう活用の仕方がもっと広がればいいんじゃないかと思いました。

ピアノとかプログラミングの教室に通わせるのって、結局送り迎えが大変なんですよね。

キッズラインであれば、子どもの感性を伸ばすシッターさんをスマホ上で探せて家に来てもらえるので、すごく助かるんじゃないかなと思います。

ー習い事や個別レッスンができるシッターさんが多いところは、まさにキッズラインの強みです。もっと全面的に押し出してもいいのかもしれないですね。

箕輪:そうですね。日本人の悪い癖なのですが、ベビーシッターと聞くとどうしても「お金を払って家事や育児をさぼる」とネガティブに捉えてしまう傾向があります。

子どもの感性を引き出す「習い事」という見せ方をすると、ベビーシッター自体をもっとポジティブに捉えてくれる人も増えるのではないでしょうか。

ー確かにそうですね。キッズラインは「日本にベビーシッター文化を根付かせる」ことをビジョンにしているのですが、難しいなと感じることも多くて。

「こういうプロモーションをすれば爆発的に伸びる」という方法はあるのでしょうか?

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箕輪:こういうサービスって結局、自分の知り合いやSNS上で信頼できる人が「良い」と言っていれば使ってみたくなるものなので、草の根の努力が必要なのかなと思います。

今は同じようなライフスタイルや価値観の人がコミュニティを作っているので、例えば僕やコルクの佐渡島さん、ニューズピックス佐々木さんみたいな人がキッズラインを使い始めたら、まず編集者界隈、起業家界隈に広がりますよね。そうやって、本当の熱を広げていくのがいいんじゃないでしょうか。

ーコツコツと口コミを増やしていくのが近道なのですね。では最後に、キッズラインのプロデュースにかける意気込みをお願いします!

箕輪:働き盛りの親世代にとって、キッズラインは確実に求められるサービスになると思っています。育児インフラの最前線で走っているサービスだからこそ、がっつり協力して本当にメジャーなサービスにしていきたいです。

ライフスタイルを根本から変えるサービスだと感じているので、日本の家庭をハッピーにしていけたらと思います。

ーご自身の家庭もハッピーになると良いですね。ありがとうございました!

今回も箕輪節が炸裂する取材になりました。お子様を安全に保育してもらう時間としてのシッティングはもちろん大切ですが、せっかくお金を払うのだから+αで子供の才能を引き出してくれたり、感性を伸ばす時間になると嬉しいですよね。

箕輪さんの言うように、シッティングを頼むことに罪悪感を持ってしまう人は、習い事として捉えると少し楽になるのかもしれません。

キッズラインには、幼稚園教諭や保育士資格を持ったサポーターさんも沢山いるので、季節の工作も先生を独り占めするような感覚でマンツーマン工作レッスンが可能です。

習い事も兼ねて、工作シッターで子どもの才能を伸ばそう!
https://kidsline.me/information/research-project

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(取材/文:あつたゆか