※この記事は有料note2016年6月~8月に掲載されたものです。
医療の進歩は、やがて人間がなかなか死ななくなるんじゃないかと思うくらいすごいという話を聞いた。
血液を入れ替えられるだとか、IPS細胞で腎臓とか肝臓とか再現できるとか。現在、病と戦っている方々には待ち望む事であり、もちろんそれらの実現は、夢のまた夢の話だと思うのだが、もしか、いつか、自分が生きているうちに本当にそうなったら、どんな社会が到来するのか。
尊厳死が認められるとか(実際に、世界で事例があるらしい)死因の一番が自殺になるんじゃないかとか、いろいろと推測してしまう。
私自身、「自分は120歳まで生きる」という人生をイメージし、計画している。
そんな私が、一番恐れている事、それは、
自分の性格が悪くなること、だ。
健康は自己管理ができるし、仕事をコツコツやっていれば、経済的にもなんとかなるだろう。でも、「社会から孤立」「友達不在」だと、生きていればいるほど、楽しくなくなる。
だれかと、励まし合ったり、協力し合ったりできれば、人生は永遠に希望を持てるだろう。人間は結局誰かのためになる事をするのが、生きる事なのだと私は思うから。
そして、何よりも、縁でも、チャンスでも、きっかけでも、何事も運んでくるのは「人」からなのだ。
だから、私自信が生きていく上で注意しているのは、
年齢を重ねれば重ねるほど、ピュアであろうと意識することだ。
・先入観を持って相手に接する事
・自分の知識や経験が絶対だと思う事
・年齢が上である事が、偉いと思う事
そういうことはさけたいと思っている。私にとってそれは子供と接する事でかなり訓練になっているような気がする。
年齢が上になって、同世代だけでつるんでいたり、同性代だけとしか話が合わないとかになってしまっては、簡単に人生に限界がくるかもしれない。
常に、どの世代でも、どんな属性の人でも、「人」と「人」で接する事が出来るような、謙虚で、フラットで、暖かい人間でいたい。
そして、年齢を経れば経るほど相手の気持ちがわかり、人がたくさん頼ってきてくれて、いつでも、役に立てるような存在になりたい。
そう、私の人生の目標は「花さかばあさん」になることだから。