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待機児童対策の最前線?!保育園に入れなくてもベビーシッターで職場復帰へ—長友好江さん

––簡単に自己紹介をお願いします。



(長友) 2016年の2月末に長女を出産し、産後4ヶ月目の7月から早期復帰をしました。保育園に入園できなかったので、週4日は在宅で、週1日は会社のオフィスに出勤するという働き方をしていて、ベビーシッターさんには週5日、1日8時間来てもらっています。「ベビーシッター半額補助制度」を活用することで会社にシッター代の半額を負担してもらい、シッターを低価格で利用することができています。


(金澤) 管理部部長の金澤です。小学6年生の子供を持つ1児の母でもあります。前職のときはまだ子供が幼く、育児と仕事の両立に頭を悩ませていた経験がありました。社員が働きやすい会社になるよう、制度整備に取り掛かっているところです。

––「ベビーシッター半額補助制度」はどのような経緯で制度化されたか教えてもらえますか?



(金澤) 「ベビーシッター半額補助制度」は長友さんが復帰をするにあたり、シッターをほぼ毎日・フルタイムで利用するということを社長が耳にして社員の負担の軽減を図るために導入されました。長友さんは大事な社員で、働きやすい環境を会社側が整える責任があると思っています。
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––そもそも早期復帰をしようと思った理由は何でしょうか?



(長友)出産前後で仕事を休んでいる間に会社が変化していて、「このままでは知らないことが多くなって復帰時のキャッチアップが大変だな」と感じたからです。会社側は電話会議で近況を伝えてくれたり、社内メールを自宅からも見られるようにしてくれたりと情報共有に協力的だったので焦りはそこまでありませんでした。しかし、「その場にいたいな」という気持ちは拭いきれなかったんですね。会社が成長中ということもあり不在の半年間で社員が増えていたり、新しい商品がリリースされていったりして、少しずつ知らないことが増えていって「その場にいられたら…」と思いましたね。

––早期復帰にあたり保育園ではなくベビーシッターを預け先とした理由はなんでしょうか?

子供が生まれたのが今年の2月末で、その時点で今年4月入園の保育園申し込みは終わっていました。来年4月に確実に保育園に入れるようにするために、ベビーシッターを月極で利用していると保育園の申し込みの際に加点がもらえるので、ベビーシッターに預けることを決めました。
詳しくは前編をご覧ください

––会社としては長友さんの早期復帰をどのように考えられていたのですか?



(金澤)長友さんは会社の「戦力」なので、いつ帰ってきてくれるかなと楽しみに待っていました。


(長友)ありがとうございます(笑)復帰をしたいと伝えたのは4月の下旬で、会社から復帰後の働き方についての話し合いを始めたのが5月の上旬でした。時期として保育園には入れなかったので、自宅に毎日来てくれるシッターさんが見つかったら復帰をすることで話がまとまったんですね。
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(金澤)そこから長友さんが復帰しやすいように調整を始めました。実は弊社にとって長友さんは育児休業取得の第1号。弊社は社員の3分の1が女性で、会社全体の平均年齢も37歳と若いんです。今後出産・育児を経験する社員が増えることが想定される中で、皆が復帰しやすく、働きやすい環境の実現に向けて社員へヒアリングを行いました


その結果弊社で導入した制度が「100時間制度」です。フレックス制度のように「コアタイム」なるものはなく、一ヶ月100時間の勤務とし、場所や時間帯を限定せずに仕事ができるようにしました。もちろん、営業職は営業先に伺う時間など決まっていますから、職種によっては難しいものもあります。


(長友)私の場合、復帰前はコンサルティングでした。復帰後は、コンサルティングの経験を積み新しい職種に転換したいという気持ちがあり、復帰後は会社側の強い希望もあってプロダクト・マネージャーという職種に就きました。このポストは会社が強化したかった部門のポジションであると同時に、社内調整の仕事が増えて時間の融通がよりコントロールしやすくなる仕事でもあったので、会社も私もwin-winの職種転換でした。職種転換した結果としてこの「100時間制度」も活用できています。


この「100時間制度」は復帰の大きな後押しとなったことは事実ですね。時短勤務、在宅勤務が可能なことで、仕事と育児のバランスが保てています。これと「ベビーシッター半額補助制度」の二つが合わさって早期復帰を支援してもらっています。

––仕事と育児の両立がはかれるように復帰前後で職種を変えたということですね。しばしば復帰後の仕事が補佐的業務でやりがいを感じられないと聞きますが、その点はいかがですか?



(長友)そういうことはありませんね。責任のある業務に携われています。補佐的な仕事に回されることで仕事の負担を減らしてもらっているというより、責任のある仕事を任されながら仕事の量を減らしてもらっているという感覚です。

––お話聞いていて会社の配慮が大変感じられます。先ほど金澤さんが「皆が復帰しやすく、働きやすい環境の実現」と口にしていましたが、具体的にどういう環境だと考えていますか?



(金澤)働き方に様々な選択肢があることではないでしょうか。長友さんのように早期復帰ができるように「100時間制度」を設けて時短制度と在宅勤務体制を掛け合わせた働き方ができると、働きやすい環境に近づきますよね。いつでもどこでも働ける環境が必要なのでネット環境といったインフラを整備することが不可欠です。逆に3年育児休業を取得したいという要望があれば、3年休んでから復帰できるような体制にしたいと思います。まだ男性で育児休業を取得している人はいませんが、いずれそういったニーズが生まれることも考えて整備することも必要と思っています。たとえ使われていない制度であっても、「選択肢がある」ということが何よりも大事です。10人いれば10人の働き方があっていいはずです。選択肢はあればあるほど多様な働き方の尊重に繋がると思います。激変する社会において求められていることは、必要ならば新しい仕組みを作ろうとする姿勢です。企業は変化することに柔軟になり、制度を変革していくことが大事なのだと思っています。


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––終わりに ・編集チームより



企業がベビーシッター費用を一部補助する福利厚生制度はすでにありますが、その多くは保育園のお迎えなど数時間程度の利用ならばリーズナブルに利用できる内容にとどまっています。しかし、長友さんのようにほぼ毎日・フルタイムで利用するという社員に対して「半額補助します」と決断できる会社は、まだまだ多くはありません。同時に、会社自体が制度を新たにしていくことに前向きであることが、ベビーシッターの半額補助制度を生み、ひいては「働きがいのある会社ランキング」上位に入る理由の一つなのだと感じましたし、多様な働き方の実現が急務と叫ばれる昨今、コンカーのような企業体制が日本に広まっていくと素敵だなと思いました。


企業が復職する女性社員のために育児支援をするとなった場合、現場では託児所を作ることなどを考えるケースが多いと思います。しかし新たに作ることや維持に、コストや時間がかかります。ベビーシッターならば設備を整えることなく、すでにあるものを使って、必要な時に頼むことができるというメリットがあります。それにベビーシッターの場合は小学生のお子様など託児所で預かれる子供の年齢を超えて対応することができるので、まさに働き方の多様化の実現が可能です。


いかがでしたか?「働き方に様々な選択肢」を作るために、株式会社コンカーの制度や考え方、ぜひ参考にしてみてください!


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